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7月5日(日)

こうやって日記をサボっている間に、虹プロが終わってしまったし、都知事選の結果も発表されたし、無いと思っていたりんご音楽祭も開催されるらしい。先週はあっという間に時が過ぎてしまって、振り返るのが確定申告くらい面倒くさいから土日のことを思い出そうと思う。

土曜日はスウィングキッズとレディプレイヤー1を観た。朝鮮戦争の背景はそれなりに知っていたつもりだったけど、北と南に別れる思想の齟齬などはあまり触れてこなかったのでかなり新鮮に感じる。スウィングキッズの死への伏線やダンスによってそれぞれが自由になれる瞬間はジョジョラビットとリンクしていてかなり好きだった。それぞれのキャラクターも立っていて面白いし、何よりギョンスの演技が本当に良かった!彼を演者として見出した(どこの誰か分からないが)多分偉い人に感謝したい。

スウィングキッズやジョジョラビット、ライフイズビューティフルなど戦争映画の、コメディー要素もありつつ完全なハッピーエンドで終わらない皮肉さが、現代社会への様々な問題定義を助長しているようで個人的に好きな構成だと改めて感じた。それぞれが国対国の争いで完結しない、人種や思想なども複雑化する対立構造が顕著に現れるのもかなり分かり易い。これらは、正に”ファック イデオロギー”。間接的に作られたイデオロギーによって、これまで何人の人の命が犠牲となり、自由を奪われたか。この概念に対して現代社会は麻痺しきっているんだろうな。享受するだけの政策や意思が蔓延し過ぎている。

社会的に(政治的に)音楽やエンターテインメントが粗雑になっている日本において、自由を”そこ”に求めるムーブメントは存在するのだろうか...。スウィングキッズもアメリカ陣営での話であって、アジアにおける”自由=音楽”が結びつかない気もする...。(ナチスは宣伝に対してエンタメの力を最大限に活用していたので、元祖スウィングキッズも早く観たい)
スウィングキッズは繰り返し観る作品になると思う。

日曜は仕事だったけど、PARCOにも行けたし、カネコアヤノのライブ配信も観れたので幸せだった。コロナ期間、あの逗子のスタジオを高頻度で見れるのはとても嬉しいな。照明もスタジオの雰囲気も演者に合っていて、バンドの一員になれる気さえする。特にGODとカネコアヤノバンドの雰囲気は特にあそこにマッチしていたな。雰囲気で演奏バンドも選んでいるのかしら。

スウィングキッズの事しか覚えていないくらいスウィングキッズが良かったなー。お気に入りのハーフパンツを色んな人に褒めてもらえたのも嬉しかった。あと矢沢永吉のアルバムがオルタナティブジャンルなのを数日で解明したい。

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