#幸せとは~大切な人にごはんを作れること~
ごはん。
食べること、いただくこと。
私たちが生きていく上で欠かせないもの。
ゆえに、その手段は様々あり、外食、中食、10秒メシ、サプリメント、出前、コンビニ、スーパー、挙げれば枚挙にいとまがない。
そう。
今、私たちは様々な方法で、’’たべる’’ことができる。
だけど、この言葉を忘れたくない。
私たちの体は、これまでに自分が食べたものでできている。
様々なカタチで摂取した栄養素が分解され血液中にたどり着き、全身に運ばれ必要なところで使われる。
体がそうやって働いてくれるから、私たちは生きていけるのだ。
だから私は、なるべく体が無理しなくても済むような食生活を心がけている。
栄養バランスを考えること、旬の食材を使うこと、味が濃くなりすぎないようにすること、お酒は基本的に飲まないこと、食べ過ぎないこと。
そして、大切な人の体も大事にしたい。
ようやくきちんと自炊をするようになってきて、レシピを見ずとも要領よく何品も作ることができるようになってきた頃。
心から大切に思う人と、家でお昼ご飯を食べる機会が訪れました。
一品だけリクエストを受けていて。あとは自分で考えたメニュー。
当日一緒にスーパーに買い物に行った時に、ふと思いつき二品追加することにして。いざキッチンへ。
包丁の握り方も忘れそうになるくらい緊張しながら作ったけど、その工程のなんと幸せなことか。
仕上げにチーズをたくさんまぶした時の、彼の嬉しそうな表情。
ああ、どうしよう。幸せだ。
その笑顔が見られるなら。
私は何度でもあなたにごはんを作るよ。
大切な人が、自分が作ったごはんを美味しそうに食べてくれることが、こんなにも幸せだって、私は初めて知りました。
幸せとは、大切な人にごはんを作れること。
美味しいって言ってくれて、ありがとう。
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