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僕が書くことに興味を持った試合

おはようございます。HYSです。

おもしろいお題がnoteから出ていたので、今日はそのことについて書きたいと思います。

e-sportsには関わる話かなと思います。

【サッカーに明け暮れた学生時代】

私は学生時代はサッカーをしていました。高校の頃はそれこそ全国大会に出る為に必死に練習していましたし、本気で取り組むが故にサッカーやるのが辛かった時期もあります。

全国大会を賭けた大会では準決勝で敗れ、人生であれほど泣いた日はないんじゃないかというくらい泣いたのを今でも忘れません。

本気でサッカーに向き合いスポーツの醍醐味を知っています。

【サッカー観戦が好き】

その後もサッカーは好きで、いろんな試合を見に行くようになりました。Jリーグはもちろん、TOYOTACUPでバルセロナが来日した試合も観戦しました。

当時は現ヴィッセル神戸所属のイニエスタ選手がバルセロナでバリバリのときでメッシ選手がまだ若手の頃。



フランスではパリサンジェルマンの試合も観戦しました。2017年かな。確かネイマールが移籍してきた年です。サッカー専用スタジアムは本当に近くまで行けて良いです。このあと若いフランス人に邪魔だと怒られましたが。

とにかくサッカーは今でも好きで、試合は見ています。(正直今はゲームのウエイトが高いですが)

【書くことに興味を持ったきっかけ】

たくさんの試合を現地で見に行きましたが、そんな中でも、私が書くことに興味をもつきっかけになった試合、そして、とある記事があります。

2012年05月23日 日本代表VSアゼルバイジャン代表 @エコパスタジアム

残念ながら写真を探すことができなかったのですが、この試合も現地で観戦しました。

毎年行われるキリンチャレンジカップ。所謂、親善試合ですが、とある選手の代表デビュー戦でした。

”宮市亮”

サッカー好きな方ならご存知かとは思いますが、当時19歳の宮市選手は愛知の中京大中京高校を卒業して、イングランドの名門アーセナルと5年契約を結んだスーパールーキー。

就労ビザの関係でその年はオランダの名門フェイエノールトに期限付き移籍。そこでの活躍が認められ、プレミアリーグに復帰、アーセナルでは選手層の厚さやケガもあり活躍できなかったものの期限付き移籍先のボルトンでは大活躍。

当時チェルシーの最強センターバック、ダビド・ルイス選手を置き去りにしたドリブルは今でも覚えています。

彼はその後、ケガに泣かされ、キャリアの半分以上を欠場してしまったのですが、現在もドイツ・ブンデスリーガ2部のFCザンクトパウリで活躍されています。まだ27歳これからの活躍も楽しみな選手です。

そんな彼が19歳の当時、初めて日本代表(ユース時代は除く)の試合に出場するかもしれないと、

高卒でアーセナルと契約したスーパールーキーに注目が集まった試合でした。

もちろん私も注目していましたし、アゼルバイジャンという今まで聞いたことのない国との対戦ということもあり、出場するのではないかと試合前からわくわくしていました。

そして、後半10分を過ぎたあたりでスタジアムがざわつき始めたのです。そう、宮市選手のアップの強度があがり、いよいよデビューかとスタジアムが試合ではなくアップをしている宮市選手に注目しだしたのです。

初めてでした。試合とは関係のないところに注目が集まり、応援ではない異様なざわつき。全身に鳥肌が立ちました。

そして、後半17分ついに電光掲示版に表示された背番号11(ちなみに私も11番でした)颯爽とピッチに飛び出していった彼に、スタジアムは大歓声に包まれました。あの一体感、そしてスタジアム全体が宮市選手を包み込むようないつものソレとは違う雰囲気が印象的でした。

随所に持ち味を発揮し、スピードに乗ったドリブル、オフザボールの飛び出しなど、おそらく後半の30分弱はスタジアムの全員がボールではなく宮市選手を見ていたんじゃないかと思わせるような盛り上がり方。

試合自体は消化不良で、2-0で勝ったもののこの試合のメインは間違いなく19歳の少年でした。

スタジアム全体がまるで母のような優しさにあふれた今までにない素敵な試合だったことを覚えています。この代表ウィーク以来日本代表に選ばれることはなかったのですが、先ほども書いたように彼はまだ20代。

この続きが見れる日を心から楽しみにしています。

試合後、ふと思い返すと、彼は19歳。ついこの間まで高校生だったのかと思うと、どんな心境なんだとプレー面ではなく彼自身に興味が沸いていたのです。

そして試合の数日後、ある方の記事を拝読しました。

”元川悦子”さん

1967年長野県松本市生まれ。千葉大学法経学部卒業後、業界紙、夕刊紙記者を経て、94年からフリーに。Jリーグ、日本代表、育成年代、海外まで幅広くフォロー。特に日本代表は非公開練習でもせっせと通って選手のコメントを取り、アウェー戦も全て現地取材している。ワールドカップは94年アメリカ大会から5回連続で現地へ赴いた。
source:スポーツナビ

サッカーのコラムなんかを読んだことがある方は一度は彼女の記事を読んでいるはずです。

事実と事象。そして選手の気持ち。とても心に残る記事を書かれる方です。今でもたまにサッカーの記事を読んで、これは元川さんの記事かなと思うとだいたいそうです。

元川さんの記事を読むきっかけになった試合がこの試合の記事(上記の記事)。そして、文字でこんなにも人の心を豊かにできるのかと書くことに興味を持ったのもこの頃でした。

”え、本田にボール要求するんだ”

”やっぱり緊張してたのか”

宮市選手のこれからへの期待や、19歳らしい初々しい発言など。事実と事象のバランスが良く、彼の実績と19歳である事実。これからの宮市選手を応援したくなりましたし、日本代表の成長への期待抱かせる素晴らしい記事です。

後に元川さんの記事でもっと選手にフォーカスを当てたコラムもたくさん拝読させていただいたのですが(それもおもしろい)、この記事は試合のレビューも踏まえてでしたので、とても読みやすかったです。

この記事がきっかけでコラムを良く読むようになりましたし、書くことに興味が出て、リアルなノート(当時は無印が好きでした)にちょくちょく試合レビューを書くようになりました。

今noteでこのことを書いているのが不思議でしょうがないですが。

【さいごに】

ということで、このお題を見たときに真っ先に思いついたので、書かせてもらいました。私の書くことの原点。

今はnoteでゲームのことについて書いていますが、久しぶりに思い出しました。

スポーツの醍醐味。

現地の熱量と一体感。最近ゲームやe-sportsにしか触れていなかったので、あまり思わなかったですが、先日のApexの大会でも何十万人という視聴者がいて盛り上がっているなと嬉しく思っていましたが、やはりスポーツ選手にとって現地での応援は何ものにも代えがたい勇気になるんだなと思いだしました。

実際宮市選手も19歳にして、プレッシャーもあった中観客の声援で後押しされた部分もあるはずですし、何よりプロであることを実感するのではないかなと思います。

自覚と責任が芽生える。ファンの為にできることをしようと思う。

とあるe-sports選手が自身の動画で、プロはもっと自分を商品として磨かなければならないと仰っていました。自分のファンを作って、応援してもらえる環境を作るべきだと。

その通りですし、お金や時間はかかりますが現地観戦のスタイルを作っていくことでスポーツの醍醐味をe-sportsにも取り入れていくのも良い策ですね。

今日はここまで。ありがとうございました。

HYS

#サッカー日本代表観戦記 #スポーツ #ゲーム #サッカー

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