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京都へ行こう❣️【46】

今回は、京都大学の近くにある『重森三玲庭園美術館』に行って来ました。
吉永小百合さん主演のシャープの液晶テレビ、アクオスのCM『モダン山水の庭』のロケ地にもなった所です。
めちゃくちゃ地元。実家から歩いて行ける距離に美術館がありました♡
重森三玲氏は、昭和を代表する作庭家です。

招喜庵

パネルに、建物や重森三玲氏の経歴などが書かれています。予約時間になるまで、こちらを見ながら待ちました。

 ぽつんと1つ『輪違い』の家紋。
 気になったので調べちゃいました。

庭園美術館入り口

 時間ピッタリにこの門が開きます!
 もちろん館長さんの手動で。

 美しい苔と大きな青石がお出迎え♡♡♡

書院から見た前庭
書院【国登録有形文化財】

 こちらで館長さんのお話を聞きながら、
 ゆっくりお庭を眺めました。
 4人だけだったので、気軽に質問も出来て、
 ベストポジションもスムーズに譲り合い♡

前庭が表現しているのは『蓬莱神仙』の世界。
使用している石は、徳島・阿波産の青石です。
中心にある三尊石組みの前にある平らな石は、
元々ここにあった『礼拝石』をそのまま使用。
元は、吉田神社の神官の邸宅でした。

白砂で見立てた海に舟石が据えられています。

青石を好んで多く用いられている理由は、水に濡れると青い光をまとい、極楽浄土を思わせる様な色合いに変化するからです。

茶席からの眺め

丹波鞍馬石の敷石を『州浜模様』にあしらい、砂紋で波を表現しています。
縁側は1枚板のケヤキの木で出来ています。

茶席の前庭

 リズミカルに並んでいる小さな飛び石を
 踏まない様に注意をしながら撮影。

 こちらは、茶室へ向かう際に身を清める為に
 作られた蹲踞(つくばい)です。

茶席『好刻庵』
【国登録有形文化財】

重森三玲氏デザインの襖絵 

日本画家を目指していた重森三玲氏がデザインした波の襖絵は、前庭の『洲浜模様』とピッタリ連動しています。
私は、この市松模様の襖絵にすばやく反応♡
よく似たのを見た事があります。
東福寺にある『光明院』の襖絵です。
館長さん曰く、こちらが本家本元との事✧*。

東福寺『光明院』の襖絵

水屋前の坪庭

 三石で組まれている坪庭です。
 この場所(角度)からだけ撮影が可能です。

 最後に入り口前で撮った1枚。

現在、メールでの事前予約制となっています。
月曜日が休館日。
2週間前までの予約が可能。
午前は11時、午後は2時の2回。
毎回約12名で満席。

いかがでしたか?
見どころは書院から見た前庭なのですが、館長さんとの会話をいかに楽しめるかで、満足度がかなり変わると思います。
最初は気難しそうに見えた館長さんですが、帰る頃にはよく話される人なんだなぁと、イメージがガラッと変わっていました。

重森三玲氏のお庭と言えば、京都だと
『東福寺』『光明院』『龍吟庵』『松尾大社』『大徳寺・瑞峯院』あたりが有名なのですが、
『貴船神社』の奥に『天津磐境』という石庭があると教えて頂きました。
こちらは期待して行くとガッカリするので、
何かのついでに見て下さいとの事でした。

もちろん『貴船神社』にも行くつもりですが、まずは『大徳寺・瑞峯院』に行きたいと狙っています(ΦωΦ)✧*。
『龍吟庵』は、残念ながら修繕工事中らしい。

【おまけ】ハートっぽく見えた石♡

秋のワンダーフォーゲルさんのコメントを見てこの場所を知り、予約を入れました。
教えて下さりありがとうございました♡