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京都へ行こう❣️【110】

今回は、大徳寺の塔頭寺院である『瑞峯院
(ずいほういん)』です。
こちらには、私が大好きな重森三玲が作庭した枯山水庭園があります。

この看板が目印!
チラッとお庭の写真も載ってますね(*´艸`*)♡

もう一つ看板がありました!
どちらの看板にも名前のある『大友宗麟』は
キリシタン大名として有名ですよね!
その大友宗麟が大友家の菩提寺として建立したお寺です。

表門【重要文化財】

前庭

庫裏

こちらが入口。拝観料は400円。

唐門【重要文化財】

唐破風の屋根が葉っぱで隠れてしまいました。

『独坐庭(どくざてい)』

重森三玲 作庭

方丈の前には、寺号である『瑞峯』をテーマにした『独坐庭』があります。
こちらは、荒波に打ち寄せられても雄々と独坐している蓬莱山の風景を表現しています。

絶妙に配置された青石と苔を使った石組みに、重森三玲らしさを感じる事が出来ます♡

こちらは、絶え間なく打ち寄せる荒波がメインになるように、ちょっと引いて撮影。
白砂の立体感を見て欲しい✧*。

どの角度が素敵に見えるかな?と、いろんな所から撮りました(*´艸`*)♡
今回は『独坐庭』をトップ写真にしています。

西側奥には苔と白砂の州浜があり、穏やかな
入り江を表現しています。
飛び石は、茶室『餘慶庵(よけいあん)』に
続いています。

よく見ると瓦や丸瓦が使われています。
一乗寺の『圓光寺』にある『奔龍庭』にも瓦が使われていますが、本家本元は重森三玲が作庭した『独坐庭』です。

方丈【重要文化財】

『瑞峯院』という寺号は、大友宗麟の法名より名付けられました。『瑞峯院殿瑞峯宗麟居士』

『瑞峯院』の扁額

本堂【重要文化財】

野添平米 筆

襖絵は、世界的名山と言われる朝鮮の金剛山とその大自然の雄大さを描いています。

もうすぐしたら団体さんがお見えになるようでお寺の方が襖を開けてまわられていました。
だからこの座布団の数なんだ!と納得。
お庭の緑が見えて、とても開放的✧*。

茶室 餘慶庵(よけいあん)

茶室前の苔が日に照らされ飛び石が映えます。

飛び石だらけ(*´艸`*)♡

『閑眠庭(かんみんてい)』
(十字架の庭)

重森三玲 作庭

方丈北側の『閑眠庭』は、キリシタン大名であった大友宗麟にちなみ、縦に4個、横に3個の
石が配され、石組みが十字になっている事から『十字架の庭』とも呼ばれています。
上の写真の角度でちょうど十字架に見えます。

茶室『安勝軒』

こちらは直接的な波紋。静寂を感じさせます。

このように飛び石が並んでいるので、そちらに気をとられ、パッと見ただけではどこが十字架なのか分かりません。

茶室 安勝軒

大徳寺の中にある茶室で唯一の逆勝手席です。
こちらは中も見れました。

茶庭(ちゃてい)

方丈の東側にある中庭にはキリシタン灯籠が
あります。灯籠の下に刻まれているマリア像のレリーフをわざと地面に埋めて隠しています。

キリシタン灯籠

普通の灯籠より背が低いのが特徴!

井戸

自然をダイナミックに表現した『独坐庭』と
十字架が隠された『閑眠庭』。
重森三玲が作庭したテーマの違う二つの枯山水庭園、いかがでしたか?
青石を使った力強い石組みと砂紋の美しさに
私は大満足でした♡♡♡
こちらは常時拝観出来ます。

【おまけ】

ひこうき雲と鬼瓦

最後までお読み下さりありがとうございます❣️
次回も大徳寺のどこかです。お楽しみに♡♡♡

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