見出し画像

子どもが欲しい。

30歳になったら、突然韓国のアイドルにハマった。

学生時代からアイドルなんて無縁だし、全く興味がない人間だったのに、パワハラを受けた会社を辞め、ボロボロになった私に「なんのためらいもなく狂酔出来る存在」のアイドルは尊い存在であった。

昨日会った友人はサブ垢で仲良くなったドルヲタ仲間である。

仕事やレタルに関係ないところで仲良くなれる友人って貴重だな〜と思う。

出会った頃はお互い独身だった友人も、今はもう結婚し、子どもがいる。

久しぶりに会おう!となったけど「子どもがいるので外食は厳しいです…。カラオケボックスかうちにしましょう!」ということだった。

私はどちらでも良かったけど、「たまに外に出たいなら、カラオケにしましょうか?」と聞いたら「そうしたいです!」ということで、カラオケボックスになった。

ランチも食べられ、キッズルームのある、友人の家の近くのカラオケボックスにした。

今時のカラオケボックスはこんなのがあるんだな〜って感じだった。

独身の自分には、キッズルームなんて無縁なので新鮮だった。

カラオケはほぼ歌わず、子どもと遊んだり、久しぶりにいろいろ話した。

もう一人の友人と、下北沢の王将でアイドルについて4時間くらいが語り合っていたのが懐かしくなるくらい、友人はすっかりお母さんだった。

2歳になったばかりの友人の子どもは、子役ばりに可愛いくて、見るもの全てに一通り興味を持ち、その瞬間に飽き、自我の目覚めをいっぱいに表現していて、面白かった。

今日この何時間しか一緒にいないから「面白いな〜」って思えるんだけど、ずっと一緒はやっぱり大変だろうな、と思った。

子どもを育ててる人は本当に尊い、独身の私には頭が上がらない。

カラオケボックスは終わり、友人の家にいった。

突然行ってしまったので、旦那さんはパジャマ姿だったが、マイペースな感じでいてくれて、こっちとしても気を遣わなくて有り難かった。

友人の子どもは、昼寝の時間なはずなのに、「寝ない!」とずっと言って、私達二人に混じりたがった。

眠くて不機嫌で散々泣いて、最後「頭が痛い」と泣いているのに、起きてることを諦めなかった。

でも、帰るちょっと前に力尽きて寝ていた。

こりゃ、寝てる間に帰ったら、起きたら泣いちゃうかもな〜と思った。

友人は「頭痛くなるなら、寝ればいいのに〜(笑)」と言っていた。

私は「大人が何話してるか気になるんじゃない?」と話したら、「あー、確かに気になりますよね。」と言っていた。

私は実は子どもが大好きなんだけど、好きなわりには素っ気なくて(私は好きなものに素っ気ないところがある)、あんまりこちらから無理して抱っこしたりとかしない方だ。

子どもが好きなのは、小さくて可愛いのもあるけど、人間と動物の中間の存在って感じで、動いてるのを見るのが面白いのだ。

猫も同様に、可愛いからもあるけど、何を考えてるかよくわからないし、猫自身には明確な意志があり、コントロールしきれないところが好きだ。

友人の子どもの、その眠くて不機嫌なのに断固として寝ない、理不尽な感じがとても可愛いかった。

私が「子ども欲しいんだよね〜。」と言うと、「それなら早くした方がいいですよ!」と言われた。

本当にそうだと思う。

同時に友人は「でも、好きなことしたり、飲みに行けたり、いろんな男の人と食事に行けるのは羨ましいですよ!」と言った。

確かにそうなのだ。

友人は『おひとりさま出産』を読んで、シングルマザーでもなんとかいけるのでは?と思ったそうな。

うちの母親は変わった人なので「子どもだけ産めば?」とか言う人だし、私も結婚しなくてもいいかな〜という気持ちである。

しかし、お金が全然ないし、それ以上に、まだ子どもが欲しくないんだと思う。

好きだし、欲しいけど、今はピンと来ない。

勿論不安もあるし、だいたい誰の子を産むんだって話でもある。

欲しかったら、わりとなりふり構わず手に入れようとする自分が、そこに集中しないんだから、きっとまだ欲しくないんだろう。

帰宅してからレタルの新作の制作をしたら、とても楽しくて、やっと仕事の楽しさが復活してきた。

ホッとしたと同時に、この楽しさを手放せる自信が今の自分にはなかった。

私はまだまだ子どもなんだな〜と思うし、子どもでいたいのだろう。

しかし私には、東京オリンピック時に東京にいなくていいよう、妊娠か出産をして里帰りしていたい、という変な目標が実はある。

あと2年しかない。

産めなくなって後悔しても遅いので、ちょっと真剣に考えようと思った。

まずは貯金から。

※画像は友人の子どもに描いてあげたしょくぱんまん

#日記 #エッセイ #出産 #育児 #子供 #子育て #婚活 #おひとりさま出産 #ヒグチトモミ #ヒグチトモミのつれづれ日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?