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京都へ行こう❣【218】

妙心寺の塔頭シリーズ。
第2回目は、通年公開されている『大心院』
です。

山門

12月2日撮影

大心院は1479年、細川政元が上京区に建立し、細川幽斎によって妙心寺に移建されました。

前庭

この縦長のシルエットは、謎の石像。

四方仏

門には立派な『龍』の彫刻が施されています。

拝観入口

拝観料は、大人300円です。

方丈南庭『切石の庭』

中央の『花壇』が特徴的な枯山水庭園です。
奥に見えるのは祖堂。

苔地と白砂の洲浜が左右に広がるお庭で、
白砂にある『延段』が祖堂へと導きます。

※『延段』とは、庭に設置された石張りの通路のことで『敷石』とも呼ばれます。
切石の庭の『切石』は『延段』のことです。

今回はこちらをトップ写真にしています。
実際にはこんな感じ。鐘は端っこにあります。

竹林と鳥の杉戸絵

方丈東庭『阿吽庭』

スギ苔と白砂の調和が大変美しい枯山水庭園に
テンションが上がります♡⤴︎⤴︎ 
作庭したのは中根金作。
私は中根金作と重森三玲のお庭が大好き❤
この二人は、私の推しの作庭家です。

※中根金作は、アメリカの日本庭園雑誌で、
20年連続日本一に選ばれた『足立美術館庭園』を作庭しています。

白砂と苔地の陰陽、その境目は緩やかな曲線になっています。
そして、そびえ立つ木にも目を奪われます。
この存在感!

スギ苔で覆われた築山に三尊石組があります。
五色・十七個の石を配して、龍が天に昇ろうとする姿を表現しているそうですが、私に分かるのは、手前にある『鞍馬の赤石』がアクセントになっている事ぐらいです。

扉の『木の模様』を撮った1枚。
行き止まりだと思っていたのに、この奥にもう一つお庭があった様です。
確かに『押す』って書いてますが、小さすぎて見逃しました。

巡照板(じゅんしょうばん)

大心院は『宿坊』もされているので、木槌で叩いて時を知らせる『巡照板』がありました。
『阿吽庭』を目の前にして休めるお部屋もあります。

キリシマツツジ

釣り灯籠①

中庭にあるキリシマツツジは、毎年春になると真っ赤な花を咲かせます。

釣り灯籠②

いかがでしたか?
大心院は、シャクナゲやキリシマツツジの咲く春がおすすめです。
釣り灯籠や高い木の撮影には満足しましたが、見落としたお庭がやっぱり気になります。
ネットでは見ましたが、春にリベンジするかもしれません。

この建物が宿坊

次回は、妙心寺の塔頭『桂春院』です。
お楽しみに♡♡♡