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【勉強エッセイ】人類の出現と文明の誕生

 こんにちは。火花です。
noteでは日記、エッセイ、小説を書いていたのですが、新たに【勉強エッセイ】というジャンルで僕が勉強し、学んで感じたことを書いていこうと思います。
インプットしたことをアウトプットすることで、学んだことを自分の中に構築していきたいです。

僕が25歳で能動的に勉強をしようと思った理由はこちらの記事に書かれています。

 そういうわけで世界史の勉強をはじめました。

使った教材は山﨑圭一さん著の「一度読んだら絶対に忘れられない世界史の教科書」になります。

序章は人類の出現と文明の誕生です。

人類の出現

 

とったメモ

今からおよそ700万年前に人類はアフリカに誕生し、猿人→原人→旧人→新人と進化していった。

猿人の頃はまだ脳の容積が今の三分の一しかなく、言語や火はまだ使えなかった。

原人になり、人類は世界各地に広がっていく。この頃言語や火を使えるようになったと言われている。

そして旧人になり、人類は死者をいたむ精神文化を持ったと同時に、戦闘の痕跡も残っていることから、人類の戦いの歴史はここから始まったとされている。

20万年前、現代の人類と体つき、脳の容積が同じ新人になり、この頃から狩猟と採集を行うようになった。フランスやスペインでは洞穴美術が発見されている。

700万年前というのが、いったいどれくらい前なのか想像できないが、人類の歴史はかなり長そうだ。長い年月をかけて、僕らは言語を手にしたり、火を使ったり、死者を悼むようになったり、絵を描いたりできるようになった。今から何万年後、人類はどうなっているのだろう。その前に絶滅してなければいいが、もうすでに僕らは自滅し合っているような気がする。

旧人時代に死者を悼む精神文化があったという事実は少し嬉しい。僕らはずっと前に悲しみという感情を手にしているのだ。このずっと前から備わった感情は、僕らの中から消えて欲しくない。

僕は大学時代、生物のDNAの分析から、その生物がどこからどのように移動してきたかを研究する、生物地理学的な研究をしていた。

生物地理学的な観点で言うと、アフリカ起源の人類と海の隔たりがある島国日本のDNAはかなり遠い。僕ら日本人は人類で言ったら新参者の新参者だろう。最初に日本に渡った人類はいったいどんな思いで海を越えていったのだろう。

文明の誕生

とったメモ

 文明の誕生の根源は地球の温暖化だ。

一万年前、地球はほぼ現在と同じ気候になったと言われている。

暖かくなった気候に合わせて、人類は生活できるようになった。
狩猟や採集に加えて、食料を自分でつくって食べるようになったのだ。人々は定住し、人口は増大していく。

特に温暖化の影響は中緯度地域に大きな影響を及ぼすことになる。中緯度地域では、降水量より蒸発量の方が大きくなり、生活や農耕の水を求めて、大河のほとりに人々が密集していく。そうして都市が生まれ、畑づくり、水路づくりの技術が向上し、文明が発達していった。

どうやら文明の発達には人口の集中が必要のようだ。水が高いところから低いところに流れるように、足りないものを求めて、人々は流れていく。それは水だったり、穀物だったりする。

僕らは"ある"ところに集まるのだ。この"ある"は決して努力によるものではない。資源だったり、気候だったり、環境だったりする。そして人々は集まると、人口の分だけあらゆる需要が増加する。その需要にこたえるべく、僕らは文明を発達させていく。

きっとあらゆる原動力は、"足りない"と"欲しい"からはじまるのだろう。

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