諦めるな。幸運が味方してくれるよ。
たまたま母の思い出の映画「ネバーエンディング・ストーリー」が放送されていました。
迷いましたが、興味もあったので一緒に観ることにしました。
結論、思った以上に面白かったです。
あらすじと、心に響いた名言を添えて書いていこうと思います。
「ネバーエンディング・ストーリー」あらすじ
主人公のバスチアンはいじめられっ子で、母を亡くし父と2人の暮らしをしています。
ある日、いじめっ子から逃げた先の書店で、「ネバーエンディング・ストーリー」という本に触れます。
バスチアンは本が大好きなので、変わった雰囲気のこの本に興味を示します。
しかし、何故か店主には「この本は危ないよ」と忠告をされてしまいます。
ところがバスチアンはどうしても読みたかったようです。
「必ずお返しします」というメモを残し、その本を持ち帰ってしまいました。
バスチアンは早速「ネバーエンディング・ストーリー」を読み始めます。
物語は、滅亡の危機に直面した世界、「ファンタージェン」が舞台。少年アトレイユが世界を救う為にひとりで旅立ちます。
個性豊かなキャラクター達、出会いや別れ、風変わりな世界観をまるで主人公アトレイユと感覚を共有するように、バスチアンは物語に没頭していきます。
しかし、店主の言った通り「ネバーエンディング・ストーリー」はただの本ではありませんでした。
物語を読み進めるたびに、バスチアンは次第に不思議な体験をしていくことになります。
物語を読むバスチアンの視点と、物語の世界を冒険するアトレイユの視点で話が進行していきます。
物語が進むにつれて両者の視点が近づいていく描写が、古い映画にも関わらず斬新に感じました。
造形やストーリーを観ていく中で、「この作品に影響を受けた作品も多いのでは?」と勘ぐってしまいたくなるような描写も多いです。
ビジュアルもストーリーも楽しめる、かなりの良作映画だと感じました(^∇^)
響いた名台詞
中盤でアトレイユを助けてくれる、この映画の象徴的存在「ファルコン」の台詞です。
今日のタイトルの通り。
「諦めるな。幸運が味方してくれるよ。」
アトレイユは直前に悲しい出来事があり、絶望していました。絶対絶命のピンチに、ラッキー・ドラゴンのファルコンが駆けつけます。
目覚めてからの会話で、アトレイユを励ました際に出た台詞がこれです。
ラッキー・ドラゴンという種族に言われると、妙な説得力を感じました。
諦めなければいつかうまくいく、という言葉は、綺麗事のように聞こえるかも知れません。
ですが僕も以前はアトレイユのように絶望的な状況にいました。今回は割愛しますが、立ち直りも考えられない程の重症です。
そんな僕も家族の支えなどあり、少しずつでも前向きに生きていこうと行動できるようになってきました。
今は悩みながらもこうやって文章を書いたり、未知のことに挑戦したりできるくらいには回復してきています。
アトレイユもこの後ファルコンという友人を得たことで立ち直り、世界を救う為にまた立ち上がって進んでいきます。
この後は、決して諦めないという姿勢が序盤よりも大きくなっていきました。
諦めないということは、考えることや動くことと同じだと思います。
投げ出さずに少しずつでも前進すること。
それが諦めないということです。
それを積み重ねることでいつか幸運が味方してくれるのなら、もはやただの綺麗事ではなくなります。
信じて頑張った成果、必然になります。
今までぼんやりとは考えていましたが、ファルコンの台詞に改めて気付かされました。
以前紹介した「フォレスト・ガンプ」もそうでしたが、映画には自分に対して明確なメッセージを投げかけてくれる、そんな力があります。
今日もこの台詞に出会えただけでも、充分観た価値があったなと満足です。
クセになるビジュアルにハマった
台詞に関して語りましたが、なんといってもファルコンのビジュアルは強烈でした。
画像を見れば、分かってもらえると思います笑
愛らしさもキモさも全て詰まったようなキャラの登場に、思わず笑ってしまいました( ´ ▽ ` )
序盤にバスチアンが本を読み始めた途端、いきなり見た目バラバラな生物達が雑談を始めるシーンになった時は、置いてけぼりを食らうところでした。
しかもバスチアン、アトレイユ、女王といった主要の子役達は揃って美形揃いです。
見た目にも情報量が多くて、飽きが最後までこなかった映画でした。
僕はストーリーや台詞で深く考え込んでしまいましたが、気軽に観るだけでも楽しめる映画です。
時間がある方はぜひ独特なファンタジーの世界を味わってみて下さい。
僕もまた定期的に見返しそうです( ^ω^ )
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