京都へ行こう❣【146】
今回は『今宮神社』を通り抜けした先にある『あぶり餅』を食べ比べしてきました。
『京の冬の旅』で特別公開している15か所の中から、3か所を拝観してスタンプを集めると、お茶やお菓子などで『ちょっと一服』出来る
特典が受けられます。
大徳寺の『三玄院』、『芳春院』、『総見院』でスタンプをもらったので、リストの中から『あぶり餅(5本)とお茶』を選びました。
あぶり餅のお店は、2軒あります。
『かざりや』
かざりやさんの創業は江戸時代。
400年余りの歴史があるお店です。
奥のお座敷で頂きました。
この左側に素敵な『丸窓』があったのですが、他のお客様が食べていらっしゃったので撮影は諦めました。
『ちょっと一服』のサービスなので5本です。
※『あぶり餅』とは、きな粉をまぶした一口大のお餅を竹串に刺し、炭火で炙ったあとに甘めの白味噌のたれをかけたものです。
京都出身なのにあぶり餅を食べるのは初めて。
柔らかくて白味噌のたれが美味しい(*´艸`*)♡
1人前を注文すると、この倍ぐらいはあるはずです。
『食彩アドコム@食こそ温故知新』さんより、あぶり餅の食べ比べと今宮神社の『なまず』を探してみて!というミッションコメントを頂いていたのでもう一軒のお店にも行きました!
『一文字屋和輔(一和)』
一和さんの創業は平安時代。
1000年以上も前から続くあぶり餅屋さんです。
店先でも食べれますが、こちらも奥のお座敷で頂きました。
お座敷が2つあって、まだ誰もいらっしゃらない方のお部屋へ。
note仲間のリンクさんが、さらっと4人前下さいと注文され、出てきたお皿を見てびっくり!
さっきと量が違いすぎて笑ってしまいました!
この写真で2人前です。
『えっ!私も2人前食べるの?』←心の声
一和さんは、焦げ目が多いのが特徴。
白味噌のたれのお味が微妙に違うような気がしましたが、どちらのお店も美味しかったです。
こんなにたくさんと思っていたのに、ペロッと完食できました!
順番が逆になりましたが、ここからは今宮神社の『なまず』探しです。
大徳寺から今宮神社までは歩いてすぐでした。
『今宮神社』は、京都で流行した疫病を鎮めるために無病息災を祈ったことが起源で、人々がお供えした白い丸餅をあぶり、無病息災・子孫繁栄・長寿などを願って食した事から、今宮神社への参詣の帰りにあぶり餅を食べる事が習わしとなりました。
楼門
朱色の楼門が美しいのでアップで見て下さい。
可愛らしい雪だるまがお出迎えしてくれました。今回はこちらをトップ写真にしています。
拝殿【登録有形文化財】
境内には雪が残っていて、青空のもと雪の帽子を被った狛犬ちゃんが映えます♡
拝殿の上部に飾られている『三十六歌仙』は、全て『西陣織り』で作られているそうです。
今宮神社で一番気になったのが拝殿に飾られていた『三十六歌仙』なので、いろんな角度から撮ってみました。『格天井』も好きなんです♡
本社
疫社
紫野稲荷社
紫野稲荷社の御祭神は『伏見稲荷大社』と同じ
宇迦御魂命(うがのみたまのみこと)を祀っています。
織姫社
西陣織りの業祖神を祀った織姫社は、技芸上達の神、西陣の氏神として信仰を集めています。
八社【登録有形文化財】
阿呆賢(あほかしさん)
今宮の奇石・阿呆賢さんは古くから「神占石(かみうらいし)」といわれ、石を撫でた手で身体の悪いところを摩ると、健康の回復を早めるそうです。
また、『重軽石(おもかるいし)』ともいわれ願い事を占う事もできます。
宗像社【登録有形文化財】
この社に『なまずの台石』がありました!
境内をぐるぐるまわりましたが見つけられず、神社の方に教えてもらいました。(*ノ>ᴗ<)テヘッ
こちらは、あぶり餅屋さんへ続く橋の手前にあります。朱色の美しい橋でしたが、その先の
東門の前で女性2人の袴姿の撮影会をされていたので、橋も東門も今回は写真なしです。
宗像社は『弁天さん』とも呼ばれ、なまずは
神の使者として彫られたといわれています。
なまずをモチーフにした可愛いお守りも売っていました。赤と白があり、赤い方は一瞬エビと見間違えました!スミマセン(笑)
いかがでしたか?
あぶり餅は『かざりや』さんの方が柔らかくて甘かったような気がしますが、なんせ5本しか食べてないので、20本近く食べた『一和』さんの香ばしい記憶しか残ってない(笑)
リンクさんは、10人前ぐらい食べれそうとの事でした(*´艸`*)♡
竹串は今宮神社に奉納された斎串を使用。
あぶり餅の『あぶる』ことにも厄除けの意味が込められています。
病気封じや厄除けのご利益がある門前菓子として今に伝わる『あぶり餅』は、絶品でした!
どちらのお店も水曜日が定休日なので、気をつけてお出かけ下さい。