京都へ行こう❣️【94】
今回は、世界文化遺産の『龍安寺(りょうあんじ)』です。
龍安寺を創建した細川勝元の550年忌を記念して、9月30日まで『仏殿・西の庭』を特別公開しています。
参道
しれっと参道からスタートします。
自分でもびっくりなのですが、山門の写真を
撮り忘れていました(ฅฅ*)💦
鏡容池の伏虎島
手水鉢
石の大仏
両端に竹垣が設けられた石段を上った先に、
庫裏があります。
拝観入り口
入ってすぐにこちらの『書』がお出迎え。
方丈【重要文化財】
雲龍図(第六の龍)8面
こちらは、元内閣総理大臣である細川護煕氏が奉納した『玉龍』。
荒れ狂う雲烟の中で知恵の真珠を掴み、満足感に充ちた表情の龍が描かれています。
現在、雲龍図は32面あり7頭の龍が描かれています。来年の春には2頭の龍を描いた8面も奉納される予定で、全40面の九龍図になります。
誕生したばかりの龍が老龍になるまでを描く
大作で、来年の春以降に順次公開を検討されています。
出来る事なら全部を一度に見てみたい( ¤̴̶̷̀ω¤̴̶̷́)✧
扉の彫刻
侘助椿(わびすけつばき)
日本最古と言われる椿の木は、秀吉や千利休もお気に入りだったようです。
知足のつくばい
方丈の北東に据えてある銭形のつくばいには
四方に文字が書かれていて、中央の水穴を『口』の字として共用し、
『吾唯足知(われただたることをしる)』と
読むことが出来ます。
不完全なことに不満を持たず、今あるものに
満足して感謝の心を持つべきという教えを説いているそうです。
禅宗のお寺などで引用される『知足』の心を
図案化したこのつくばいは、水戸光圀の寄進といわれています。
つくばいの文字がよく見えるように、上の写真はパンフレットよりお借りしました。
下の写真は私が撮ったものです。
石庭【国の史跡及び特別名勝】
正しくは『方丈庭園』といいます。
今年の3月まで油土塀の杮葺(こけらぶき)
屋根の葺き替え工事をしていました。
この石庭は幅25m、奥行き10mの広さの枯山水庭園で、一面に白砂が敷かれています。
その上に『大小15個の石』が配されているのですが、どんなに数えても15個見当たらない💦
どの角度から眺めても必ず1個の石が他の石に隠れて見えないように造られているからです。
一般には『虎の子渡しの庭』『七五三の庭』と呼ばれていますが、この石庭の意味は謎に包まれています。
こちらの屋根付きの渡り廊下の先に仏殿があります。
仏殿
昭和56年に再建された総檜造りの建物なので、今もお堂に入るだけで檜の香りに包まれます。堂内の天井画は、日本画家の武藤彰氏が墨と
金泥で描いた『下り龍』。
写真撮影が不可なので、パネル写真でご覧下さい。今回はこちらをトップ写真にしています。
この『下り龍』は悟りを象徴する金色の玉を
前足で掴んでいます。お顔が優しいのも特徴
です。
垂れ槐(エンジュ)
仏殿西側に広がる『西の庭』は、室町時代の庭を復元した約1,000坪ある池泉回遊式庭園です。
垂れ桃
細川廟(ほそかわびょう)
お庭の中央には、龍安寺を創建した細川勝元の木像を祀る『細川廟』が建っています。
勅使門
昭和50年に英国のエリザベス女王夫妻が参拝された時は、この門から入られたそうです。
勅使門の牡丹唐草の欄間が美しいので、ぜひ
アップにして見て下さい。
パゴダ
第二次世界大戦において、ビルマに派遣され命を落とした戦友のために建立されたものです。
納骨堂
大石
境内各所に大きな岩がたくさんあります。
西源院(湯どうふ)
龍安寺の境内にある湯豆腐と精進料理のお店。
『七草湯どうふ』が名物です。
藤棚
鏡容池(きょうようち)
四季折々の美しい自然を堪能できる『鏡容池』ですが、睡蓮を見るにはちょっと遅かったようです。
弁天島
境内案内図
いかがでしたか?
『龍安寺』って『妙心寺』の塔頭寺院だったんですね。そんな事も知らずに、プライベートのモヤモヤした気持ちを落ち着けたくて『石庭』を見に行きました。
静かに眺めたかったのに、修学旅行生を案内するタクシーのおっちゃんの声が大きい!
そして外国からの観光客が多いのが印象的でした。(訪れたのは7月13日です)
絶賛モヤモヤ中の私には、『知足のつくばい』の意味が響きました。
今あるものに満足して感謝の心を持つべき。←
ドキッ!今の私は不満が先走ってるかも。
おかげで心を浄化する事が出来ました。
最後までお読み下さりありがとうございます❣️