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プライドほどいらないものはない。

学生時代 自分がバカだとバレるのがめちゃくちゃ嫌で席替えのとき、かわいい子の隣になりたいとかそういうことよりバカな子の隣になれと願っていた。そのくせろくに勉強もしないで塾とか進研ゼミ的なことも一切やらなかったので成績は当然悪かった。なぜかというとバカなのに塾とか行って成績上がらなかったらめちゃくちゃ恥ずかしいなと思ったことと親に金銭的負担をかけたくないなと遠慮していたから。同級生には中3ぐらいで焦って塾に通ってる奴も沢山いたが塾通って自分と同じレベルの高校に行ってた奴が家庭教師と遊んでて勉強しなかったと語ってたのを聞いて行かないで良かったと思った。しかしなぜあの頃あんなにバカがバレるのが嫌だったかというと僕の時代は今より教師の悪行が表沙汰にされてなくて、僕の小6の時の担任は授業で生徒に答えを聞く時、驚くことにクラスで頭の悪い生徒順に指していったのだ。だからいつも1番勉強できない奴が最初に指されて僕は8番目くらいに指さされていたので僕は8番目にバカなんだと劣等感を植えつけられた影響もある気がする。中学の時初めて数学のテストで0点を取った時も答案を返す教師が大げさに肩を落とすリアクションをしてなんかゴミを見るような目で僕を見てきたのも傷ついた。しかも後ろの成績がいいクラスメイトがしきりに「何点だった?何点だった?」と聞いてきたのでごまかすのに大変で恥ずかしかった。でもなぜ自分は0点取った時「0点取っちゃいました~えへへ」と開き直ることができなかったんだろうか。内心では勉強なんてどうでもいいと思っているのに平均以下だと気づかれて馬鹿にされたり笑われるのが怖くてかっこつけて見栄を張ってしまう。そんな小さなプライドのせいで沢山のチャンスを逃してきた気がする。それは大人になっても変わらず職場でも冠婚葬祭でも女性と遊ぶ時も僕は人目を気にしてないような素振りを見せてるけど人目を凄く気にして自分を演じてるような気がしてうまく楽しめないのである。

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