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経口補水液と手作り経口補水液(ORS)の作り方(データは2020年8月版)

毎日暑くなってきており、熱中症の危険度もあがっていますし、コロナ感染予防対策でマスクをしてるために、より体内の水分を失いやすい状態になっています
そんな中で、COVID-19での第5波のピークを東京や神奈川、千葉、埼玉などでは迎えており、病床稼働率も高くなりベットが逼迫している状態であり、すぐには入院ができない状態です。また、大阪や沖縄などでもコロナの第5波の猛威を振るっており やはり病床数が逼迫しています

そして、病院もCOVID-19対応をしているために、体調不良で救急車を要請してもなかなか搬送先が決まらない、搬送していただけない状態になっています

熱中症を起こした際や、脱水を起こしているとき、コロナに感染してしまい自宅療養をする際にも 経口補水液を事前に自宅に準備しておくことは必要になってきています

脱水症・熱中症その1

画像は 脱水症についての説明
熱中症などから脱水症状を起こしているときには、経口補水液など 水分、糖分、電解質を含んでいる点滴に似た成分のものを飲むことが症状軽快の助けになります

脱水症状が進み、体液が失われると体内を循環する血液が不足し、体内で作られる熱を体表面に運びだし、拡散することができなくなります。
脱水症状が進むと熱中症も進みやすくなる、熱中症が進むと脱水症状が進むという悪循環に陥ります

●水は生命をを保つうえで 重要な物質で大きく4つの働きがあります
  ・栄養素や酸素を運ぶ
  ・老廃物を排泄する
  ・体温を調節する
    (冷えた水を飲むことでも体温を下げる効果もある)
  ・体のさまざまな機能を維持する
        ⇓   ⇓   ⇓
  脱水となり体から水分と塩分が不足すると 
        これらの役割が上手く果たせなくります




最近は、経口補水液(ORS)とうたって販売されている商品が増えていました
#経口補水液
OS-1のみ 消費者庁許可 個別評価型病者用食品 になっています
その他は、消費者庁許可な特殊栄養食品(病者用食品)ではありません

下記の画像は、2020年8月版で近隣の店舗で購入したものです
成分値については、商品の栄養成分表示、メーカーサイトの記載されている栄養成分表示をまとめたものになります

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下記の経口補水液には、ドリンクタイプの他に ゼリータイプもあります

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価格帯は、市販経口補水液って500mlくらいで100~200円程度の価格です

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また、市販品ほどまでの精度はなくても 自宅にあるものでも 簡易的に #手作りの経口補水液 を手軽につくることはできます
砂糖と塩と水なので 普通のご家庭にあるものなので、安価ですので応急処置として使えるアイテムです

「経口補水液」とは、少し難しそうな名前ですが、原料はとてもシンプルで、食塩とブドウ糖を混合し、水に溶かした飲料水です。

これを飲用することで、小腸において水分の吸収が行われ、主に下痢や嘔吐、発熱による脱水症状の治療に用いられ、失った失われた体液を補うバランス飲料になります

経口補水液(ORS)は、口から水分と電解質を素早く補給できるように、ナトリウムとブドウ糖の濃度を調整した飲料で、その成分はWHO(世界保健機構)により定められています
このORSは、自宅で作成することも可能です。「水1000ml」「砂糖40g」「塩3g」を一緒に混ぜたものになります。重要なのは『水』『糖分』『塩分』をこの割合で一緒にとるということです。

1Lで作っても容器も入手しにくく大変なので、とりあえず 500mlくらいのペットボトルならば入手も簡単です
経口補水液は、美味しものではないのですし、比率をイメージしていただくために 厳密な配合ではありませんが、覚えやすい量での作り方で、今回はご紹介いたします

【用意するもの・材料】
500ml位ペットボトル1本、水、砂糖、塩を用意する

【作り方】
1)500mlくらいのペットボトルの9分目位まで水を入れる

水470ml


2)ペットボトルのキャップ山盛り4杯分の砂糖    (画像:緑の蓋)
  ペットボトルのキャップの凹としている部分までの塩1杯(画像:茶の蓋) 
       若しくは指で1つまみ分(抽象的なのでキャップを利用)
 ペットボトルのキャップ1杯=約5mlくらい=小さじ1 相当量になります
 計り方は 大雑把な感じでOKです 大体での比率の目安です 
 吸収速度などの問題もあるので砂糖を使ってください

ペットボトル1本( 1000ml)に 砂糖を4杯(40g)と塩を多めに1つまみ半(1.5g)
を容器の大きさで調整したイメージにしてあります

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3)ペットボトルの中に水、砂糖、塩を入れて 振って混ぜると経口補水液になります
お好みでレモン汁やりんごやオレンジなどの果汁を少し入れてください

飲むときは、少しずつ時間をかけるようにするのが無難です

【注意事項】
*冷蔵庫保管にして当日(24時間以内)の保管期限が目安です
*作る前に手を洗らう、きれいな容器に入れる、ミネラルウォーター、煮沸したお湯、湯冷ましなど衛生面に気を付けての作業をされてください
*果汁は風味付け&ミネラル分の補給にもなります
*柑橘系が苦手方だとリンゴ果汁がお勧めです


【飲み方のコツ】
・一度にたくさん飲む(飲ませる)と吐くことがあります
はじめは一口ずつ少量を頻繁に飲んでください
ある程度飲んでみて、吐かない、下痢をしないようであればそこからは好みのスピードでのんでください
・経口補水液を飲んで尿量が増えてきたり、尿の色がうすくなってきたら脱水が改善してきた傾向になります
・経口補水液が冷たすぎると腸を刺激することもあるので、はじめは一口ずつ飲むようにされてください(一口ずつ飲むようにすれば、腸に届くときにはそこまで冷たくないので刺激にはなりにくいです)

経口補水液の液体そのものが苦手な方の場合、市販されている経口補水液のゼリータイプのものだと比較的のみやすくなっています
また、どうしても口に合わないなどの場合には、無理には飲まずに、みそ汁やスープ、果汁、飲料水、お茶(できれば加糖)、スポーツ飲料など塩分や糖分を含む物など飲めるものを飲む形で対応をされてください
無理をして吐き気などがでてしまうと本末転倒ですので…

私が、経口補水液やスポーツ飲料は苦手なのでその時に飲めるもので対応しています

また、夏場だけでなく、冬場は空気の乾燥、暖房の中にいることによってしらずしらずのうちに脱水症状を起こしていることもありますので、熱中症ではありませんが、同様の注意が必要になります

ご参考になれば幸いです



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