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触れる技術 の 価値

Social Distance

人との距離を取り、また思いやって「触れないようにする」ということが新常識になって半年以上が過ぎました。


そもそも、お客様の髪や頭、顔や身体に触れる仕事である理美容業は、  

「触れないように」は出来ない仕事。

だからこそ、今後、よりその価値が高まるはず。と考えています。


ここで少し、「ヘッドスパ」のことを書きます。

今から20年以上前、私自身が美容室で     アシスタントだったころから
「頭のマッサージ」「頭皮ケア」の技術に   やりがいを感じ、好きな技術の一つでした。

※その好きが高じて、            大学院在学中の研究テーマは         「ヘッドスパ 触れる技術の可能性」でした。

ヘッドスパ → シャンプー同様にお客様の主に頭部に直接触れる技術。


触覚”に大きく関わる技術であり、
カットやカラー、パーマなどデザインメニューと役割も異なり、               ケア、リラクゼーション、癒しのメニューとなります。

ヘッドスパには様々な効果(長くなるので今回は割愛、また書きます)があり、        現在では、たくさんのヘアサロンで導入されています。

ご存知方もいらっしゃると思いますが、    そのヘッドスパには
触れることで発生する、          「オキシトシンホルモン」の効果があります。

安心感を与える 

・癒し           

・ストレスを軽減する 

・信頼関係を築く

 など。

そして、まだあまり知られていないのでは?と感じるのが、   

施術を受ける人(お客様)よりも、
施術者(理美容師、エステティシャンなど)  のほうが、
オキシトシンレベルが高くなっている!ということ。

※このエビデンスは、桜美林大学の山口創教授の著書で紹介されています。


おそらく、多くの施術者は、何となく、オキシトシンの効果を感じ取っているという人も多いでしょう。  

気分的なこと、感情論や感覚だけではないということを知り、

施術者が、更にやりがいを感じたり、お客様と施術者の関係性作りにプラスになる! ということが理解されれば、      

「触れる技術」の価値をもっと高くできるのではないでしょうか?

単に「気持ちが良いよね」「血行が良くなっていそう」というだけでなく
お客様、施術者双方にとって、        良い効果のある技術、という認識がより広まることを願いつつ、「触れる技術」の可能性については、今後も発信していきます。

その6

Aya Horiguch



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