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便利になる程、面倒くさいは増えるよ

モノがとても豊かな現代ですよね。

都会は便利で住み心地が良いですよね。

これからもどんどん生活が便利になりそうですよね。

でも、この効率化の嵐を最高だと思って、効率主義的な価値観に汚染されれば私たちの「面倒くさいキャパシティ」はどんどん低下していくかもしれません。

まあ自分もその一人であるので、気をつけたい気持ちから自戒をこめて書いています笑

そもそも、面倒くさいというきもちはどこから来るのでしょうか?

買い物に行くのが面倒くさい
運動するのが面倒くさい
料理を作るのは面倒くさい

こんな気持ちを持っている方、とても多いのではないでしょうか?

自分はそんなに頭が良くないので、自分の脳内から面倒くささのWHYを適切に導くことができませんでしたが、精神科医の泉谷閑示先生の書籍にはとても学びになることが書いてありました。

さて、問題の面倒くさいという感情は、私たちが何かをしようとしたときに、それをするだけのメリットがないかもしれないといった損得勘定、つまり、無駄になるかもしれない労力や時間を極力省略したいという合目的的で効率主義的な価値観から生じるものだと考えられます。

泉谷閑示

自分はとても共感できたのですが、皆さんはどうでしょうか?

自分がこのテーマについて書く際にこの一節を読んでおいて良かったーと思いました。

下手な自己啓発っぽく「面倒くさいは頭が作り出した幻想だ」と言わずに済んだので。

話を戻して、日常生活のコスパがどんどんよくなり、私たちが持つ便利基準のようなものが上がります。

それにともなって従来では普通だったことが面倒くさく感じてしまいやすくなるというわけです。

ネットショッピング勢のひとは、「買い物で外に出るなんてありえない」と言っているのかななんて思ったり。

amazonが、サイト表示が0.1秒遅れると売り上げが1%減るなんてことも発表していると思いますが、それもまさに「amazon表示遅いからまた後ででいいや」という面倒くさいの表れかなと。

で、何が言いたいかというと、ふつう便利になればなるほど面倒くさいは減るはずなのに、「面倒くさいというきもち」は逆に増えて精神的にはあまり良くない環境になっているのではないか?と思うのです。

面倒くさい、という気持ちはどちらかというと快くない感覚ですよね。

しかも、実際に面倒くさい作業は減っているのにも関わらず、です。

実際の面倒くさい作業は減っているのにも関わらず「面倒くさいという気持ち」は増えているなんて・・・

困ったものですね。

誰か解決策を教えてください。

考えるの、面倒くさいので。

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