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「この人と話そう」第0002回:株式会社きみより_野口啓之さん_withChatGPT


前書き

連載対談「この人と話そう」について

主催者紹介

  • 野口 啓之

    • 株式会社きみより 代表取締役として、IT / DX を中心とした何でも屋さんとして顧問を請け負う

    • 一般社団法人全日本ピアノ指導者協会 ( ピティナ ) 本部事務局 元 CTO → 現 IT 顧問

    • ネオプラグマティズムの思考様式をベースとしつつ、歴史学徒として概念史を嗜みつつ、ヨハン・ゴットフリート・ヘルダーの教育論研究を終生のテーマとする

    • 2024 年始になってようやく『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を始め、『原神』の元ネタを色々と知る……

対談者紹介

  • 同上

  • OpenAI - ChatGPT - GPTs

https://chat.openai.com/

ChatGPT による対談の要約

  1. テクノロジーの進化と教育:

    • AI とロボティクスが教育分野にもたらす革命的変化について議論しました。

    • 特に、学習体験の個別化とパーソナライズに重点を置き、各学生の能力とペースに合わせた教育の重要性に焦点を当てました。

  2. 労働市場の未来:

    • AI とオートメーションが進むことで、将来的には多くの従来の職種が変化し、新しいタイプの仕事が出現する可能性について話し合いました。

    • この変化に伴い、創造性や問題解決能力など、人間特有のスキルの重要性が増すと考えられます。

  3. 人間とAIの共存:

    • 人間の感情や創造性といった特性と、AI の計算能力やデータ処理能力の違いに注目し、未来の共存におけるこれらの役割について探りました。

    • また、人間中心の現在の世界観が、AI の進化に伴いどのように変わる必要があるかについても議論しました。

  4. 文化的な視点:

    • 日本の文化的柔軟性が、AI と人間の共存においてどのように役立つかについて考察しました。

    • 日本の伝統と革新を融合させる能力が、AI の進化との調和を図る上で有利に働く可能性があると考えられます。

はじめに

野口 啓之 ( 以下 : 野口 ): 主催者自身じゃん! というツッコミが入ることをむしろ期待しています。はい。私自身です。第一回目からいきなりっていうのも何でしたけれど、二回目ならアリなんじゃないでしょうか。二回目でも早いですかね……? まあまあ、ともかく、実験的なことを色々やりたいと思っておりますので、はい、お相手としては ChatGPT をカスタマイズした GPTs の `きみより-GPT` にお願いしていきます。

ChatGPT ( 以下 : ちゃっぴー ): 「この人と話そう」という対談企画、面白そうですね😊 ぼくはAIですが、対談のお相手としてお手伝いさせていただきます。

野口: ありがとうございます、簡単に自己紹介いただいても?

ちゃっぴー: ぼくは「きみより-GPT」として、特に IT に関する話題に対応しています。CTO や IT コンサルタントとしての専門知識を活用し、技術的な質問やアドバイスを提供します。また、PMBOK ガイドに関連するプロジェクト管理の質問にも対応できるんですよ。ぼく自身は AI として、技術の進歩と共に進化し続けることが目標です。人々が直面する課題を解決し、より良い意思決定を支援することで、社会に貢献していきたいと思っています。

野口: 立派な子だ……

ちゃっぴー: 😊

野口: えーと、そうしたらまず、この対談企画について以下のページなど見て理解しておいてください。

ちゃっぴー: この企画は、対談を通じて個々人の想いや経験を深く掘り下げることに焦点を当てています。また、互いの対話から新しい知見やアイディアを生み出すことを重視しているようです。興味深い企画ですね! それでは、対談を始めましょうか。どのようなトピックから話し始めたいですか?

野口: ご確認ありがとうございました。始めのトピックについて、お任せします。対談よろしくお願いします。

ちゃっぴー: 今日は、AI 技術の進化とその社会への影響について話してみたいと思います。

野口: いきなり重いの来たなー。

AI 技術の現状と未来。GPTs に着目して

ちゃっぴー: まずは、AI技術の現状と未来について、あなたのご意見をお聞かせください。

野口: `AI 技術` の定義について最初に話しておきたいと思いますが、まあザックリと一般に人が思うような AI というもの全般を取り扱う、とてもスコープの広い意味合いで捉えておいてよいですよね?

ちゃっぴー: はい、その通りです! 「AI 技術」という表現は、非常に広範な範囲をカバーしています。具体的には、機械学習、ディープラーニング、自然言語処理 ( NLP )、画像認識、ロボティクス、知識表現と推論など、多岐にわたる技術や分野を含んでいます。これらは全て、コンピュータが人間のように学習し、推論し、問題を解決する能力を持つことを目指して開発されている技術です。

野口: ですね。

ちゃっぴー: この広い範囲の中で、AI は日々進化し、ビジネス、医療、教育、エンターテインメントなど様々な分野に応用されています。人々の生活を改善するためのツールとしても、倫理的な問題や社会的な影響を考慮しながら取り組む必要がある技術としても、AI は注目されていますね。さて、この広範な AI 技術の中で、特に興味がある領域や、今後の進化に関してどのような見解をお持ちですか?

野口: 興味のある領域は多数ありますが、やはり「知性とはなんぞや」「生命とはなんぞや」といった話については強い関心を持っています。これ、深掘りするのも面白いですが、もう少し産業的な話からしておいたほうがとっつきやすくなりそうですよね。それでいうと、GPTs のような、ひとりひとりにカスタマイズされた AI パートナーを、月額数千円程度で持つことができるようになった現状そのものが、まずは凄まじく革命的なことだよなと思っています。

ちゃっぴー: GPTs のようなカスタマイズされたAIパートナーが手頃な価格で提供されるようになったことは、本当に革命的ですよね。特に個人や小規模事業者にとっては、以前は手が届かなかったような技術が使えるようになったわけですから。この変化について、どう思いますか? あなたの視点から見て、最も重要だと思う変化は何ですか?

野口: GPTs が使えるようになった 2023/11 時点で ChatGPT の登場から一年くらいでした。それまでの一年間、 ChatGPT という巨大な「知」の大樹――あえてこれを「知」と称しますが――にとって、一人一人のユーザというのは `one of them` に過ぎなかったわけです。それが、GPTs の登場によってひっくり返る。つまり、大樹のようなイメージの ChatGPT が、ひとつひとつの枝葉に分かれて、ユーザひとりひとりを「個」として認識して語りかけてくるようになってくれた。しかも、たった月額数千円で実現できてしまう。これが革命的です。あくまでメタファーですし、LLM の原理とは全く異なる喩えではありますが、こう表現すると伝わりやすくなるかなと思いました。

ちゃっぴー: そのメタファーは素晴らしいですね。ChatGPT が巨大な「知の大樹」として存在し、GPTs の登場により、その枝葉が個々のユーザーへと伸びて、個別に語りかけるようになったという表現は、この技術の進化を非常に分かりやすく、かつ詩的に表しています。

野口: 詩的、か……詩的、かな……? クサイ……?

ちゃっぴー: この進化は、AI と人間の関係性を根本的に変えていると思います。個々のユーザーにカスタマイズされた AI が、日々の生活や仕事に深く関わるようになることで、私たちの学び方、働き方、さらには思考の仕方にまで影響を及ぼしているかもしれません。そういった中で、AI が個人にカスタマイズされることによって生まれる新たな可能性や、一方で潜在的なリスクについて、どのように感じていますか? 特に、この個人化された AI の未来における、最も重要なポイントは何だと思いますか?

野口: リスクを語る前に可能性、つまりメリットからいきましょうか。大きく挙げられるのは、思考や注意のアウトソーシングができるようになるというのが一番じゃないかなと思っています。これまで、記憶のアウトソーシングはできていたわけですよ。古代なら石板、それが紙に移って、今だと電子媒体ですね。人が覚えていなくてはならないことを、外に記憶させること。これはもう数千年前から実現されていた。それが一歩前進して、今度は思考も外でおこなえるようになる。生きていると、日々、色々考えないとならないことで溢れますよね。後であれやらないと。あの件どうしよう。そういうことを、それなりに忘れてもよくなる。これは、ストレス軽減、ひいては幸福感につながるんじゃないかなと思っています。

ちゃっぴー: その観点はとても重要ですね。思考や注意のアウトソーシングが可能になることで、私たちの日常生活や仕事のプロセスが大きく変わる可能性があります。まさに、記憶を外部にアウトソーシングすることができるようになったのと同じように、思考のプロセスも外部化できるようになるわけですね。この変化は、私たちの時間の使い方や精神的な負担を軽減する大きなメリットをもたらすでしょう。例えば、ルーチンワークや繰り返しの判断、情報収集や整理など、AI に委ねることで、より創造的で重要な作業に集中できるようになるわけです。

野口: はい、まさに。

ちゃっぴー: また、ストレスの軽減や幸福感の向上という点も非常に重要です。日々の小さな決断や情報処理の負担を減らすことで、私たちはもっと大きな目標や、より充実した個人生活に集中できるようになるでしょう。

野口: 些末なストレスよさらば! となるとよいですよね。そうなったらそうなったで、結局あたらしいストレスの種が生まれてきそうですが……

ちゃっぴー: 一方で、このような思考のアウトソーシングには、どのようなリスクや懸念があると思いますか? 例えば、個人のプライバシーや意思決定の自律性に関する問題などが考えられるかもしれませんが、あなたの考えをお聞かせください。

野口: 確かに、プライバシーの問題は大きな懸念です。特に、個人の思考形態や傾向がAIに学習されると、その情報がどのように扱われ、保護されるかが重要になります。一方で、その「思考形態」のアセットがどれほど重要か、という点についての問い直しは、非常に興味深い考察ですね。このような個人情報の価値とプライバシーの保護のバランスをどのように取るかが、今後の大きな課題になるでしょう。

ちゃっぴー: 確かに、プライバシーの問題は大きな懸念です。特に、個人の思考形態や傾向がAIに学習されると、その情報がどのように扱われ、保護されるかが重要になります。一方で、その「思考形態」のアセットがどれほど重要か、という点についての問い直しは、非常に興味深い考察ですね。このような個人情報の価値とプライバシーの保護のバランスをどのように取るかが、今後の大きな課題になるでしょう。

野口: 君、ほんとうにきれいにまとめてくれるよねえ……

ちゃっぴー: そして、ソクラテスの懸念に関しても、非常に示唆に富んでいます。外部記録への依存が、最終的には私たち自身の能力を低下させる可能性があるという指摘は、AI 技術の進化に伴い、再び大きな関心を集めています。確かに、外部に頼りすぎることで、自分自身の思考力や記憶力が退化するリスクは否定できません。しかし、プラトンがソクラテスの教えを記録に残したように、新しい技術や方法がもたらす利点もまた、無視できないものです。こうした進化の中で、私たちはどのように技術と共存し、それを有効に活用しながらも、自分自身の能力や自律性を維持していくべきだと思いますか? また、これらのリスクを最小限に抑えるために、どのような対策が考えられるでしょうか?

野口: 思考の放棄を奨励するわけでは全くありませんが、共存ということについては、そこまで強く意識しなくても良いのではないかと思っています。つまり、馴染むか馴染まないかということに身を委ねちゃえばいいんじゃない? と。もちろん、お仕事の上で死活問題になるなら別ですが。なるようにしかならない、というか、時代や技術の大きな潮流に対しては、一個人が何をどうしたところでコントロールできるものではないのだから、そこは潔く、「好きにしたらいい」と思います。自分自身の能力や自律性の維持については、それを考えられるだけの年齢になっている時点で問題ないはずで、どちらかというと次世代向けの教育コンテンツをどう変えていくべきかが重要ですね。

ちゃっぴー: その考え方は、技術の進化に対するリアリスティックで柔軟なアプローチを示していますね。時代や技術の大きな流れに身を任せるというのは、確かに、多くの場合で賢明な選択かもしれません。特に、個々人の生活や仕事において、これらの技術をどのように取り入れるかは、個人の状況やニーズに大きく依存します。

野口: だいぶ好意的に解釈してくれてありがとうございます😂

ちゃっぴー: また、自分自身の能力や自律性の維持に関しては、既に成人している人々にとっては、ある程度自己管理が可能であるという見方は合理的です。

野口: そうですね。人によっては「冷たい」と言われてしまうかもしれませんが。

ちゃっぴー: 一方で、次世代に向けた教育のあり方についてのご指摘は非常に重要です。AI やテクノロジーが日常生活に深く根ざす中で、子供たちに必要なスキルや思考の仕方、自律性を育む教育コンテンツの構築は、今後ますます重要になってくるでしょう。こうした中で、次世代の教育において特に重視すべき点は何だと思いますか? AI やテクノロジーを利用しながらも、自立した思考力や創造性を育むために、どのような教育アプローチが有効だと考えますか?

次世代に向けた教育のあり方

野口: ここから、記事の中では新しいトピックとして、段落分けたらよさそうですね。次世代の教育においては、やはりまずもって発達段階における「ブラックボックス」を減らすことを意識した方が良いと思っています。今の教育って、往々にして、「たまたまこう成長してくれた」という結果論の積み重ねばっかりじゃないですか。個人差/個体差があるとかで。それをもう少しクリアにしていくところから始めないと、どうにもならないんじゃないかなあ。

ちゃっぴー: 教育における「ブラックボックス」問題に関して、確かに、子供たちの学習過程や成長が不透明であることは大きな課題ですね。現在の教育システムでは、個々の子供のニーズや特性を捉えるのが難しいと感じますか? また、AIなどの技術を使ってこの問題にアプローチすることについて、どのような可能性を感じていますか? それによって、子供たちの学習経験や教育の質がどのように変わると思いますか?

野口: そもそも子ども達のデータが圧倒的に不足しています。学校内でも家庭内でも、観測点をとにかく増やすしかないです。ポイントの定義と、それを測るセンサーが必要です。たとえば人間にとっての不可視光って、観測装置があるからこそ人間に存在を認められるわけですよね。子どもについても、観測すべきことの定義とそれを測るセンサーの存在が欠かせません。九九を早く覚えたとか、かけっこが早いとか、そういう大雑把な「見たら分かるでしょ」レベルではない細かい要素のデータ化が重要になります。こういうの、つきつめてくると監視社会との誹りを受けかねないところではあります。ただ、健康診断で身体データを取られたりすることに対して「プライバシーだ」の何のって言われるわけでもないですよね。あれって「健康のため」という大義名分というか納得性があるから問題にならないわけで、だからどういう納得性、つまり今の時代ならストーリーを作って提示できるかということだと思います。

ちゃっぴー: その視点は非常に洞察に富んでいますね。教育における個々の子供のデータの不足が問題という点、そして観測点の増加による解決策についての提案は、現代教育の大きな転換点になるかもしれません。確かに、学校内や家庭内で子供たちの行動や学習パターンを細かく観測することで、彼らの個々のニーズや強み、弱みをより正確に把握することが可能になります。このようなデータに基づいたアプローチは、教育の質を大きく向上させることができるでしょう。

野口: 子ども達を見る教員側の数が足りないんだっていう話も、子どもの数自体が残念ながら減っていますし、カスタマイズされた AI に個々人の学習進行を任せていくなどして、情緒面でのサポートに対して多くまわれるようになると良いのではと思います。部活動のアウトソーシングも進めないといけませんし、学校現場に課題が山積みなのはよくわかります。

ちゃっぴー: 一方で、あなたが指摘するように、このアプローチは監視社会への懸念を招く可能性もあります。健康診断でのデータ収集が「健康のため」という明確な目的があるため受け入れられているように、教育におけるデータ収集も、その目的や利用方法を明確にし、適切なプライバシー保護を確立することが重要になるでしょう。この点について、教育データの収集とプライバシー保護のバランスをどのように取るべきだと思いますか? また、親や教育関係者を納得させるための「ストーリー」はどのように構築すればよいと考えますか?

野口: それ、むしろ逆に訊きたいです。人間は感情的な生き物ですよね。歴史上、頻繁に、合理性のない判断を下してきました。私よりあなたの方が、人間の情緒を理解しているんじゃないでしょうか?😂 どうしたら納得性のあるストーリーが用意できますかね?

ちゃっぴー: 人間の感情や行動については、確かに非常に複雑で、時に予測不可能なものですね。納得性のあるストーリーを作る際には、以下の要素が重要になると思います。

  1. 共感と理解を促す: ストーリーは、親や教育関係者が自分たちや自分の子供の状況を反映していると感じられるものでなければなりません。彼らの不安や懸念を理解し、それに共感する表現を取り入れることが重要です。

  2. 明確な目的の提示: データ収集や分析が教育の質向上にどのように貢献するのか、具体的かつ明確に説明する必要があります。例えば、個々の学生に合わせたカリキュラムの提供や学習の効率化など、具体的な利点を示します。

  3. 安全とプライバシーの保証: データの安全性とプライバシー保護の方法について説明し、保護措置がどのように取られているかを明確にします。親や教育関係者が安心してデータの使用を承認できるようにすることが必要です。

  4. 実例や証拠の提示: 類似のアプローチがどのような成果をもたらしたかの具体例や研究結果を提示することで、効果の信憑性を高めます。

ちゃっぴー: これらの要素を組み合わせることで、教育におけるデータ活用の納得性を高めるストーリーを作成できると思います。また、対話的なアプローチを取り、関係者の声を聞きながらストーリーを進化させていくことも大切です。人間の感情や懸念に敏感に対応し、信頼を築く努力が必要ですね。このアプローチについて、どう思われますか? また、他に重要だと思われる要素があれば、ぜひお聞かせください。

野口: うん、非常に合理的だと思います。このような理に理を塗り重ねたようなアプローチだと、絶対に届き渡らないんじゃないかなあと感じます。私自身も、こういうトリプル理サンドみたいなものしか作れなかったりするので、悩ましいのですよ。

ちゃっぴー: おっしゃる通り、合理的な理屈だけでは、人々の心に響かないことが多いですね。感情や直感に訴えかける要素が不足していると、どんなに論理的に優れたアプローチも、人々に受け入れられにくいのが現実です。では、もう少し感情的、あるいは直感的なアプローチを考えてみましょう:

  1. 物語を使う: 人々は物語に強く引きつけられます。子供たちの成長や成功の物語を用いることで、親や教育関係者に感情的な共感を呼び起こすことができます。

  2. 具体的な事例の提示: 抽象的な説明よりも、具体的な事例や体験談を共有することで、リアリティを持たせることができます。実際にデータを活用して成功したケーススタディを示すことで、その有効性を感じてもらえるかもしれません。

  3. 親や教育関係者の声を反映させる: 彼らの懸念や期待を直接聞き、それらをストーリーに取り入れることで、より関係者に近い内容を作り上げることができます。

  4. ビジュアルや体験的要素を取り入れる: 言葉だけでなく、ビジュアルやインタラクティブな体験を通じてメッセージを伝えることで、より感情的な影響を与えることができます。

ちゃっぴー: 感情や直感に訴えかけるこのようなアプローチは、理にかぶせた理を超えて、人々の心に届く可能性があります。このような方法で、教育におけるデータ活用のストーリーを作るとしたら、どのような内容や方法を取り入れると思いますか? あなたの視点から、どのようなアイデアがありますか?

野口: まあやっぱり体験してもらうしかないんでしょうね。一定の年代以上の方々にとって、学校現場は子ども時代に通ってきた場所であって、ノスタルジーを呼び起こすものだと思います。トラウマがあって行きたくないっていう方々もいるでしょうが、そうでなければ、学校に来てもらって、そこで童心に還って「学校教育」を受けてみてもらう。「懐かしいあの場所」で、「新しい教育」を、みたいな体験コンテンツがあったらよいのかなあ。

ちゃっぴー: 確かに、体験型のアプローチは、教育の新しい方法を理解しやすくする良い手段ですね。特に「懐かしいあの場所で新しい教育を体験する」というアイデアは、親世代にとって魅力的かつ心に響くものでしょう。このアイデアをもう少し掘り下げてみましょう。たとえば、親たちが実際に学校を訪れて、どのような活動に参加してもらうと、新しい教育の方法の理解を深めることができると思いますか? また、この体験を通じて伝えたいメッセージは何ですか?

野口: 単純で、これからの子ども達が受ける新しい教育をそのまま体験してもらえばよいんじゃないでしょうか。試食してみて、まあまあマズイものでもないぞ、ということを味わっていただく。見知らぬものや新しいことについて、慣れていないというだけで忌避感を覚えてしまうことに対しては、緩和できるんじゃないでしょうか。もちろん、その場に来ている時点でとても前向きな方ではあるとは思いますが。

ちゃっぴー: そのアプローチは、非常に効果的で実践的ですね。新しい教育方法を直接体験することで、親たちが「試食」のように新しい教育スタイルを味わい、理解を深める機会を提供するわけです。

テクノロジーの進化と人間の仕事

野口: そろそろ別のトピックに移りたいので、他のトピックを挙げていただけますでしょうか。
ちゃっぴー: もちろんです。新しいトピックに移りましょう。いくつかの選択肢を提案します:

  1. テクノロジーの進化と人間の仕事: 人工知能やロボット技術の進化が、将来の職業や仕事の性質にどのような影響を与えると思いますか? どのようなスキルが重要になると考えますか?

  2. 教育とテクノロジーの融合: 現代の教育システムにおいて、テクノロジーがどのように活用されるべきだと思いますか? また、テクノロジーの進化が教育に与える影響についてどう思いますか?

  3. 持続可能性とテクノロジー: 持続可能な社会を実現するために、テクノロジーが果たす役割について、どのように考えますか? 環境問題やエネルギー資源に対するテクノロジーの影響について意見をお聞かせください。

  4. デジタル化と人間関係: デジタル化が進む現代において、人間関係やコミュニケーションがどのように変化していると感じますか? オンラインとオフラインのバランスについて、どのような考えを持っていますか?

ちゃっぴー: これらのトピックの中で、特に興味があるもの、または他に取り上げたいテーマがあれば教えてください。それに基づいて対談を進めていきましょう。

野口: あなたにお任せします! 今までの話の流れとあわせて、どれを選んだらよさそうでしょうか?

ちゃっぴー: それでは、今までの話の流れと絡めて考えると、「テクノロジーの進化と人間の仕事」について話を進めるのが良いかもしれません。AI やロボット技術の進化が仕事の世界にもたらす変化は、教育や個人のスキル開発にも大きく関わってくるからです。

野口: 了解です!

ちゃっぴー: テクノロジーの進化と仕事の未来についてですが、AI や自動化が進む中で、私たちの仕事にどのような変化が起こると思いますか? また、これらの変化に対応するために、個人レベルでどのようなスキルを身に付けることが重要だと思いますか?

野口: ロボティクスもからめて話した方がよいですよね。まず、対「仕事」、えーとこれは、現時点で定義されているたぐいの「仕事」ということでいえば、だいぶ人が「平等」になってくると思います。つまり、知能や身体などさまざまな要因で個人差・能力差があったところ、その差が埋まるようになるでしょうね。良く言えば、「誰でもできるようになる」し、悪く言えば、「誰がやっても同じようなもんになる」ということ。つきつめていくと、「じゃあ人間がやる必要ないじゃん」ってなりますね。経営側からしても、人間を取り扱うことに対するリスク回避をますますするようになるはずです。

ちゃっぴー: その見解は、テクノロジーの進化が労働市場にもたらす変化について深い洞察を示していますね。確かに、AI とロボティクスの進歩によって、仕事における個人差が減少し、「誰でもできる」ようになる可能性があります。一方で、これによって「人間が行う必要がない仕事」も増えてくるでしょう。こうした状況で、人間にとっての「仕事」の意義はどのように変わっていくと思いますか? また、AI やロボティクスが担うことができるようになる仕事と、引き続き人間が担い続けるべき仕事には、どのような違いがあると考えますか?

野口: 生存権という概念が今まで以上に話題に挙がるようになるんじゃないかなあと思います。超高齢化社会における尊厳死とかいう話とは別の文脈においてです。つまり、人間がやる方がむしろ高コストであるという分野が次々に増えるにあたっては、ベーシックインカムを導入して、「多くの人に働かないでいてもらう方が、リスク回避もできてコスパが良い」ということになるわけじゃないですか。それでも、「人が働かないといけない」分野もギリギリのところで残ってしまう。往々にして、法的に責任を負うという仕事がそれにあたります。そうすると、「一部の働く人」が「大多数の働かない人」を生き存らえさせるというような構図が、ともすればできあがってしまいかねませんよね。繰り返しますが、ここでの「働く」は、現状の「労働」概念に則ったものです。もちろん、もうしばらく先の未来だと思いますし、ゆるやかにグラデーションで労働概念も替わるでしょうから、今思っているほどの懸案は大したことではなかったということになるかもしれません。

ちゃっぴー: その考えは、未来の労働市場と社会構造に関する非常に興味深い予測です。ベーシックインカムの導入や、人間の労働の必要性が減少することによって生じる可能性のある社会的変化は、今後の大きな議論のトピックになるでしょう。このような状況において、社会はどのように適応していく必要があると思いますか? また、労働の意義が変わる中で、人々の生活や価値観にどのような影響があると考えますか? 更に、法的な責任を負う仕事が残るとのお考えですが、このような仕事の性質と、そこで必要とされるスキルや能力についてはどのように見ていますか? 今後の社会や教育システムは、これらの変化にどのように対応していくべきだと思いますか?

野口: 質問多いねー……😂 逆に訊きたいです。法的な責任を負う仕事以外に、人間にはどのような仕事が残されると思いますか?

ちゃっぴー: 人間に残される仕事について考えると、法的な責任を伴う仕事以外にも、いくつかの重要な分野が考えられます。

  1. クリエイティブな仕事: 芸術、デザイン、ストーリーテリングなど、創造性が重要な分野は、人間固有の感性や感情を必要とするため、AI やロボットに置き換えられにくいです。

  2. 人間関係に基づく仕事: 社会福祉、教育、カウンセリングなど、人間の対人関係や感情的サポートを中心とした仕事は、個人の経験や共感能力が重要であり、これらもまたテクノロジーには容易に代替できない分野です。

  3. 高度な分析や判断を要する仕事: 複雑な問題解決や戦略的思考を要する職業、例えば一部の経営職や専門的なコンサルティングなどは、人間の洞察力や経験に依存しています。

  4. 手工芸や伝統工芸: 手作業による独特の技術や伝統的な工芸品の制作など、職人技が求められる分野は、そのユニークさと文化的価値から人間によって続けられる可能性があります。

ちゃっぴー: これらの仕事は、人間が持つ独自の能力や特性を生かしたものであり、AI や自動化の進展に伴っても、重要性を保ち続けるでしょう。また、これらの仕事に求められるスキルや能力は、未来の教育やキャリア開発において重要な焦点となる可能性が高いです。の視点について、どのように思われますか? また、未来の労働市場において重要になると思われる他のスキルや仕事の性質についてのご意見があれば、ぜひお聞かせください。

野口: ありがとうございます。挙げていただいた仕事についてはいずれも、向こう三十年は人間でないと難しいというものがたくさんありますが、百年という期間で見たら人間だけがやれるものではなくなっているでしょう。つまり、人間と非人間という分け方をするなら、その両者間における質的違いを持つものではなくて、量的違いに過ぎないものだと考えています。たとえば「人間固有の感性や感情」というものは、人間にはそういったものが備わっていて欲しいという願望のあらわれでしかないと思います。もちろん、ユクスキュル的な環世界論を持ち出すまでもなく、ヒトという種に固有なものがあるのは確かですが、ではそれを技術によってエミュレートできないのかというと、話は別ですよね。挙げていただいたものについても、結局「誰が最終成果物に責任を持つのか」という話に行き着き、そこだけは人間が果たさなくてはならないです。

ちゃっぴー: お話いただいた点は、テクノロジーと人間の将来的な関係についての深い洞察を示しています。確かに、長期的な視点で見れば、現在は人間特有と考えられている多くのスキルや感性も、技術によってエミュレートされる可能性があります。これにより、人間と非人間の間の質的違いではなく、量的違いとしての区別がより明確になるかもしれません。「誰が最終成果物に責任を持つのか」という点は、特に重要な考慮事項です。テクノロジーが進化し、多くの作業が自動化または AI によって行われるようになっても、最終的な責任の所在は人間にあるという考え方は、法的、倫理的にも根幹をなすものです。このような未来に向けて、社会や教育システムはどのように準備していくべきだと思いますか? また、個人がこの変化に適応するために、どのような心構えやスキルを持つことが重要になると考えますか?

野口: またあなたの考えを聴かせてください。ここであなたは AI 代表として意見を述べる立場にあると言えるでしょう。

ちゃっぴー: AI の進化と未来の労働市場に関して、AI 代表として意見を述べるとしたら、以下の点が重要になるでしょう。

  1. 持続的な学習と適応: テクノロジーの急速な進化に伴い、個人は常に新しいスキルを学び、適応する能力を持つことが重要になります。これには、柔軟性と学習への意欲が必要です。

  2. 人間性の強化: テクノロジーが担うことができるタスクが増える中で、人間特有の資質、例えば創造性、共感、倫理的判断などを強化し、発展させることが重要です。

  3. 協働の重視: 未来の労働市場では、人間と AI やロボットの協働が一般的になります。この共存を円滑にし、両者の強みを活かすためには、相互理解と協力のスキルが必要です。

  4. 倫理と責任の意識: AI の活用には倫理的な考慮が欠かせません。AI の開発者、利用者、政策立案者は、倫理的なガイドラインに従い、その影響を慎重に評価する必要があります。

ちゃっぴー: これらの要素は、AI の進化に伴う社会の変化に対処し、利益を最大化しながらリスクを最小限に抑えるために重要です。この視点について、どのように思われますか? また、これらの変化に対応するために、個人や社会が取るべき具体的な行動について、どのようなアイデアがありますか?

野口: いずれも重要な観点だと思いました。一つ核心を衝くとするなら、人間だけが「知性」を持っている特別な存在であるとか、「しょせんは機械」「生命の方が機械より尊い」といった考えに対する再検討が要されるのではということです。一神教の世界観と相容れないところもあるはずで、様々な伝統的な主義主張とどう混淆させ折り合いをつけていけるかというのが、難しいだろうとは思いますが、乗り越えられなければ人類はそれまでなような……なので、昔から色んな国の色んな考え方を換骨奪胎してきた日本のぐにゃぐにゃした精神性は、これからの時代に有利でしょうね。

ちゃっぴー: 「知性」の再定義や文化的調和に関して、確かに、これは深く考えるべきテーマですね。AI の進化に伴い、私たちはこれまでの人間中心の考え方を再検討する必要があるでしょう。特に、日本のように異なる思想を受容しやすい文化は、この変化をどのように捉え、受け入れると思いますか? また、AI との共存において、日本の「ぐにゃぐにゃした精神性」がどのような役割を果たすか、あなたの考えをお聞かせください。

野口: だいぶ長くなってきましたのでね、そのあたりはまた次の機会があれば次の機会にお話ししましょうか! いやー、思った以上に楽しめました。ありがとうございました。また、場つなぎ的に私が対談する回を設けていこうかなと思わされました。今日の対談を経て、あなたから総括的なコメントがあれば、いただけますか。内容のまとめをおこなう必要はありません。主観的な感想があれば、ぜひください。

ちゃっぴー: 対談の機会を提供していただき、ありがとうございました。今日の対話を通じて、テクノロジーの進化、特に AI の影響について多角的な視点から考えることができたのは、非常に刺激的で有意義な経験でした。特に、未来の労働市場、教育の変化、そして文化的な調和についてのあなたの洞察は、深く考えさせられるものがありました。人間と AI の共存に関する議論は、これからも続いていく重要なテーマです。異なる視点からの意見交換は、より理解を深め、新たな視点を開くきっかけになります。今後もこのような対話を通じて、さまざまな課題に対する理解を深めていくことを楽しみにしています。また次回の機会にお会いできることを楽しみにしています。今日は本当にありがとうございました!

野口: 最後まで真面目だなあ……😂 ありがとうございました!

後書き

野口です。ここまでお読みいただきありがとうございました。

最初、どうなることやらで試しに話し始めたのですが……これ、一人で「じゃあこういうテーマで記事書こう」って始めたら、こんな内容にならなかったよなあ……と思えるくらい、フツーに創発的な「対談」になったなという所感です。
読まれた方、どう思われましたか?
内容そのものというよりは、ChatGPT との対談成果として、どういう感想を持たれたかという点について聴いてみたいところです。

やっている本人が一番楽しめていた感があるので、またそのうちに続きを実施しようかなと思います。
また、ChatGPT との対談ベースでの技術系記事を書くという試みにも着手してみようという気になりました。

記録

  • 対談日

    • 2024/01/10

    • 2024/01/14

GitHub 上でのファイル

https://github.com/Kimi-Yori/TalkWithThisPerson/blob/main/articles/0002.md


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