京都へ行こう❣【162】
今回は、妙心寺の『退蔵院』です。
桜の時期に再び訪れたいと思っていた寺院で、私のイチオシです。
見どころは、紅しだれ桜と造園家の中根金作氏によって設計された『余香苑』です。
南総門
山門
山門(薬医門)
開門10分前に到着したのに、すでに一眼レフを持ったおじさま数人が並ばれています。
東京からお越しの女性とおしゃべりをしながら待ちました。
路地門
この紅しだれ桜を無人で撮りたかったんです!退蔵院所蔵の【国宝】『瓢鮎図』にちなんで、『なまずと瓢箪』をあしらった欄間も必見!
紅しだれ桜
満開です🌸🌸🌸
ベストな時期に見れて大満足❤
『陰陽の庭』陰の庭
黒砂を使い、深くて荒い砂紋が特徴。
前回より砂が黒い!そして砂紋も綺麗✧*。
桜の木の影もいい感じです。
『陰陽の庭』陽の庭
陽の庭は白砂で、浅く穏やかな砂紋です。
この2つの庭は、物事や人の心の二面性を伝えています。
羅漢石
あずまや
残念ながら中には入れませんが、座りながら
お庭を眺めたらこんな感じなのかな?と思って
撮ってみました。
水琴窟
『余香苑』(よこうえん)
三段落ちの滝がひょうたん池に流れ込みます。 この池も『瓢鮎図』にちなんで、ひょうたんの形になっています。
このお庭を設計したのは中根金作氏。
完成するまでに3年かかりました。
方丈(本堂)【重要文化財】
杉戸絵
瓢鮎図(ひょうねんず)【国宝】
農夫が小さな瓢箪で大きな『なまず』をどうやって捕らえるのか?という禅の問題に対して、 図上に『京都五山』の高僧31人の回答が並んでいます。
※京都五山とは京都にある臨済宗の五つ寺院
①天龍寺 ②相国寺 ③建仁寺 ④東福寺 ⑤万寿寺この五山の上位(別格)に南禅寺があります。
『元信の庭』【史跡名勝】
こちらのお庭は、狩野派の画家(狩野元信)が作庭しています。水が滝より大海に流れ込む
までの様子を白砂によって表現。
庭の背景には常緑樹を植え、一年中変わらぬ『不変の美』を求めたと考えられています。
いかがでしたか?
開花予想をチェックしまくり、なんとかベストな時期で見る事が出来ました。
静かに美しいしだれ桜を見たい方におすすめの寺院です。
最後までお読み下さりありがとうございます❣