ヘアドネーションをした話
noteでは私がどんな見た目をしているか分かる人はいないと思うのですが、実は先日、トレードマーク(?)の髪をバッサリと切りました。
それも、35㎝。
高校3年の秋に初めてヘアドネーションしてから、かれこれ4年。また寄付できたことを嬉しく思いながらも、急に短くなった髪を見て、何だか寂しくなっています。
大学に入るまで、そして入ってからこれまで、ずっと自分のそばにいた友達を失ったような……体の一部を失ったような(実際に失っていますが)……、そんな気がするからです。
でも、やはり、誰かの笑顔に繋がるという喜びも大きいんですよね。
というわけで、今日は、私がどこに髪を寄付したのか、そもそも、なぜヘアドネーションを始めたのかについてお話ししたいと思います。
1.どこに髪を送るのか?
私が髪を寄付したのは、Japan Hair Donation & Charity(通称 JHD&C /ジャーダック)というNPO法人です。公式HPはこちら↓
今回は、賛同サロンではなく、行きつけの(と言っても10年近く通っていた美容院は、コロナ禍でなくなってしまったので、行くのは2回目の)美容院で切っていただいたので、髪の毛の送り方は、こちらのサイトでしっかり調べました。(話の本筋ではないのですが、ほぼほぼ新規の客の頼みを快く聞いてくださった美容師さんたちには感謝しかありません……!)
2.寄付した髪は、誰のために使われるのか?
公式HPからの引用になりますが、JHD&Cは、
つまり、寄付した髪は、病気などで髪を失った子どもたちのための医療用ウィッグになるのです。
と語る子どもたちもいるとのこと。髪を伸ばすのには時間がかかりますが、誰かの気持ちを明るくできるというところに、ヘアドネーションのやりがいがあると感じています。
3.なぜ、ヘアドネーションをしようと思ったのか
私がヘアドネーションを知ったのは高校の頃で、きっかけは、テレビでした。内容はよく覚えていませんが、「これなら私でもできる!」と思ったのを覚えています。
高校1年の時に両膝を怪我してからしばらく、私は、歩くので精一杯の生活が続いていました。その頃の私は、誰かのために何かをしようと思う余裕も能力も、皆無に等しかったのです。
でも、髪を伸ばすことはできる。そう思いました。
それに、怪我を通して、他の人が当たり前にできることができない辛さを身に染みて感じていたことも大きかった気がします。
両膝が悪いので体育に参加できないのはもちろんのこと、登下校すら一苦労でした。何事もなく生活できている周りの人たちが何とも羨ましく、たまらない気持ちでいました。
だからこそ、病気で髪を失った子どもたちの気持ちが、少しは分かるような気がしました。そして、高校3年の時、初めてヘアドネーションをしました。
4.今、思うこと
今思うことは、一刻も早く、ウィッグが必要としている誰かに届けばいいな、ということです。
それから、もう2つ。
1つは、今、髪を伸ばしている人たちが、年齢・性別に関わらず、気持ちよく髪を伸ばせる社会であってほしいな、ということです。
ヘアドネーションのために髪を伸ばすと、そこそこ目立つ長さになりがちです。その時の周囲の視線があたたかいものになったら、嬉しいなぁと思うのです。(就活の時、色々と思うことがありました。ここに書くと長くなってしまうので書きませんが……、今は見た目で判断される社会なのだと感じました)
もう1つは、人と違うことを、その人自身も、周囲も、受け入れられるような社会になったらいいな、ということです。
そもそもなぜウィッグが”必要”なのか? ということを考えた時、やはり、周囲の視線が気になるから、というのも大きいと思うんですよね。(人それぞれ、色々な考え・気持ちがあるので、一概には言えませんが)
先ほどの「年齢・性別に関わらず、気持ちよく髪を伸ばせる社会であってほしい」で書いたことと同じことの繰り返しのようになりますが、周囲と違うものを排除する傾向が、今の社会では強いと感じます。
もちろん、優しい人だって沢山いるので、嘆くつもりはありません。
ただ、もっと、お互いの違いを認め合える優しい社会になったらな、と思うのです。
(社会というと他人事っぽいですが、社会の構成員は私たち個人なので、まずは自分の心から、ですね)
と、そんなことを考えながらJHD&CさんのHPを見ていたら、とても心に響く一文を見つけたので(団体概要の代表者メッセージです)、最後にこちらをシェアしたいと思います。↓
↑髪を切る、以外の支援方法もありますので、ぜひご覧ください(*´∇`*)
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