「文化」 になるには?
「甲子園常連校」!?
前職でのことです。 施術体験と見学を兼ねて、ある美容室に出かけました。 場所は愛知県。 新幹線と在来線を乗り継ぎ、日帰りの旅。
「愛知に、凄いサロンがある。見たらわかる。」という社長の言葉から、
興味がわいたら、行ってみる主義の私としては「これは、行かないと!行ってみたい!」 と思い、一人、出かけてみました。
行ってみて、体感して、わかりました。
まず、サロンの建物からして、とても素敵。 その中で働くスタッフの皆さんの笑顔が素敵。 応対が素晴らしく、施術メニューの内容、技術力もレベルが高い。すべてが素晴らしい!!
感心、感激の渦に浸りました。
これは、お客様もファンになるし、 たくさん来ちゃうでしょ!と。
なんでこんなに、素晴らしいのだろうか?
帰りの新幹線で考えましたが、頭に浮かんだのは「甲子園に毎年行く学校の野球部は、こんな感じなのではないか?」ということ。
「甲子園に行くことが『文化』になっていて、 そのためのトレーニングをしている。それら全てが日常であり、普通。当たり前。」
美容室と高校野球、例えがおかしいですが、 それが一番わかりやすいなと。
先輩達がやってきたことが、引き継がれ、 伝統や文化になっている。
もちろん、経営者が素晴らしい。 現場のトップが優秀。 スタッフが素直。というのは確かですが、
『文化』があるとはそういうことでは? と、このサロンの様子を目の当たりにし、ずっと忘れない事例として、インプットされています。
みんなで「やる!」
今年はコロナ禍で対面、大人数での集まりは無くなっていますが、美容業のセミナーは、毎月、 何か所で、何本のセミナーがあるのか?というくらい開催されます。 (今年は、コロナの状況をふまえ、オンラインでのセミナーに切り替わっています。)
先日、あるオンラインセミナーを受講しました。
美容業の方が多く受講されていましたが、 同じ会社からオーナー1人と3人の店長が参加されていました。
オンラインでも、この会社の空気、雰囲気の良さが伝わってきます。
ここでも、浮かんだ言葉は「甲子園常連校」 です。(笑)
監督とスタメン選手が一緒に強化トレーニングをしている。といえば良いでしょうか? (普通、監督はトレーニングに参加しないかな?)
みんなで一緒に勉強する文化ができている。
ステキな会社、サロンなのだろうなぁと感じ、 いつかこちらのサロンに、行ってみたいなと思いました。
会社、サロンの取り組みが文化になるまでは、 時間がかかると思いますが、みんなで繋いで、 磨いていくことで、根付き、強くなり、個性にもなります。 しかも、美容業の良いところは、進化させる、 アップデートが得意な人や会社が多く、時代に合わせて、ができる。
長く、ファン(お客様)を飽きさせないサロンは こういうことが継承されているのでしょう。
余談ですが
甲子園出場校の選手へのインタビューを見ていると「野球をみんなで楽しむ」「笑顔で」などのワードが、ここ数年の勝利インタビューで聞かれるようになったなと感じます。
一昔前だと、歯を食いしばる、とか、血に汗滲む努力。などがよく聞かれたように思いますが、 これも文化が引き継がれながら、時代に合わせて変化、進化しているのだなと感じます。
Aya Horiguchi
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