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京都へ行こう❣【119】

今回は、山科にある『安祥寺』です。
通常非公開の寺院ですが、7月に完成した
『青龍殿 蘚苔蟠龍(せんたいばんりゅう)』
お披露目の特別拝観が9月にあり、初日に行って来ました。

秋の特別拝観の日程は、11月19日〜27日です。
夜間特別拝観も実施されます✧*。

観音堂(本堂)

観音堂には、ご本尊の十一面観音菩薩立像。
その他に、四天王立像、不動明王立像、
徳川家康坐像が安置されています。
撮影不可なので、今回はパンフレットの写真とホームページの画像をお借りしました。

※ホームページより

十一面観音菩薩立像【重要文化財】

※パンフレットより
奈良時代 作

徳川家康坐像

※パンフレットより
江戸時代 作

『鎮守青龍殿』の修復と周辺整備の様子が
分かるパネルがありました。

『観音堂』の左側にある階段を上ると、
修復された『青龍殿』の鳥居が見えてきます。

『階段が好き』さんに見てもらいたくて撮ったこの写真は、白い鳥居と木の根がポイント✧*。

『青龍殿蘚苔蟠龍(せいりゅうでんせんたいばんりゅう)』

昭和28年に青龍殿内から中国唐時代の石灯籠の石柱が発見され、『蟠龍石柱(ばんりゅうせきちゅう)』と名付けられました。

蟠龍石柱

※パネルより
現物は京都国立博物館に寄託

青龍殿の庭園には白砂が敷かれ、雌雄の龍を
苔で表現。
龍は『蟠龍石柱』がモデルになっています。

西側の雄龍は力強く隆起し、今にも天に昇ろうとしている姿。東側の雌龍は穏やかに蟠を巻いて、雄龍を見守っている姿なんだそうです。

今まで石で龍を表現した枯山水庭園は色々見てきましたが、苔で表現しているのは初めて。

左側にちょっとした展望台みたいなのがあり、
そちらからも撮影しました。

多宝塔跡

明治39年の火災で多宝塔は消失しましたが、
五智如来坐像は、当時から京都国立博物館に
寄託されていて無事でした。

五智如来坐像【国宝】

※ホームページより

地蔵堂

地蔵堂には、地蔵菩薩坐像が安置され、素晴らしい極彩色の草花の天井画があります。
どちらも撮影不可ですが、どうしても天井画は見てもらいたくてホームページより画像をお借りしました。

草花の天井画

※ホームページより

大師堂

弘法大師空海により日本に伝えられた真言密教は、平安時代の末には十二の法流に受け継がれ
ました。その一つが『安祥寺流』。

弘法大師像

※パンフレットより
江戸時代 作

弁天社

まわりに小さな池があったのでリフレクション撮影✧*。

薬医門

御朱印を集めている方はこちらへ。
この奥で受付されています。
『こうやくん』のパネルが可愛い♡♡♡

楼閣堂

いかがでしたか?
めったにお目にかかれない十一面観音菩薩立像は美しく、極彩色の天井画も好きなのですが、座ってゆっくり眺めるタイプのお庭ではなかったのが残念。
夜間拝観では、竹灯籠が見せる幻想的な京都の秋が楽しめるはずです。
(『ひかりの京都 2022』参加寺院です)

地下鉄東西線『山科駅』から徒歩約10分。
トンネルを越えた坂の上にあります。

【おまけ】

最後までお読み下さりありがとうございます❣️

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