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防災食・備蓄食(コロナ対応を中心とした食料品)…その7(栄養補助食品・経口補水液)

現在、COVID-19での第5波のピークを、北海道、首都圏、東海地方、関西圏、九州、沖縄など ほぼ全国に猛威を振るっており今までにないスピードで感染者数が日々増えてきています。
COVID-19 Japan 新型コロナウイルス対策ダッシュボード 
https://www.stopcovid19.jp
をみていても真っ黒くなっている地域が増加してきています


そちらの地域では『緊急事態宣言』の期間延長や追加、まん延防止等重点措置の地域の追加などがされますが、お盆休みや夏休みでの帰省などで人の往来もされており、感染地域、感染者の数は増加の一途をたどっています

そのために、病院もCOVID-19対応をしているために、何らかの体調不良で救急車を要請してもなかなか搬送先が決まらない、搬送していただけない状態になっています。体調を崩して病院を受診しても、外来での処置のみで入院が出来ずに自宅療法になることも多くなってきます

体調不良が悪い中での療養期間を乗り切るためにも自宅で過ごすための事前準備も必要となってきます

体調が悪く食事が、十分にとれない状態にある際に、役立つのが『栄養補助食品』と『経口補水液』になります

管理栄養士からの視点として今回は、自宅療養にあたり準備しておくことをお勧めできる、栄養補助食品と経口補水液になります

今回は、防災食・備蓄食(コロナ対応を中心とした食料品)…その5 食欲不振のお話しの中で 
●栄養補助食品、高エネルギー食品なども利用してみましょう
 市販の「栄養補助食品」などで少量でもカロリーやたんぱく質を補うことができるものもあるので試してみるのも1つです と記載していました

もう少し具体的なことを説明をまとめてみます

★★★栄養補助食品★★★

栄養補助食品で有名なものの代表的なものだと「カロリーメイト」かと思います。

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栄養補助食品には、液体タイプ、固体タイプの場合には、パウチゼリー・カップゼリー、ブリックなどがあります
栄養補助食品の形態、種類、味も豊富なので、合わないものや苦手物があっても別のものを試してみることも可能ですよ

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★★★経口補水液(ORS)★★★

熱中症を起こした際や、脱水を起こしているとき、コロナに感染してしまい自宅療養をする際にも 経口補水液を事前に自宅に準備しておくことは必要になってきています

「経口補水液」とは、少し難しそうな名前ですが、原料はとてもシンプルで、食塩とブドウ糖を混合し、水に溶かした飲料水です。

これを飲用することで、小腸において水分の吸収が行われ、主に下痢や嘔吐、発熱による脱水症状の治療に用いられ、失った失われた体液を補うバランス飲料になります

経口補水液(ORS)は、口から水分と電解質を素早く補給できるように、ナトリウムとブドウ糖の濃度を調整した飲料で、その成分はWHO(世界保健機構)により定められています
病院での点滴にも似た成分ものです
このORSは、自宅で作成することも可能です。「水1000ml」「砂糖40g」「塩3g」を一緒に混ぜたものになります。重要なのは『水』『糖分』『塩分』をこの割合で一緒にとるということです。

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簡易的なもの自宅で手作りすることも可能です

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経口補水液についての詳細については 過去の記事の
経口補水液と手作り経口補水液(ORS)の作り方(データは2020年8月版)
https://note.com/hi40chan/n/nfcaee1a2a93e
にお話はまとめてあります


★★★栄養補助食品、経口補水液の購入先★★★

少し特別な食品になりますが、経口補水液だとスーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストアー、病院の売店、調剤薬局などでも取り扱いがあるところがあります
栄養補助食品については、スーパーやドラッグストアーの介護用食品コーナーや治療用食品を扱っているコーナー、一部病院の売店、調剤薬局などでも取り扱いはありところもあります
また、治療用食品や栄養補助食品や介護向け食品を扱っている通信販売サイトなでの取り扱いもあります。他にメーカー独自の通信販売サイトなどもあります

下記に一部、複数メーカーの商品を取り扱っている一般客(業務用ではないという意味)向けの通信販売サイトをあげておきます
通信販売のメリットは、自宅の玄関まで届けてくれるという点です

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●旭食品(株)通販サイト 介護・治療食・給食用ミニパック専門社●
http://www.asahishokuhin.co.jp/

●介護食品・栄養調整食品の通販・宅配ならヘルシーネットワーク●
https://www.healthynetwork.co.jp

●「ハートフルフードオンラインショップ」渡辺商事株式会社の医療食・介護食の宅配サービスです
https://shop.heartfulfood.jp

上記は 私が利用したことがあった東京近隣の会社になります

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●濃厚流動食-介護食・栄養補助食品の通販-ビースタイル本店
https://www.b-style-msc.com

●介護のトータルサポート げんき介
https://www.genki-kai.jp/

上記2カ所は、関西圏の通信販売をされている会社です

Googleなどで お住まいの地域にある「栄養補助食品」「通販」などで検索もされてみてください


全国に同じような通信販売をされている会社さんがたくさんあります
通信販売だけでなく、実店舗を構えてるところもあります
元々は、病院や介護向け施設への業容用として卸売りをしていた会社が、在宅治療中の腎臓病患者さんや糖尿病患者さんなど食事療法が必要となる方や高齢で介護用食品が必要となった方向けに、在宅部門を立ち上げて通信販売をはじめているところが多くあります。
会社さんによっては、日常向けの災害時向けの長期保存食品を取り扱っているところもあったりしますよ

栄養補助食品や治療用食品、介護向け食品は、管理栄養士や医師などの専門家に相談の上、症状や病状に合わせた商品を利用できるのが一番です
でも、今はそれも厳しい状態にはあります。通信販売業者さんのコールセンターに管理栄養士などがいる場合もありますので、購入時にそちらで相談アドバイスをいただくのが無難です
食事療法が必要な方は、一時的な利用にし、長期の場合にはかかりつけ病院の主治医や栄養士などとも相談をされてください

ご参考になれば幸いです

(添付画像は、少し古いリニューアル前のパッケージも入っていますが、参考にできるかと思い添付いたしました)

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