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夜夜中急ぎ手探り吸入器

季語:吸入器(三冬)

よるよなかいそぎてさぐりきゅうにゅうき

季語のなかには、意外なものもたくさんあります。吸入器が季語であることは、歳時記を眺めていて偶然見つけました。冬の冷たい空気は、気管支の収縮を引き起こすことがあります。そのため治療薬である吸入器が、冬の季語となったのでしょう。

気管支炎、喘息の発作は夜中によく起きます。息苦しくて目が覚め、あわてて手探りで枕元においたはずの吸入器をさがしている。そんなシーンを詠んだ一句です。

拙い句ですが、お読みいただきありがとうございます。スキ・フォローなどいただけると望外の喜びです。

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