マガジンのカバー画像

トピックス(旅行記)

4,629
旅行記です。
運営しているクリエイター

2024年1月の記事一覧

Paolo Coppolellaと身体写真(A Day with Valeria)

Paolo Coppolellaと身体写真 パオロ・コッポレッラ(Paolo Coppolella)の身体写真表現 パオロ・コッポレッラ(Paolo Coppolella,1980- /イタリア生まれ、 2006からスペイン移住/アーティスト・身体写真) (註)このコラムでは、パオロ・コッポレッラの身体写真表現のみを扱っております。 A Day with Valeria(ヴァレリアとの一日) Paolo Coppolellaは、身体の限界を実験する。 詳細は、Paol

東京の休日 187 〜【マリー・ローランサン ―時代をうつす眼】展@アーティゾン美術館 :優美な才に惚れ惚れといたしました〜

「マリー・ローランサン ―時代をうつす眼」 2023年12月9日(土) 〜2024年3月3日(日) アーティゾン美術館 (京橋) 叶うことなら 何度でも足を運びたい 素晴らしい展覧会でございました。 柔らかな曲線 心くすぐられる色彩 ...とここまでは 想定内だったのですが 今回は 画家・マリー・ローランサンの 「優美な才」にすっかりうっかり ハートを奪われてしまったのでした。 その麗しき作品をご紹介する前に まずは展覧会の概要から。 主役の 「マリー・ローランサン

【ファンタジーと思いきや…】映画『ペルリンプスと秘密の森』感想

森を救う謎の存在「ペルリンプス」を探す2人のエージェントの姿を描いた映画『ペルリンプスと秘密の森』。監督は『父を探して』のアレ・アブレウ。 監督の過去作は未見だが美しいビジュアルとブラジル発のアニメーション作品ということで気になっていた作品。 1月14日の日曜日にセンチュリーシネマで鑑賞してきた。客数は10~15人ほど。男女半々くらいだったと記憶している。 アニメーションポスタービジュアルや予告編通りの美しさ。音楽も良い。 「ブラジルのアニメってどんなもんだろ?」とい

今年最初の展覧会

2024年になり、はや1ヶ月。既に会期終了しましたが、お世話になっているギャラリーステージ1の17回アニバーサリー展に参加しました。 写真は展示の様子です。 ↓こちらは案内はがき 今年は仕事と家庭とのバランスで無理のない範囲で展覧会も参加しようと思います。 2月、3月も一箇所づつだけグループ展示に参加予定です。

1月に観た展覧会

友人の誘いで藝大陳列館へ。特別支援学校に通う、小学生から高校生までの作品が並ぶ、アートプロジェクト展を観てきた。私が観たのは今年で2回目。 障害を持つ子供たちの熱量のある作品を一つ一つ観ていくと、そこに至るまでの集中力やブレない思い?みたいなものを感じた。一つとして同じ表現はない、一人ひとりの強いこだわりが見えてきて、時に投げやりな私の日常と比べスゴイなと思うばかり。 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::: もう一つは、有楽町のSUSH

教えてもらったオススメの紹介 その3#北陸のオススメ

 こんな企画を募集していました。  1/2から募集を開始したこの企画。立ち上がりはなかなか記事を書いてくださる方がおられず、寂しさで死にそうになっていたのですが、この数日すごいんです。みんながいっせいに参加してくれました!  すまスパで告知をしたからか、ワンコさん達に半ば強引に書かせた(オイ)からか、一気に輪が広がりました。ひよこの回りにはすごい人たちがたくさんいるんだなぁとあらためて実感した次第です。  ピリカさん、秋しばさん、Inuzukaさん、本当にありがとうござい

リサイクル・ファッションブランド:Paolo Coppolella

リサイクル・ファッションブランド:Paolo Coppolella Retal. Reciclaje Creativo リサイクル衣料品ブランドに際して語る- Paolo Coppolella パオロ・コッポレッラ(Paolo Coppolella) パオロ・コッポレッラ(Paolo Coppolella,1980- /イタリア生まれ、 2006からスペイン移住/アーティスト) Paolo Coppolellaは、まず、精神科クリニックの教育者からアートディレクターにな

旅するウェディングドレス、チェコへ。

キューバ、チェコ、マルタ島、ロンドン…。 これらはわたしがつくったドレスが旅した場所。それはもはやわたしが旅したとは言えないだろうか。言えないか。 でも気持ちはいっしょに旅するような気持ちで花嫁さまとドレスを送り出している。心をこめてつくったドレスが世界中を旅している。そう考えただけでうれしい。わくわくする。わたしの旅するドレスたち。 旅するドレスドレスをつくる仕事をしているわたしは無類の旅好きで、「旅をしてドレスをつくる」という仕事スタイルをずっと模索してきた。コロナ

画家リウ・イエの世界

画家リウ・イエの世界 Liu Ye:リウ・イエ Liu Ye:リウ・イエ(劉野,1964- /北京生まれのアーティスト・画家) 1964年北京生まれの劉は、北京の中央美術学院で絵画(壁画)を、北京工芸美術学校で工業デザインを学んだあと、ドイツに移住、ベルリンの芸術大学で教育を続けた。 アムステルダムでの滞在を含め、ヨーロッパでの6年間滞在で、西洋美術史と建築についての知識を深めた。また、彼は、ハンス・クリスチャン・アンデルセンやルイス・キャロルの物語、トルストイやナバコフの

(今日の映像)A story of progress: Andrés Reisinger

A story of progress: Andrés Reisinger A story of progress: Andrés Reisinger 2:10min(アンドレス・ライジンガー理解のために・・・) 設定から日本語に変えられます。 想像力とは人間であることそのもの 明日への無限の可能性を表現するために自身のアートワークを使用した背景の前で、アンドレス・ライジンガーは、自身の進歩のストーリーを語る。 デジタルアーティスト、デザイナー、ライジンガー・スタジオ

キュビズム展 シンプル機能美が美意識のメジャーになるまでの歴史的背景

キュビズム、別に好きでもなんでもないんだよねーと思いつつ、見に行った。 なぜなら、見に行かないといけないから。美術史を知るには絶対に。 キュビズムだったら抽象画の方が好き、みたいな感じで最初のほうを見ていましたが、徐々に「これは画家であれば描きたいだろう、描いている時の感覚が心地よく挑戦的な感じがするだろう」というのがめちゃくちゃ伝わってきた。 画家出発のムーブメント。 パトロンの金持ちや、教会等、クライエントの意向ではなくて、絵を描く人たちがその絵を描く快楽のために描

Raoul De Keyser : Drift

Raoul De Keyser : Drift Raoul De Keyser : Drift 1:54min voiceless November 26, 2015 - January 23, 2016 24 Grafton Street, David Zwirner, London Raoul De Keyser: Drift この「Drift」(ドリフト)のこの細部のキャンバスに油彩など、デ・カイザーは、伝統的な素材(キャンバスに油彩や水彩・アクリル)を使って制

眼差され純化する伝統 バリのバリ化

バリ島は不思議な体験だった。この島の歴史は古く紀元前300年からの人の居住、ヒンドゥー教の伝来、ジャワの支配、オランダ植民地時代を経て、独立に至るまでの変遷がある。 19世紀のオランダ植民地時代には、多くの伝統が失われたかけたが、奇妙な巡り合わせにより、また奇妙な復興を遂げることになった。 1917年の大地震とその後の災難は、バリの文化保護政策に大きな影響を与えた。バリの人々はその災難を儀礼によって乗り越えようとした。バロンの練り歩きやサンヒャン・ドゥダリなどの儀礼が盛ん

ロイ・デカラバ:写真の概念をアートに変えた

ロイ・デカラバ:写真の概念をアートに変えた ロイ・デカラバ(Roy DeCarava) ロイ・デカラバ(ロイ・デカラヴァ,Roy DeCarava,1919–2009/アメリカの写真家) 写真の概念を芸術に変えたアーティストの1人だ。 ロイ・デカラバは、ニューヨークのハーレム地区で生まれ、ニューヨーク市内の公立学校(繊維高校)で美術を学び、1938年に卒業。 その後、彼は作品のポスターの仕事に就いた。そして、*クーパー・ユニオンへの入会が認められる前に、プログレス・アドミニ