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銀杏BOYZ特別公演山形のロック好きの集まり2023はじめての推し活ファンムーブ

シベリア鉄道乗り換え山形駅で降ります。

JR新幹線つばさ135号山形行きは、まだ雪の残る銀世界を過ぎて、山形駅に着いた。

前回の銀杏BOYZ特別公演、「君と僕だけが知らない宇宙へ」が僕の26年間の人生で初めてのアーティストのライブ体験だった。前回は初めてで分からないことが多く、拝むように銀杏BOYZを見ただけだし、浴びるように音楽を聴いていただけのように思う。それでも最初の衝撃と感動を超えるものはないのかもしれない。

今回は2回目、しかもボーカル峯田和伸にとって山形は凱旋であり、聖地である。勝手に特別な思いで自分も臨んだ。

山形駅に着くと、会場は駅のすぐそばで、早速グッズ販売へと向かった。そう前回のライブのファン達を見て憧れたこと、それは物販で買ったものを着てライブに臨むことだった。
グッズはフォトTシャツだったり、ロンTだったり、ユニフォームだったり、様々あった。僕は白地で緑の手書きのフォントでgingnangboyzと書かれたロンTにした。
これを着てライブに臨むんだ!そう意気込んだ。あとで思ったことだが、BOYMEETSGIRLのTシャツ可愛かった。
ポスターが好きで家に飾りたいのでもちろんポスターも購入。峯田のアクリルキーホルダーも2つ買った。

マスク外してよ。いや逆に時代か。

いよいよ開場の17時になる。物販で買ったロンTを着て向かった。ぞろぞろとファン達が集結していく。明らかに峯田に憧れた同じ髪型の人がちらほらいる。そうこれこれ。これがファン達なのだ。その1人に僕もなりたい。

とうとうそのときはやってきて、3時間あっという間だった。本当は3時間の中身も言語化したいのだけれども、上手く言葉にできる自信がない。
ライブ中の声出しがOKになって、人々が峯田ー!と叫ぶ。彼の歌でみんなが拳を突き上げて歌う。
みんなで歌ったBABY BABYの中に自分がいる。それは会場のやまぎん県民ホール全体が熱を帯びたひとつの生命体のようで、そしてその生命体の心臓部が峯田和伸だった。ちっぽけな自分が巨大な生命体の一部になった瞬間に気付いて涙が止まらなかった。ひとりぼっちたちが集まってひとつになる。それは峯田和伸、あなたのおかげだよ。

GOING STEADY時代の東京少年という曲も歌われ、古くからのファンにとっては激アツだったみたいだ。僕はファン歴が浅くて、ゴイステ時代の曲はそこまで詳しくなかったのでその激アツ感に触れれなかったのは少し残念だった。古参ファンの皆さま僕に銀杏講座開いて下さい。

嬉しかったファンムーブはTwitterでファンの人と繋がれたことだ。僕は人の好きなものを基本的に否定したくないし、自分の好きなものを好きになってくれとも思わない。ただ同じものが好きという事実はなんだか、導かれているようで不思議な感覚になる。もともとnoteのために作ったアカウントだったので銀杏BOYZアカウントのつもりはなかったのだけれども、繋がることができて嬉しかった。
いつかお会いしたり、一緒にライブに行ける関係ができたりしたらいいななんて思ったりもする。それこそ僕にロックと音楽教えてください。

最後のファンムーブは聖地、峯田和伸の実家の電器屋さんである峯田電器エルワンミネタに行ったことだ。何か1つでも買って帰ろうと思ったけど定休日だった。(ちなみに事前に調べて向かったご飯屋さん全部なかったり、定休日だったりした)ただ彼が育った地で同じ空気に触れることができて感慨深かった。


2回目のライブに行って思ったのは、やっぱり生ものはその日その場所でしか味わえない感動があるということだ。3月4日の夜に「ロックンロールは世界を変えて」と叫んだことを僕は忘れない。月面のブランコが揺れるも、ストロベリーフィールズの夢も、曇った君の声は僕を走らせるも、いまだに意味は分からないけど、少しずつ自分の中に溶け込んでいる。叫べば叫ぶほど何かに近づくのが分かる。
もっともっと銀杏BOYZを聴き続けたいし、ライブに足を運びたい。

そして2023年はアーティストのライブ、お笑いライブ、演劇、色んな生ものに触れていきたいな。

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