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無理のない資産全般の培い方

こんにちは、Hi_Kickです。
本日はお金まわりの資産についてお話したいと思います。

以前書いたの記事の中で、人生における「資産」の一部。
”スキル”、”人脈”、”資産全般”と書かせていただきました。

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資産と聞いて真っ先に頭に浮かぶ類のものですが、「スキル」、「人脈」と同じく継続性と計画性が必要である反面、明確な目的がなくても始められるものです。

目的がなくても始められるのは何故か?
既にお金を目的とした行動≒経済活動(会社員)を行っているため、動機付けがなくても既に潜在的な欲求として持っている状態だと思うからです。

貯められない、増やせない、これらある程度テクニックでカバーできます。
本日はそんなご紹介。

よくある資産形成の話

目標を決めましょう系の話。「XX年後に家を買う」、「毎年1度は海外旅行へ」、「憧れの高級外車を買う」まぁよくある話。

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でもそれ、資産形成が計画通りに行かなかったらやらないんですか?

きっと家も買うし、海外旅行も行くし、好きな車もいずれ買うでしょう。多くはその気になれば手持ちのお金がなくても何とかなっちゃいます。
それら目標というのは自身が生活しているマーケットの範囲内の情報であることが大半だからです。(欲しい車もファントムでなくベンツでしょ?300万後半~で買えます。)

ましてや日本の会社員は年収が下がることなく、緩やかに上がっていく傾向にあります。5年前に立てた目標も5年後の年収ではその気になれば買えたりしませんか?色んなローンが皆さんを待っています。

資産形成が計画通りでなくても買えるものが増え、またお金がなくなっていくループに入ります。

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どうやって資産形成を行うべきか?

家に例えるのは好きなのですが、、建売戸建を思い浮かべてください。
200坪の土地があった時にできれば1戸30坪、少なくとも1戸20坪は欲しい。

細かく分けすぎても売れず、大きすぎても値段が高い等、適正な戸数を見定めるイメージで、資産を分割することをお勧めします。

<資産分割イメージ>
・日々の生活費
・子供の教育費
・万一の備え(現金)
・余剰資産

資産の分割に際して、目標値を設けておくことをお勧めします。
例えば「日々の生活費」が20万円/月だった場合、目標5ヵ月(100万円)といった形で、いくらあれば良いか事前に決めておきます。

同じように「子供の教育費」「万一の備え」など、生活に必要なお金と余剰資産を半ば強制的に分けてしましましょう。ここで無理をすると続かないので「月に1度の高級フレンチ代」など贅沢支出でも必要なら入れましょう!

余剰資産が見えたら、後は分けるだけ。
イメージでは株、不動産、定期預金を均等に分けていますが、それぞれ緩急付けてもOKです。自分が決めた割合に応じて運用資産として分けましょう。

これを3ヵ月に1回程度、余剰資金と運用資産の残高を見比べながら修正していくイメージです。

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例えば、幸運にも300万円の余剰資産があったとします。
株、不動産、定期預金に均等配分する計画とします。
・株:100万円
・不動産:100万円(まだ買えないので準備金として普通預金)
・定期預金:100万円

3ヵ月後、30万円の余剰資産が生まれました。(お勤めご苦労様です!)
残念ながら株の運用が上手くいかず、▲3万円でした。(評価額97万円)
・株:109万円
・不動産:109万円(同じく準備金として普通預金)
・定期預金:109万円(9万円分を追加で定期入れ)

途中で、運用資産の割合を変えてもOKです。
コツは事前に決めた割合で余剰資産を機械的に振り分ける事です。

余剰資産が生まれませんが!という方、残念ながら収入に対して生活コストが高すぎる可能性があります。贅沢支出の一部を見直して余剰資産を作れるようにしましょう!

実際にシミュレーションしてみた

こんな人をイメージしてシミュレーションしました。

<基本情報>
・年齢:35歳
・年収:600万円(手取り月額:40万円)、3年ごとに10%UP
・現在の預金:600万円
・日々の生活費:30万円(5ヵ月分を準備)
・子供関連資金:300万円(就学や結婚、相続など含めて常時準備)
・万一の備え:100万円

<追加情報>
【共通】
・40歳に家を購入(頭金500万円、毎月の生活費+10万円)
・45歳で憧れの外車購入(500万円)
・46歳から毎年ハワイ(50万円/回)
・54歳で外車買いなおし(500万円)

【無計画さん】
・5年ごとに車を乗換え(49歳、59歳時にも500万円で購入)

【資産形成さん】
・株の運用利回り4%
・41、46、52歳に不動産購入(頭金300万円、価格1,500万円、利回り20%)
 ⇒家賃収入CF+借入元金返済で利回りを試算
・定期預金は年利0.15%
・余剰資産原本を均等割り(評価額に合わせた平準化なし)
・車、旅行費用は定期預金⇒株の順番で切り崩して実行

結果発表!
余剰資産だけのグラフです。

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60歳時の残高
・無計画さん:4,166万円
・資産形成さん:7,541万円 ★勝ち

無計画さんと失礼な名前ですが、それでもかなり貯めている結果になりましたが、資産形成さんは2倍近い資産を築くことができました。
(無計画さんでも意外と貯まったのは生活費を変えなかったから、偉い!)

色々と条件があってややこしいですが、キャッシュアウトだけ見ると、
無計画さん:追加で2台の車購入(1,000万円)
資産形成さん:不動産を3軒購入(900万円)

キャッシュアウトだけで比較すると100万円だけの違いですが、60歳時には逆転して約3,400万円ものGapが生まれています。

かなり乱暴且つ、考慮不足も多いシミュレーションでしたが、、
何となく買えるから買うを繰り返していくと、貯まるものも貯まらない。
上手に資産を分割しながら運用していくことをお勧めします。

こんなに貯まったら良いのになぁと、グラフを見つめながら終わります。

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