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電子音響音楽とは?|入門編

飛ばしすぎて、少々なにやらわからない音楽のDL販売ページをつくってしまいました。

案の定スルーされまくってる気がするので、少し説明を付け加えたいと思います。

電子音響音楽とわたしは呼んでいます。

とはいえ、統一された呼び方もイマイチはっきりしていない音楽。多種多様な音の奔流のような作品たち。

一般的に親しまれている音楽のように、メロディやリズム、ハーモニーはほとんど存在しません。音の流れにゆったり身をゆだねて楽しむ。たぶん、それが電子音響音楽のいい聞き方のひとつです。

いろいろ分析しつつ、聴いても多くの発見があります。

この音はもともと何の音だろう。どのように加工したらこんな効果がでるのだろう、というミュージシャン、エンジニア的な聞き方。

記号論的に分析を試みるのもひとつの方法です。

どうしてここでこの音が出てくるのだろう。このフレーズの反復にはどのような狙いがあるのだろう。作曲者の意図を解きほぐすように、曲の構成を分析していきます。大変な聴き方ですが、やりがいはあります。

わたしの作る作品は、現実の音を録音し、コンピューター上で加工し、編集してつくります。

ピエール・シェフール(1910〜1995)というフランスの音楽家が始めた技法で、ミュージックコンクレートとよばれています。

当時はいまのようなコンピューターもなく、アナログ磁気テープを駆使して制作していました。とても素人が手を出せる技法ではありません。コンピューター様様です。

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ミュージックコンクレート以外にも、シンセサイザーだけを用いる方、なにやら不思議な発信機のような機械を即興的に操作していく人。それぞれの方法を適度にミックスする人。

たくさんの人が様々な技法で、ユニークな電子音楽を作曲されています。

わたしは電子音響音楽と呼んでますが、単に環境音楽や電子音楽というシンプルな呼び方もあります。

ぼんやりでも深刻にでも、まずは音任せに聴いてみてください。たくさんの音群の中から、好きな音や面白いと感じる音が見つかれば幸いです。

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