京都へ行こう❣【220】
妙心寺の塔頭シリーズ。
第4回目は、通年公開されている『退蔵院』
です。
山門(薬医門)
拝観料は、大人600円。
お寺を拝観する時は、千円札を多めに持ち歩くように心がけていましたが、お財布には一万円札しかない状態で、小銭も足りません。
これはピンチ💦
受付の方に、一万円札しかない事を伝えると
お釣りはちゃんとありますよ!と笑顔で対応して下さいました。良かった〜!
庫裏前のスペースには、自分だけのオリジナル
石庭が作れるコーナーがあります。
たくさんある石の中から選べます。
誰かが選んだ石のまま、砂紋だけ自分で引いてみました。
袴腰の大玄関【重要文化財】
方丈(本堂)【重要文化財】
禅と剣の道には精神的な共通点があるため、
江戸時代には剣豪・宮本武蔵も修行に励んだと伝わります。
杉戸絵
瓢鮎図(ひょうねんず)【国宝】
農夫が小さな瓢箪で大きな『なまず』をどうやって捕らえるのか?という禅の問題に対して、 図上に『京都五山』の高僧31人の回答が並んでいます。
※京都五山とは京都にある臨済宗の五つ寺院
①天龍寺 ②相国寺 ③建仁寺 ④東福寺 ⑤万寿寺この五山の上位(別格)に南禅寺があります
『元信の庭』【史跡名勝】
こちらのお庭は、狩野派の画家(狩野元信)が作庭。白砂で、水が滝より大海に流れ込むまでの様子を表現しています。
庭の背景には常緑樹を植え、一年中変わらぬ『不変の美』を求めたと考えられています。
いよいよ昭和の名庭『余香苑』へ向かいます。
路地門
退蔵院所蔵の【国宝】『瓢鮎図』にちなんで、『瓢箪となまず』をあしらった欄間は見どころのひとつです。
枝垂れ桜が綺麗な春の写真も載せておきます。
『陰陽の庭』陰の庭
陰の庭は、黒砂を使い深くて荒い砂紋が特徴。
『陰陽の庭』陽の庭
陽の庭は、白砂で浅く穏やかな砂紋です。
『陰陽の庭』は、物事や人の心の二面性を伝えています。
羅漢石
あずまや
茶席『大休庵』
大正ガラスに映りこむお庭のリフレクションを楽しんでいます(*´艸`*)♡
瓢箪窓
腰掛待合
腰掛待合から見る『余香苑』が、一番美しいと思います。
『余香苑』(よこうえん)
三段落ちの滝がひょうたん池に流れ込みます。 この池も『瓢鮎図』にちなんで、ひょうたんの形になっています。
このお庭を設計したのは、『足立美術館庭園』や『城南宮』でお馴染みの中根金作です。
私の推しの造園家です❤
いかがでしたか?
秋の『余香苑』は絶景でした🍁
秋の妙心寺シリーズは今回で終了。
私はどの塔頭のお庭も楽しめましたが、その中のイチオシは退蔵院。
造園した中根金作の凄さが際立っています。
静かに美しいお庭を眺めたい方にピッタリの
寺院です。
最後までお読み下さりありがとうございます❣