片付けのルール
こんにちは、こっしーです。
最近、小学校の業務の方が忙しくなかなか記事に取り掛かれていませんでした。まぁそういうこともある、と割り切ってあまり思い詰めることなく、引き続き投稿頑張っていこうと思います。(自分に言い聞かせている面もある(笑))
本日は片付けのルールについてです。小学校の2年生に向けて先日から行っている指導を中心に書いていきたいと思います。
ですが、きっと片付けの苦手な方には「なるほど」片付けが好きな方には、そうそうと思っていただけると思います。小学校教員の方にも参考になるものになるでしょう。
1.はじめに
今回この記事を書こうと思うに至ったのは、「理系夫のみるみる片付く!整理収納術」という著作を読んだためです。この本との出会いは買い物に行った際に、待ち時間があったため、本屋で購入しました。
この本を読んでいるときに、
「あれ?そういや子供たちに片付けましょう!片付けましょう!と言ってるけど、ちゃんとルールとかって伝えてないな。」と、ふと思いました。そこで、これを機に、子供たちに明確なルールを伝えようと決意しました。
そのついでと言っちゃなんですが、記事にもまとめておこうと思います。
この記事を書くにあたり、下記にリンクを示しております本を、参考にさせていただきました。Amazonのリンクと著者の方の記事のリンクを掲載させていただきます。
マンガなので、とても読みやすく「片付けが苦手」な私にとって大変勉強になる内容でした。
これをもとにまず片付けに大事な事を述べ、そのうえで子供たちにもわかりやすい片付けの方法を作っていきたいと思います。
2.片付けとは
片付けを行う上で、大切にしなければならないことを本著書で明らかにしています。
片付け・・・というよりは
スキマなく入れた状態でしょ⁉(1)
これは作中、くぼこまき氏が食器棚を片付けている際にかけられた言葉で、どうしても「片付け=うまく収納する」と思ってしまいがちですが、それは隙間なく埋めた状態で「機能的で使いやすい収納ではない」ということが述べられています。
つまり「詰めすぎてはいけない」ということです。
たしかに自分自身も片付けをするときは、この引き出しの中にこの物品をどう収納していくかということを考えてしまう。こどもも一緒で、引き出しやロッカーの中の物をどう入れていくか、どう詰めていくかということを考えてしまいがちです。
次は片付けをするうえで絶対に欠かせないことです。本作には
①置き場所が決まっているものは戻す(2)
とあります。これは、出したものは元の場所に、はさみを出せば、はさみの住所に戻すということです。
正直、それができたら片付けができていると思うのですが、それができるように環境も整えておかなければなりませんね。
このことから「しまう場所を決めておく」ことが片付けにおいて大切だと言えます。
これらのことをまとめると片付けで大事な事とは、「詰めすぎてはいけないもの」で、「しまう場所を決めておく」必要があるということです。
3.小学校の子どもたち
一つ片付けをするうえで小学校の子どもたちのことを述べておきたいと思います。
それは、折り紙やプリントが思わぬところから出てくる、ということです。
机の奥の方でくちゃくちゃになって丸まっていたり、作った折り紙が自分の棚の中に詰め込んだり、というのが日常茶飯事です。これについてもルールを示しておく必要があります。
これらを、子どもに分かりやすいルールとして落とし込んでいきたいと思う。
4.ルール
①第一のルール「スカスカにする」
詰めすぎないことを意識しなければならないんでしたね。ただそのまま「詰めすぎない」といっても、こどもにとっては「?」でしょう。だからこそひと工夫💡で「スカスカ」です。机の中も「スカスカ」、ロッカーも「スカスカ」。子どもが、これから生活するにあたり、入門編でもある学校の空間の片付けは、「スカスカ」くらいで丁度いいでしょうしね(笑)3つ目のルールにも関係していますが、いらないものは捨てる!と子どもたちにも意識させています。
収納スペースが余っているからって、物を詰めたって使いにくい、自分も肝に銘じたいです。
こどもにルールを示す際には、二つのお道具箱や棚を示して、どっちの方が片付けしよう!って気持ちになるかな?というように提示してあげると、進んで「スカスカ」にしようとしてくれました。
②第二のルール「元の場所に戻す」
次は、「しまう場所を決めておく」ということでした。小学校では、だいたいしまう場所は決まっています。先生側がしまう場所の指示などはある程度、全体で共有しているものです。ですがその場所に戻すことが難しい時があります。皆さんも「わかる」と共感してくださると思います。
だからこそ呪文のように「元の場所に戻す」とその都度言ってあげることです。そして「はさみはここにしまうんだよ」「本はここに置いておこうね」と教師自身もどこにしまうのかを意識して指導することが重要です。テキトーな自分にはこれが一番難しいです💦
③第三のルール「折り紙は作ったら持って帰る、プリントは先生の言った場所にしまう」
これは折り紙やプリントなどのためのルールです。ちょっと長いので改良する余地はありますが、折り紙とプリントのルールは全体に必要だと思います。
折り紙で作ったものは、基本的には次の日に必要になることはほとんどありません。誕生日のための準備や、お楽しみ会の準備などで必要な場合は例外として認めていますが、それ以外は基本的に持って帰るように指導しています。
またプリントですが、後日使う場合と、もう使わない場合に分けて保管場所を変えています。後日使う用を集めておくのも一つの手ですが、それでは保管しておく必要になってしまいます。教師側もそれほど収納場所があるわけではないため、個人持ちできるように置く場所を指定して「○○」にしまいましょうとしています。もう使わない場合は連絡袋やクリアファイルに入れておくように言って、今日中に持って帰るようにしています。
6.おわりに
いかがだったでしょうか、子ども用にある程度分かりやすい言葉にして片付けのルールを示してみました。最後のルールはなかなか大人に活用しづらいかもしれませんが、それ以外のルールは片付けが苦手な人にとって入門編のようなルールになっているのではないかと思います。身につくまでどこかに貼っておいてもいいかもしれないですね。
今回次の章で引用元を掲載しております。本記事は権利を侵害する目的で作成したものではありません。著作権に十分配慮して本noteを作成したつもりではありますが、まだまだ至らない点があるかもしれません。ご指摘いただければ改善させていただきます。
最後にもう一度著作のリンクを掲載させていただきます。この記事で興味を持っていただいた方が一人でも多く本著作を手に取っていただけることを切に願っております。
7.引用・参考文献
(1)くぼこまき 理系夫のみるみる片付く!整理収納術 オーバーラップ 2021年 p.75
(2)くぼこまき 理系夫のみるみる片付く!整理収納術 オーバーラップ 2021年 p.61
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