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京都へ行こう❣️【74】

今回は『退蔵院』に行って来ました。
前回と同様、妙心寺の塔頭寺院です。
見どころは、『余香苑(よこうえん)』という美しい池泉回遊式庭園です。

山門(薬医門)

猫好きさんへのサービスショット(ΦωΦ)✧*。
左足の下に敷いてある丸い石が気になります。

観世音菩薩

袴腰の大玄関【重要文化財】

門をくぐると石灯籠のお庭があります。

方丈(本堂)【重要文化財】

『禅』と『剣』の道には精神的な共通点があり、宮本武蔵も修行したと伝えられています。

瓢鮎図(ひょうねんず)【国宝】

日本最古の水墨画(如拙筆)【模本】

農夫が小さな瓢箪で大きな『なまず』をどうやって捕らえるのか?という禅の問題に対して、
図上に『京都五山』の高僧31人の回答が並んでいます。
※京都五山とは京都にある臨済宗の五つ寺院
①天龍寺②相国寺(しょうこくじ)③建仁寺
④東福寺⑤万寿寺です。
この五山の上位(別格)に南禅寺があります。

『元信の庭』【史跡名勝】

枯山水庭園

こちらのお庭は、狩野派の画家(狩野元信)が作庭しています。水が滝より大海に流れ込むまでの様子を白砂によって表現。

庭の背景には常緑樹を植え、一年中変わらぬ『不変の美』を求めたと考えられています。

白砂と石組で禅庭の観念的な世界を表わしています。

次はどんなお庭なんだろう?と、ワクワクしながら石畳を歩きました♡

露地門

こちらの欄間は『なまずと瓢箪』。
真正面のグリーンは紅枝垂れ桜です。
かなり立派な桜の木だったので、春に咲いている所を見たくなりました🌸

『陰陽の庭』陰の庭

パンフレットで見るとかなり黒い砂なのですが、実際に見ると『陰』も『陽』もあまり変わらないような気がします(・・;)💦
ただ『砂紋』には違いが見られました。
陰の庭の方が深くて荒い砂紋です。

陽の庭 

うまく1枚に収まりきらないお庭でした💦
陽の庭は浅く穏やかな砂紋です。
この2つの庭は、物事や人の心の二面性を伝えています。

羅漢石

あずまや

このあずまやとお庭を見てテンションが上がり
思わず『わぁ♡』という声が出ちゃいました!

『余香苑』(よこうえん)

こちらが今回イチオシのお庭『余香苑』です。
設計したのは中根金作氏。昭和の名庭は、完成するまで3年かかったそうです。

このお寺はリンクさんチョイスだったので、何の情報もなく見ましたが、後から中根金作氏のお庭だと分かり『なるほど!』と納得しました。やっぱり美しくて素晴らしいのです✧*。

【中根金作氏のお庭情報】
※『城南宮』←こちらが一番有名✧*。
※『三十三間堂』
※『三室戸寺』
※『金戒光明寺』
※『上賀茂神社』
※『二条城庭園』
※『大徳寺 黄梅園』
※『万博記念公園の日本庭園』など
京都を中心にピックアップしていますが、他にもまだまだあります!

六角形のあずまや

あずまやの中には入れませんでしたが、こちらからお庭を眺めたら美しいだろうなぁと思って撮った1枚です。

水琴窟

この水琴窟も素敵な音色でした。

茶席『大休庵』

こちらにも瓢箪柄

途中まで貸し切り状態で庭園を鑑賞。
優雅なお茶タイムでした。
出てきたお茶とお菓子がこちら。

是什麼(これなんぞ)

退蔵院所蔵の【国宝】『瓢鮎図』にちなんで、『なまずと瓢箪』をあしらった半生菓子です。上品な餡の甘みと季節のドライフルーツの酸味が絶妙でした。

何のドライフルーツなのか当てて下さいと言われ、リンクさんと意見が分かれます。
何ごともパッと決められるリンクさんと、悩みに悩む私。正解はチェリー🍒。
私、奇跡的に正解しました(*´艸`*)♡

季節によってドライフルーツが変わるそうなので、行かれたらぜひ『これ何ぞ?』にチャレンジしてみて下さい。
是什麼(これなんぞ)はお菓子の名前です!

ひょうたん池

三段落ちの滝がひょうたん池に流れ込みます。
この池も『瓢鮎図』にちなんで、ひょうたんの形になっています。

境内案内図

いかがでしたか?
退蔵院は『なまずと瓢箪』だらけです。
美しいお庭に大満足♡♡♡
さすが京都在住のリンクさんセレクトでした。JR『花園駅』から徒歩10分位の場所にあります。桜・蓮・楓、どの季節に行かれても楽しめると思います。

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