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コロナ対応を中心とした食料品など…その6(自宅療養向けの初期備蓄品…持病をお持ちの方へⅠ)

 現在、COVID-19での第5波のピークを迎えて、首都圏、東海地方、関西圏、九州、沖縄など ほぼ全国に猛威を振るっている状態です
そのために、病院もCOVID-19対応をしているために、何らかの体調不良で救急車を要請してもなかなか搬送先が決まらない、搬送していただけない状態になっています。体調を崩して病院を受診しても、外来での処置のみで入院が出来ずに自宅療法になることも多くなってきます。

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普段から持病がある方も、コロナではなくその持病が悪化しても、通常診療で使用する病棟の病床(ベット)の一部閉鎖をしてコロナ病棟などに一時的に転換していたり、一般病棟の看護師などのスタッフをコロナ病棟の人員として一時的に配置をするために、一般病棟での入院患者の数を減らす形(病棟で1人の看護師がその日に担当する患者の数にきまりがあるために、病棟看護師が1人減るとその分で入院患者の数を減らして対応する必要性も出てきます)で対応しているところもあったりするために、入院ができない状況も増えています。
そのために、コロナ以外での普通の病気(内臓系、がん、骨折、ケガなどのも含めて)での、不急の入院、手術、処置等については延期せざるを得ない事態になっていますし、また、コロナ病棟(病院)にするために入院している患者さんの早期の転院や本来ならもう少しは入院という状態の方でも早くに退院をさせないと他の患者さんが病院に入院できない状況になっています。コロナにかかっている方でも、感染力がない状態であって、もう少しリハビリが必要というような状態の方でも同様ですが…

コロナに感染してしまっても、基礎疾患や持病があってもすぐに入院ができない状態というのが現実になっています

持病がある中で、持病の悪化も含めての体調不良が起きてしまった時に、今の現状では入院が厳しい中で、自宅療養、自宅待機期間を乗り切るためにも自宅で過ごすための事前準備も必要となってきます

管理栄養士からの視点というよりは、持病を沢山もつ多疾患併存状態(マルチモビリティ)の患者視点から、今回は、自宅療養にあたり準備しておくことをお勧めできるものを考えていきたいと思います
ですので、今回も、食べもののお話しではありません


★★★基礎疾患や慢性疾患をお持ちの方々へ★★★

基礎疾患や慢性的な持病をお持ちの方が、しっかりと対策をしていてもコロナ(COVID-19)にかかるのは、もう仕方ないことです


【主治医とは普段からの相談を!!】
●基礎疾患や持病がある方は、持病の症状が悪化重症化する前に、事前に持病が悪化した際やコロナに感染した際のことを主治医の先生とは普段から相談をされて指示をもらっていますか?

この緊急事態の中でも、なにかあればかかりつけの主治医がいる受診先の病院への電話再診などで症状の相談は可能です
持病の悪化傾向などの変化があれば、早めに病院へ電話をして受診の相談をされてください
やはり、普段からかかっている病院には、主治医が記載しているカルテがあるので、主治医が一番状況を理解してくださいますが、主治医が不在であっても当直の医師など他の医師がカルテみることで普段の治療のことを把握し対応していただくことも可能になります

また、コロナ感染でもコロナに感染していなくても、今は、持病が悪化しても病院に入院することはなかなか出来ない状態です 
少しでも早めに病院に連絡をすることが大切です。
できるだけ昼間のうちに気になることがあれば、病院への問い合わせができるとちょっとしたことでも病院側も早めの対応も可能になりますので、病院の受付時間内に連絡をこころがけてください。
夜間帯に急に具合が悪くなる場合は別ですが、なかなか連絡も取りづらくなりますので…

緊急時に備えて、病院のへの問い合わせをするときのために、電話番号とカルテNO(ID)がわかるようにどこかにメモなどをされておかれてください
(診察券をみればそれはわかります)
必要に応じて、お薬手帳にメモをしておくのも方法になりますよ

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 私は上記のような感じで受診先をまとめてお薬手帳に添付しています



【予備薬のこと!!】
●普段から飲んでいる薬、予備の薬は主治医とも外来受診時に相談をして必要に応じて処方しておいてもらっておくなどされてください

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感染して外出できない、濃厚接触者になって外出できない、ご自身は元気でも病院の方で、クラスター発生などが起きた場合には外来診療も一時休診になったりすることもあります
また、薬によっては、諸々のこともあり、コロナ関連の治療によって使用されいる薬もありますが、昨今の薬の製造過程の問題などもあり、供給停止になっている薬、その代替薬と使わることになって供給が減っている薬もあります

手元に必要な治療薬の手持ちの在庫が不足する、病院への受診ができないために必要な薬を入手できないこともありますし、予備の薬がないと持病の治療への影響もでてきます

病院によっては、電話再診によりお薬を処方していただけるところもあります。その場合には、後日会計で、薬が郵送だったり処方箋が郵送だったりになることがほとんどですので、すぐに入手というのは少し厳しくなります


そして、体調不良時の症状に合わせて、薬の服用量についての微調整対応は本当に大切になってきます。
それは、糖尿病に限らずに他の持病で関係があります
食事量に合わせたり、排尿量、発汗、嘔吐などの身体症状があれば追加が必要になる薬、減らす必要がある薬などがあります

患者さんご自身が、自己判断での薬の内服中止や薬の手持ちが無くなるで服用を止めることによって、ご自身で自分の持病の症状を悪化させてしまうことになると 体調も悪くより心身共によりお辛くなりますので予め主治医とも相談し、指示をもらっておくと安心です。そのような場合には、電話で病院に相談をしてみるのも1つの方法です

患者さん本人が体調不良で病院に相談出来ない状況ならば、ご家族がそのあたりのサポートや相談を病院に事前にすることも必要ですし、大切なことになってきます



私は、なにかあった際のことを考えて、事前にその相談は既に各科の主治医にしてありますし、指示ももらってあります 
事前の相談は大切ですし、なにか体調や症状に変化がありすぐに病院側にも相談があれば、早めに状況把握できますので、緊急時にできる対応はまた変わってきます

大変ですが、それのことを少し考えて、行動していくとこの先の療養生活をしていく上でも、後手に回らない方法です




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