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トピックス(旅行記)

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2022年2月の記事一覧

東京の休日 #105 〜梅まつり:郷土の森(府中)と京王百草園(百草園)へ〜

梅香る季節となりました。 風がふいに運んでくれるその香りに 「春が来たな」と心が躍りますね。 また、愛らしいお花が 咲き誇る姿も見事。 本日は、都心から少し離れた場所で 開催されている「梅まつり」 二つをご紹介します。 一つ目は、 『府中市郷土の森(きょうどのもり)博物館』。 梅の木が60種1100本もある 広い庭園に加えて、 博物館(現在、常設展は休室中)、 プラネタリウム、古民家、お茶室も設けられた 郷土の森。 こちらの 「梅まつり」が 2022年1月2

◇上巳(じょうし)の節句 「3月3日」

来たる三月三日は、 「雛祭り(ひなまつり)」ですね。 その正式名称は 上巳(じょうし)の節句。 三月上旬の巳(み)の日の節句であることから 「上巳」の名がついたそうです。 さっそく由来や、お雛様から縁起物までの お話をさせていただこうと思います。 まずは由来から。 もともとは、 災いの起こりやすいとされていたこの日。 厄や穢れ(けがれ)を落とすため 身体をなでたお人形を 川や海へと流していました。 それが、平安時代に 女の子たちがしていた 「ひいな遊び」と呼ばれ

横須賀満喫の旅🚃

今日はゆるゆると旅日記を書きます。 先日、友達と神奈川県の横須賀に行きました。 2月はバタバタしていたため、久しぶりの遠出でした👣 横須賀は古くから軍港として栄えていた街だそうです。軍の施設後や、アメリカ文化、海軍と思われる外人さんも多くて異国の雰囲気が少し漂っていました。 まず最初に横須賀バーガー🍔!! 写真見返すだけでお腹空いちゃいます(笑) 普通のハンバーグと違って、牛肉の密度が高いと言いますか…少し固めのしっかりしたハンバーグでした。 店内には外人さんが多

ここでエクレア食べてみたかった

またしても私の空想話し好きで申し訳ないのだが、今回はパリのカルナヴァレ美術館に行ったときのことをどうしても話したい。 4年という長い間の改修工事を終えて2020年5月にリニューアルオープンしたばかりのこの美術館、建物は16世紀のルネッサンススタイルが何とも美しいが、この辺りのマレ地区というと他にも個性的な建物が目立っており、パリと言ってもシャンゼリゼ通り付近やオペラ座辺りと全く違った雰囲気を醸し出していて、そこが好きなところである。 私の<強引な>趣味である写真撮影の題材

ロバート・アーウィン:芸術における知覚と条件

ロバート・アーウィン(Robert W.Irwin)ロバート・アーウィン(Robert W.Irwin,1928- /アメリカのインスタレーションアーティスト) 空間の物理的、感覚的、時間的体験を変える サイトスペシフィック(Site-specific art/特定の場所に存在するように制作されたART)な、ある意味、 建築学的な介入を通じて、芸術における知覚と条件を探求した作家だ。 Scrim Veil Black Rectangle Natural Light Whi

バイバイ、ロンリープラネット (『ブルーアワーにぶっ飛ばす』考察)

 彼女は数輪の青い花束を持って、病室の前で立ち止まる。ベッドの上で寝ている彼女のおばあちゃんは、身を委ねて孫に爪を切られるままになっていた。おばあちゃんは、ふとした様子で「何が、一生懸命なんだろうねえ」と呟く。なぜか彼女と彼女のおばあちゃんの姿が、かつての私と死期を目の前にした祖母の姿と重なった。 * ブルーアワーにぶっ飛ばす  2019年に公開された『ブルーアワーにぶっ飛ばす』。TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2016審査員特別賞を受賞し

ANDREA ZITTEL IN JOSHUA TREE

ANDREA ZITTEL IN JOSHUA TREEアンドレア・ツィッテル(Andrea Zittel,1965-/カリフォルニア州ジョシュアツリーを拠点とするアメリカ人アーティスト) アンドレア・ツィッテルは、「生き方」をリサーチする中で、空間、オブジェクト、生活様式を再認識している。 Andrea Zittel プロジェクト:ANDREA ZITTEL IN JOSHUA TREEジョシュアツリー国立公園近くのカリフォルニア砂漠の土地区画に移転 ANDREA Z

東京の休日 #104 〜資生堂パーラー:美しき昔ながらの洋食屋さんでディナーを〜

1928年(昭和3年)、 本格的なレストランとして 開業した「資生堂パーラー」さん。 90年余り受け継がれてきたその伝統のお味を 夜の銀座にて堪能させていただきました。 伺ったのは、 資生堂ビル4階にある 銀座本店レストラン。 同ビルには、カフェや ラグジュアリーなレストランもあります。 さて、今回いただいたのは メインを選べるセット。 (セットではなく、コースのお写真となります。) お魚料理、お肉料理、ライス&グラタンなど 豊富なメニューからチョイスできることが

アンドレア・ツィッテルと環境芸術

アンドレア・ツィッテルと環境芸術アンドレア・ツィッテル(Andrea Zittel,1965-/カリフォルニア州ジョシュアツリーを拠点とするアメリカ人アーティスト) アンドレア・ツィッテルは、「生き方」をリサーチする中で、空間、オブジェクト、生活様式を再認識している。 「人生に意味を与えるものは何ですか?」-Andrea Zittel その問いかけを見る側は感じ取るだろう。 略歴とアートワーク-Andrea Zittel1965年、リフォルニア州エスコンディード(Esco

《七つ、ふふっ.》

 子どもゆえの思い込み、というのはよくある。僅かな経験から思考するために生じるそれは、大人からみると可愛らしくも映る。  例えば、小学二年生のわたしはアメリカよりも九州が、東京から遠いところにあると思い込んでいた。日本での記憶がないままにニューヨークへ移り、東京へ戻った際初めて耳にしたキュウシュウ。馴染み深いニューヨークより、真新しいその場所が外国であるように思えたのだ。(今これを書いているだけでも恥ずかしさが込み上げてくる。)    さて、先日小学生の女の子に「あっ、七

【小説】武中ゆいか「行き交うわたしたち」

今月はゲスト作家として武中ゆいかさんが登場です。 「意味なんかないさ 暮らしがあるだけ」 この曲の歌詞をあなたはどう受け止めますか? ※こちらは全文無料でお読みいただけます。 「意味なんか ないさ暮らしがあるだけ」軽妙なリズムとふんわりとした甘やかな声が真っ暗な部屋にラジオから流れてきた。 「意味なんかない」 25年間。生きるのには何かしら意味があると思って、思い込んで生きてきた美歩には、その歌詞はあまりに衝撃的で、曲が続いていくのも忘れ、頭の中でその歌詞をリフレインする

有料
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(今日の一枚)「原支 Supporting the Origin」菅木志雄

「原支 Supporting the Origin」菅木志雄 菅木志雄ともの派菅 木志雄(1944- /現代美術家-彫刻・ドローイング・写真・インスタレーション、パフォーマンス/静岡県在住) 「もの派」(美術動向)の作家。(もの派 - 1960年代末-1970年代-日本) 既成概念を取り払い、独自の哲学の元、「もの」と「場」の本質を掘り下げることで、従来の美術の在り方を根本から問い直している。 原支 Supporting the Origin「原支 Supporting

(今日の一枚)「通状化 Passing State in Formation」菅木志雄

「通状化 Passing State in Formation」菅木志雄 通状化 Passing State in Formation 菅木志雄ともの派菅 木志雄(1944- /現代美術家-彫刻・ドローイング・写真・インスタレーション、パフォーマンス/静岡県在住) 「もの派」(美術動向)の作家。(もの派 - 1960年代末-1970年代-日本) 既成概念を取り払い、独自の哲学の元、「もの」と「場」の本質を掘り下げることで、従来の美術の在り方を根本から問い直している。

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霞始靆・かすみはじめてたなびく「2月23日~2月28日頃」