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第4回ベイルファイア エントリーガイド

君は、オールドスクール・ファンタジーミニチュアのペイントコンテスト「ベイルファイア」を知っているかい? 昨年第3回が開催されたこのコンテストは、日本全国どこからでも、noteでエントリーできる

投票で受賞が決まるコンテストではない。友達が多いから勝つコンテストでもなく、ただ目立つ題材を派手にペイントした人が勝つようなコンテストでもない。誰がペイントしたか、何をペイントしたかも関係ない。君が何をどうペイントしたか。それが全てだ。

俺自身がジャッジとして、君の作品と真剣に向かい合い、責任と誇りをかけて審査する……ベイルファイアは、君の本気と俺の本気が織りなす、真剣なペイントコンテストだ。

このエントリーガイドでは、第4回の開催要項、レギュレーション、noteへのアップ方法などを解説しよう。例年よりも早い告知にしたのは理由がある。早めにレギュレーション(参加のきまり)が分かれば、早く製作に取りかかれると思ったからだ。

あとでくわしく説明するけど、ベイルファイアには単体の塗り込みをテーマとする「シングル部門」と、複数ミニチュアを絡める「マルチ部門」があり、各部門に最多3作品(合計6作品)までエントリーできる。作品の受付自体は例年通り9月1日から。

もう一度、焚き火を起こそう

ペイントコンテストの名前は「ベイルファイア」、つまり「焚き火」だ。みんなの持っているホビーの炎を持ち寄って、俺たちの焚き火を作ろう。そして、長い夜を照らす灯火をなそう

これは俺たちの焚き火だ。みんなで囲もうじゃないか。この炎を見つけて近づいてくる人がいたら、大歓迎で迎えたい。前回参加した君も、できなかった君も、あるいは今回初めて、ベイルファイアへの参加を考えている君も。みんな集まれ。一緒に楽しもう。

今年も、焚き火の季節がやってくる。ベイルファイアの季節が。

これは勝者の出るペイントコンテストだけど、そこまで肩肘張ることはない。オールドスクールファンタジー・フェスのようなものさ。みんながミニチュアペイントを思いっきり楽しみ、それぞれ本気でペイントした作品を持ち寄って、俺たちのホビーを祝う。それが重要だ。

俺は、君が本気でペイントしたミニチュアを見たい。そして俺はジャッジとして、君の作品と本気で向き合う。第1回、第2回、第3回ベイルファイアと同じく、参加作品すべてにコメントをつけて、出品順で「コメンタリー」を出す。そして俺自身も、審査対象外の「参考作例」で参加するよ。俺はジャッジだけど、俺もみんなと同じように楽しみたいんだ。だから「焚き火の仲間」に入れてくれ!

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君がもし、ペイントコンテスト未経験であっても安心してくれ。「テイルズ・アット・ザ・ベイルファイア1:コンテストは怖くない」をぜひ読んでほしい。

第4回 ベイルファイア開催要項

参加受付
2020年9月1日 0:00から 2020年12月31日 23:59まで

参加資格
ハーミット・カウンシル、またはミニチュアペイント大全の定期購読者であること。なお、作者の名前としてnoteの「ニックネーム」が使われるので、「0101nskdh」とか、「1234abc」とかにしているなら、今のうちに変えておくことをオススメする。君がもしツイッターをやっているなら、アカウント名とnoteニックネームを同じにするのはいいアイデアだ。

部門
1体のミニチュアを塗り込む「シングル部門」と、複数のミニチュアを塗り込む「マルチ部門」の2部門がある。詳しくは下で説明する。

結果発表
2021年1月初旬から審査員の講評「ジャッジコメンタリー」をハーミット・カウンシル記事として順次掲載。参加作品が多くなるほど、コメンタリーが全て揃うまでの期間も長くなるが、そこは時間をくれ。

参加全作品にコメンタリーがついた時点で、ハーミット・カウンシルにて結果を発表する。今ペイント大全だけ購読している人も、この機会にぜひハーミット・カウンシルへのアップグレードを検討してくれ。

参加方法
開催期間中、君のnoteに #ベイルファイア および参加部門( #シングル#マルチ )のタグ付きでエントリー画像を「画像」投稿にてアップ。やり方はこの記事の最後でステップを紹介している。

レギュレーション(参加のきまり)

1) ハーミットイン商店で購入したミニチュアを新規に製作し、それを撮影してエントリーしてくれ(過去に商店で購入したものでもいい)。商店での購入事実を証立てるため、エントリーには購入時に発行される注文IDの付記が必要だ。詳しくは下のガイドをみてくれ。

2)画像は1エントリーにつき10点までアップ可能だ。「正面」「右」「左」「背面」の画像4点は必ず含むこと。

3) 「シングル部門」「マルチ部門」の2部門からなるコンテストだ。エントリーにあたって、どちらの部門参加かをハッシュタグで明記すること。自分の作品がどちらに分類されるかわからない場合、#ベイルファイア のタグのみをつけてエントリーしてくれ。部門のハッシュタグがない場合、主催側がどちらの部門かを判断する。

シングル部門( 使用タグ: #ベイルファイア #シングル
1体のミニチュアに限定した部門。単体ミニチュアに込められたペイントスキルとドラマを審査する。コボルドであろうがジャイアントであろうが、1体のミニチュアは1体だ。なお、ミニチュアの中には、使い魔や小動物が一緒に造形されているものもあるが、これらはシングル部門へのエントリーとする。1体のミニチュアである限り、作品の大きさに制限はない。

マルチ部門(使用タグ:  #ベイルファイア #マルチ
複数のミニチュアに限定した部門。複数ミニチュアに込められたペイントスキルとドラマを審査する。それぞれが別のベースに載っていてもいいし、一つのジオラマベースに配した作品でもよい。また、作品の大きさに制限はなく、1つの作品に何体のミニチュアが配されていても構わない。

表現するテーマは自由だ。敵味方に分かれての戦いでもいいし、休息や探索などのファンタジーシーンでもいい。作品全景の「正面」「右」「左」「背面」の画像4点を忘れずに。ただ、写真は1エントリーに10点までだから、複数体をイッキに撮影するとかして工夫してくれ)。

4)各部門につき3作品までエントリーOK。ベイルファイアで、君は最多6作品までエントリーできるのだ。

5) エントリー時に未発表の完成作品に限る。新作を見せてくれ。エントリー終了後は、君の好き場所で、好きなように発表してくれていい(ツイッターやnoteとかの #メタルペイント#メタルストーリー でシェアしたり、君がnoteとかで製作記事とか書いたり、noteミニチュアペイント部でシェアしたりね)。

別の言い方で言うと、noteでのエントリーがすむまでは、作品写真のシェアはNGだ。途中写真や、製作宣言なんかもナシだ。作品が全てである。まずは作品を完成させてエントリーしてくれ! #ハーミッ到着 した、「これからペイントする予定だよ」で写真をつけたなど、ベイルファイア作品にするか決めていなかった段階でのシェアは別に問題ない。大切なのは「作品完成までのモチベーション維持を途中写真発表に頼らない」ということである。

6) 作品の大きさに制限はない。これはシングル部門、マルチ部門どちらにもあてはまる。ジオラマ仕立てにしてもいい。君の自由にしてくれ。

7)ミニチュアは必ずベースデコレートするか、ジオラマ仕立てにしてくれ。使う素材に制限はない。ただし、ミニチュアやキットのパーツを用いる場合はハーミットイン商店で購入したものに限る。なぜなら、扱いがない会社のミニチュアやキットが使われていると、やれIPだのフンジャカだのと、色々めんどくさい問題が起こりうるからだ。

8) 改造をするのは構わない。ただし、審査対象ではないので選考に影響しない。同じく、他ミニチュアやキットのパーツを用いる場合はハーミットイン商店で購入したものに限る

9) ミニチュアや画面の色味が変わるような加工がされた画像は審査対象外とする。なぜならこれはミニチュアペイントコンテストであり、フォトマニュピレーションのコンテストではないからだ。

10) 写真の背景は自由だ。白や黒などの背景紙でもいいし、背景に画像や絵画を入れても構わない。君の顔が隣にどアップで写っていても俺は別にいいと思う。ただし、審査対象ではないので選考に影響しない。君のペイントしたミニチュアが見やすいように撮影してくれ。ただし、薄暗かったり、ピントがボケボケだったり、散らかった部屋の真ん中とかで撮影された作品は、おそらく優勝も入賞もできまい。作品をよく見られないからだ。

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審査のポイント

審査は、年明け以降、俺自身が各エントリーの画像を舐めるように見ることで行う。審査のポイントをあらかじめ伝えておこう。これはシングル部門、マルチ部門両方で同じである。


1)ミニチュアペイント及びベースデコレートのスキル
2)ミニチュア及びベースデコレートが語るドラマ性

*写真撮影のヒント*
ピント:君がスマホで撮影するなら、ミニチュアの「顔」部分を一度タップし、そこにピントを合わせて撮影するといい。
照明:強すぎる照明はミニチュアの色味を飛ばしてしまう。また、逆光での撮影をするとミニチュアが影になってしまう。
写真は差し替えOK?:受付期間中であれば、エントリー記事を更新して、画像を差し替えてもいい。12月31日時点でアップされている画像を元に、ジャッジは審査を行う。逆に言えば、それまで審査は始めない。

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撮影アドバイスをまとめた「ミニチュア撮影伝説」もぜひ役立ててくれ。

ジャッジコメンタリーについて

参加全作品に対して俺から講評をつける。これがベイルファイア名物「ジャッジコメンタリー」だ。作品ごとに、俺がスゴイと思ったところと、今後ぜひチャレンジして欲しい部分を書く。過去のコメンタリーがどんなものかは以下から読める。ぜひ参考にしてくれ。君の作品がそこになくても、みんなの参加作品を見ることは良い刺激になるし、それぞれにつけられたコメンタリーも、君の作品作りに向けた指針になりうるはずだ。

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第1回ベイルファイア(2017)
コメンタリー(1) コメンタリー(2)
コメンタリー(3) コメンタリー(4)
コメンタリー(5) 第1回結果発表

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第2回ベイルファイア(2018)
 ジャッジコメンタリー もくじ

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第3回ベイルファイア(2019)
ジャッジコメンタリー もくじ

優勝(トーチベアラー)と入賞(トーチガード)

シングル、マルチ両部門を合わせ、もっとも優れた作品1つが優勝する。
● 優勝した作者には「トーチベアラー(灯火の運び手)」の称号と記念品が贈られる。
● トーチベアラーの作品は、結果発表で大々的にフィーチャーされる。
●トーチベアラーとして名前が記録される。
● ハーミットイン商店で該当する製品の作例写真として採用される。

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第3回ベイルファイアでトーチベアラーの称号を獲得したFumiaki Tachita氏の作品「裏切り者のレクイエム」。

シングル、マルチの各部門から出色の出来栄えと思われる作品が入賞。各部門につき1作品が少なくとも入賞するが、それ以上の受賞作品が出る場合もある。
●入賞した作者には「トーチガード(灯火の守り手)」の称号と記念品が贈られる。
●トーチガードとして名前が記録される。
●トーチガードの作品は、結果発表で大々的にフィーチャーされる。
● ハーミットイン商店で該当する製品の作例写真として採用される。

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第3回ベイルファイアでトーチガードの称号を獲得したToshiyuki Kozuma氏の作品「武侠 ジェット」。

歴代トーチベアラーとトーチガードからの寄稿

なお、ベイルファイアの慣例にならい、今回の開催期間中に再開される連載コラム『テイルズ・アット・ザ・ベイルファイア』にて、トーチガード2019およびトーチベアラー2019からそれぞれ寄稿をしてもらう運びだ。彼らの言葉は、きっと君のインスピレーションになるはずだぜ! 

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トーチベアラー2017:Jun Nagashima氏からの寄稿コラム

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トーチガード2017:Hiroki Okazaki氏からの寄稿コラム

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トーチベアラー2018:Keiichi Matsushita氏からの寄稿コラム

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トーチガード2018:Hiroyuki Fukui氏からの寄稿コラム

エントリーのやり方:note「画像」記事のアップ方法

Noteは、かなり大きく画質の良い画像をジャンジャンあげられるので、こうしたコンテストにはピッタリだ。そして君がこの記事を読んでいると言うことは、君もまた、noteに記事をアップできる。発信しよう!

noteにアップすれば、ツイッターのように流れて消えることもないし、変なやつに絡まれて、ワケのわからないクソリプがつくこともない(万一ついた場合でも、君の判断で削除できる。noteはディストピアではないので、その辺りはかなり平和であるとみてよい)。

1)ミニチュアを仕上げる
2)画面右上「投稿」ー「画像」をクリック

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3)「タイトル」に作品名をつけ、カッコ書きで注文IDをつける。注文IDとは、君がハーミットイン商店でアイテムを購入した時に注文ごとに発行されるナンバーだ。メールを見れば、過去の注文にも全てこの「注文ID」がついている。1回の注文につき1個のIDが発行される(だから複数のエントリーに同じ注文IDが当てはまることもある)。このIDが購入の証明となる。なお、注文の事実が確認できない場合は審査対象外となる。

  例: 早技のシュルツ(FF12345678910OPI)

注文IDが不明の場合は、君の本名と住所、メールアドレス、エントリーするミニチュアの製品名を添えて(そして分かるようなら購入した月を添えて)、ハーミットイン商店にある「お問い合わせ」から問い合わせてくれ。商店側で確認の上、君のエントリーに対応する注文IDをメールで再送信する。

4-1)添付する画像は1作品につき10点までOK。作品の見せ所をおおいに魅せて欲しい。ただし、「正面」「右」「左」「背面」の写真4つは必ずつけてくれ。

4-2)「画像の説明」で、作品のアピールテキストを書くといい(画像ごとにつけてもOK)。特に苦心したポイント、特に見て欲しい部分があれば書いてくれ。みんなが見る時注目してくれるだろうし、審査時にも参考にする。ペイントコンテストという性格上、ペイントに関するポジティブなコメントがおすすめだ。

なお、アピールテキストが選考自体に影響することは全くない。ベイルファイアはミニチュアペイントコンテストなので、テキストの出来栄えは審査に影響しないのだ。作品にまつわるファンタジックなストーリーを添えてもよいが、審査の際には考慮されないことを承知しておいてくれ。

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5-1)「詳細設定」を開き、ハッシュタグ #ベイルファイア  と打つ。このタグがあることで、エントリー作品として認識される。

5-2)次に部門のハッシュタグを打つ。参加する部門がシングル部門なら #シングル と、マルチ部門なら #マルチ と打ってくれ。このタグがない場合、あるいは、単体ミニチュアなのに#マルチ とか、複数ミニチュアなのに#シングル とある場合、主催側の判断で適切な部門に分ける(作品は必ずどちらか一方の部門へのエントリーとなる)。

6)投稿! 

ベイルファイア開催中、ハーミットインのペヤングは定期的にnoteを巡回しており、君のエントリーは、近日登場する無料マガジン「第4回ベイルファイア参加作品集」でシェアされる。

*作品が「第4回ベイルファイア参加作品集」で全然シェアされない時は*
それには3つの理由が考えられる。
1)ハッシュタグ #ベイルファイア が正しく記載されていない
2)参加受付がすでに終わっている
3)検索漏れ!:noteの検索機能は、第1回ベイルファイアの頃に比べると日進月歩の勢いで進化している。だが、ベイルファイア巡視員はやはり荒くれ者で、相変わらずペヤングソース焼きそばを食いながら、定期的に手作業で巡回しているのだ。
もし君の作品が、正しいハッシュタグをつけ、参加受付期間中にエントリーし、アップ後36時間経過したにも関わらずnoteマガジン「第4回ベイルファイア参加作品集」でシェアされていなかったら、この記事にその旨をコメントし、URLを記載してくれ。次回の巡回時に確認する。

今までの作品を見てインスピレーションを得る

先ほど紹介したコメンタリーは、参加作品一つ一つについているので、コメンタリーを順に見ると、自然と全参加作品も見られるが、俺からのコメンタリーでなく、あくまでいろいろな作品を見たい時もあるだろう。

そんな時は無料noteマガジン「ベイルファイア:英雄たちの碑」を見るといい。

質問があるときは?

わからないことがあれば、この記事にコメントしてくれ。返信でコメントを返す。

さあ、製作を始めようぜ!

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寄せられたサポートは、ブルボンのお菓子やFUJIYAケーキ、あるいはコーヒー豆の購入に使用され、記事の品質向上に劇的な効果をもたらしています。また、大きな金額のサポートは、ハーミットイン全体の事業運営や新企画への投資に活かされています。