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女、子ども、つまりは過去の自分のために書いている。

「トモミさんって、変な男性寄って来ません?男の人が寄ってくる文章ですよね?意識して書いてますよね?」と友人に言われてビックリした。

「…いや、全然意識してないよ…!むしろなんで寄って来るのかわからないし、私本当に天然で書いているから…。」

私自体は他人に心配してもらいたいという意識すらなかったし、文章に書かれていることはある程度消化されたものなので、自分が今渦中にいる訳でもない。

なので、心配される度に、もう過ぎた話なんだけどな…って感覚がある。

自分としては、自分の文章のどこに男性が惹きつけられる要素があるのかもわからない。

読む限り、自分はどう見ても厄介でめんどくさい人間だし、私が男性なら「大変そうだな」と思って、近寄らないと思う。

そもそも、私は男性に向けてなんて書いてない。

女性や若者のために書いている。

自分の経験を晒すことで、若い人達、しかも女性達を勇気づけることが出来たらそれでいいと思う。

つまり過去の自分のために、未来の私が書いてあげているようなものだ。

しかし、過去の自分のために書くって、よく考えたら少し不思議な気がする。

猫の里親募集をしていて知り合った方が最近ブログを始めたことを教えて下さった。

「我々はなぜ書くのか。私はなぜブログを書くのか。」

https://yoru-wa-neru.hatenablog.com/entry/2018/11/13/155329

夜は寝るというブログの名前は、引き取って頂いた猫の名前が夜ちゃんと寝るちゃんだからだそうだ。

黒猫が夜ちゃん、黒白猫が寝るちゃんなのだそう。

実際よく寝るのは、夜ちゃんだったりするけど、黒猫に夜という名前はとってもセンスがいい。

最初は夜ちゃんだけ引き取って貰ったんだけど、寝るちゃんの引き取り手が一向につかず、寝るちゃんも引き取って下さった有り難いお方である。

まだ学生さんだけど、とってもしっかりしているし、うちなんかよりずっと良い住環境に猫達は暮らしていて、良かった良かったとしか言いようがない。

なんなら、私もそこのおうちの猫になりたいくらいである。

このブログの中で、映画『メメント』の話があり、記憶の補完というか、主人公は記憶が出来ないので、未来の自分のために文章を書いている。

メモもそうだし、スケジュールもそう。

大概は未来の自分のために書く。

夜ちゃんと寝るちゃんの飼い主さんは考えるために書くという。

確かに書く行為は考えなければならないことだと思う。

私の場合、頭の中でずっとお喋りしているのを書き起こしている状態だ。

文字ではなく、音で聞こえるので、頭の中がいつもずっと騒々しい。

書いてあげないと、気が済まず同じことを話し続ける、厄介なおばちゃんみたいなのだ。

その声はどこから来るのか、よく考えたらわからない。

だけど、その厄介なおばちゃんは、女性や子ども達に伝えたいのであって、勝手に男性に幻想を持たれて、「ほっとけない」など言われるのは「結構だわ」とのことである。

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