見出し画像

文章を書くのが苦手な私が「パーソナル編集者」に申し込んだら1万字もnoteを書くことができて自信がついた話

文章を書くのが苦手な私が、1万字のnoteを書くことができた。こんなに長い文章を書くのは初めてだったが、とてもいい経験になって嬉しかったし、今となっては、いろいろなテーマで書いてみたいとさえ思えている。書いたnoteはこちら。

簡単にまとめると、出産直前に夫の単身赴任が決まった私が、知り合いも誰もいない土地に引越して半年間ほぼワンオペで子どもを育てていた話だ。

半年間子育てを経験して感じたことや毎月のできごと、それに対する葛藤を赤裸々に書いている。この記事は「パーソナル編集者」としてみずのさんに伴走してもらいながら書いたnoteになっている。

たまたま見つけた「パーソナル編集者」のサービス

私はライターをやっているが文章を書くのが苦手である。

どちらかと言えば、「文章を書いてどのような反応が得られたか」「どのような結果が目に見えて現れたか」など、読者にどのような影響を与えられたかが気になるタイプだ。

学生時代、得意な教科は国語だった。教員免許を持っている理科よりも成績がよかった。最も得意だったのは文章を読んで「⚪︎字で本文中から抜き出しなさい」と問われる問題。ゲーム感覚でやっていたのを今でも覚えている。

一方で、夏休みの宿題で出される読書感想文が死ぬほど嫌いだった。読書は読むので満足していたので、誰のために書くのかわからない文章をわざわざ書く意味が感じられなかった。

(今思うと目的があればもう少し苦手意識は減っていたのかもしれない)

そんな私がなぜパーソナル編集を受けようと思ったのか。そのころ私はこんな悩みを抱えていた。

・ライターとしてステップアップしたいが、どうすればいいかわからない
・読者に「読まれる記事」を書けるようになりたいが、どうすればいいかわからない
・SNS経由でライターの仕事を獲得したいがどうすればいいかわからない
・noteを書きたいが何を書けばいいのかわからない
・noteを書こうと思っても最後まで書ききれない

そんなある日、以前からXでフォローしていたみずのさんのこんな投稿を見つけた。

「パーソナル編集者」の言葉が気になった私は、投稿を見たあと、みずのさんのnoteを読んでみた。

みずのさんを調べていくうちに知ったのは、みずのさんが2年で300人の就活
生の相談に乗っていた
とのこと。
わたしも前職でキャリアアドバイザーをやっていたので、状況がなんとなくわかる。それをボランティアでやっていたと知り、純粋にキャパがどうなっているんだろうと思った。

同時に、それだけ親身になってくれる人が伴走してくれる「パーソナル編集者」のサービスを受けてみたくなり、勇気を出して申し込んだ。

みずのさんはフォローしていたもののまったく面識はなかったし、「元noteのディレクター」の肩書きが強すぎて、末端のライターである私が門前払いを食らわないか心配だった。

子育てをテーマにnoteを書くも苦戦

11月下旬にみずのさんに連絡し、実際に顔を合わせたのは12月上旬。私は緊張しながらパソコンの画面の前に座っていた。

予定していた時間になり、みずのさんとご対面。実際のみずのさんはふわっと包み込んでくれるような優しさを持つ方だった。

最初の顔合わせでは、私が文章で抱えている悩みや興味あることについて1時間話した。

みずのさんとの会話が終わり、提示された最初の課題は1月8日までにnoteを1本書きあげることだった。

いくつか切り口の候補があった中で、1回目は「子育ての悩みとどう向き合っているか」をテーマに書いてみることにした。テーマを決めたのはいいものの、正直何をどう書けばいいのかわからなかった。

ライターの仕事で執筆はしてきたものの、私が書いていたのは主にSEO記事やインタビュー記事。

そこに私の気持ちを入れて書く意味はないので、いざ自分のことを書くとなると、何を書けばいいのか分からなかった。筆が進まず何日か過ぎた。

それでも、私の場合は無理矢理にでも期限を設定して他人と共有すると「やらねば」という気持ちになるようで。年末年始で義実家に帰省する中、私はなんとか期限までに書きあげた。

しかし今思うと、初稿で提出した原稿は内容がまとまっておらず、記事の軸がブレブレだった。記事のゴールがわからないまま書き進めてしまっていた。

提出して数日後。1回目のフィードバックが返ってきた。この日はみずのさんとのセッションも入っている日だった。セッションでは初稿を書いてみた感想を振り返りつつ、直接noteのフィードバックをいただいた。

みずのさんは、noteのフィードバックを扇風機の風量に合わせて伝えてくれた。弱腰になっていた私は「中〜強の間くらいで……」と答えた気がする。

思うように文章を書けなかったことに後ろめたさを覚えつつも、みずのさんは肯定しながら的確にアドバイスをくれた。

みずのさんのおかげで、セッションが終わるころにはすでに「次回の提出までに頑張ろう」という気持ちに変わっていた。

みずのさんのフィードバックをもとに再度執筆

みずのさんからフィードバックをもらい、原稿の方向性を大きく変えた。意識したのは主に5つ。

・エッセイ形式で書く
・自分の心情を文章に起こす
・育児の悩みをストレートに開示する
・出産から産後半年のできごとを時系列に書く
・ワンオペの話に焦点を当てる

1回目に提出したnoteは事実の説明が多く、自分自身の表情を描く割合が少なかった。読者からしたらどんなトーンでテキストを書いているのか浮かびにくくなってしまっていたので、エッセイ形式で自分の感情を素直に書くことにした。

また、題材も子育ての漠然とした悩みを羅列した内容から、「娘を出産してワンオペで過ごした半年間」に焦点を当てた話にした。

方向性が決まるとゴールも見えてきた。ぐわーっと出てくる感情を文字に起こし、完成したnoteは1万字を越えていた。1回目のフィードバックから約2週間後、2稿を提出した。2稿を読んでみずのさんは「すごくいいですね」と言ってくれた。それがとてもうれしかった。

みずのさんに背中を押してもらい、2月5日、私はnoteに記事をアップした。

書いてみた感想 

1万字越えのnoteを書いた感想をまとめてみた。

達成感がすごい

「文章を書くのが苦手でも1万字書けた」という事実ができたのがよかった。1万字と聞くとすごい量に聞こえるが、産後のできごとの振り返りなので、意外と書くのは苦じゃなかった。気がついたら1万字越えていた。

タイトルをつけるのにめっちゃ悩んだ

今回のnoteを書く上で、自分がタイトルや見出しをつけるのに苦手意識があることを知れた。

数あるnoteの中、読者に読んでもらうためにはパソコンやスマホの手をとめてでも読もうとする内容になっていないと読んでもらえないと改めて感じた。

コピーライティングを学んでみてもいいのかもな。

他の人のnoteを読むようになった

書き終わってからも他の人の文章を積極的に読もうとする習慣がついた。

noteを書くのが久々だったので、他の人はどんな内容を書いているのか、今回のテーマに近しい内容を書いている人はどのように書いているのかが気になっていた。

印象に残る文章を見ては、「どんな経験をしてきたらこんな内容を書けるんだろう」と考えた。

娘が産まれてからを振り返られた

noteを書くにあたり、娘が産まれて半年のできごとを順番に振り返る必要があったので、写真フォルダや家族で共有している「みてね」を片っ端から見た。

「あのときこんなことがあったなあ」と思い出せたので、書くことで記録に残せたのでよかった。

さらに「読まれる文章」を書けるようになりたいと思った

純粋にnoteを読んで感想をもらえるのがうれしかった。スキの通知がきたり、読んでくれた人が「よかったよ!」と言ってくれたりしたので、書いてよかった。

一方で、スキの数やコンバージョンの観点からみたらまだまだ改善の余地はあるなと。これからもっと書いていけば「読まれる文章」の傾向がわかり、良い文章が書けるようになるかな。

いろいろなテーマでnoteを書きたいと思った

これが1番大きいかもしれない。他のテーマで書いたらどんなnoteになるのかわくわくしている自分がいる。文章を書くのが苦手だった私がこのマインドになれたのは個人的にはちょっとした成長だ。

今後の目標

1月からパーソナル編集を開始して、今回の記事で2本目。今後の目標でいくと、思いついたのは以下の内容だ。

・noteがきっかけでライターの仕事を獲得できるようになる
・noteでもっと多くの本数を書く
・エッセイにも積極的に挑戦する
・誰かの心に残る文章を書く

果たして半年後はどうなっているのだろうか。伴走してくださるみずのさんと一緒に目標を達成していきたい。

この記事が参加している募集

noteの書き方

やってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?