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【腸活必見】すごい食物繊維イヌリン

先週の野菜のデリバリーに入っていました。

このお野菜、何だか知っていますか?

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生姜じゃないです。

答えは、

エルサレム・アーティチョーク(和名キクイモ)です。

別名ファーティチョーク(Fartichoke)。和名にするとおなら芋って感じでしょうか。

Fart(おなら)とかけて

食べたらおならしちゃうっていうのでこんな名前で呼ばれるのですが、

どうしておならが出やすくなるかというと

イヌリンを多く含むからなのですね。

イヌリンって聞いたことありますか?

今日は腸活してる人必見(してない人にももちろん)「イヌリン」についてです。

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イヌリンとは

水溶性の食物繊維プレバイオティクス(腸内細菌の餌)です。

▶︎ チコリー
▶︎ 玉ねぎ
▶︎ ニンニク
▶︎ アスパラガス
▶︎ タンポポの根
▶︎ ごぼう

などなど多くの野菜に含まれます。キクイモにもね!

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イヌリンの働き(難しい編)

ちょっと専門的になります。

イヌリンのすごいところは何と言って善玉菌と呼ばれる腸内細菌を増やしてくれるところです。

そしてもう一つ、この代謝によって作られる「短鎖脂肪酸」(主に酢酸、プロピオン酸、酪酸)です。

イヌリン → 腸内細菌 →  短鎖脂肪酸

「短鎖脂肪酸」は腸にも、体全体にも有益な働きがあります。

例えば、酪酸は

▷ 腸内のpHが酸性にたもつ(バクテリアが住みやすい環境をたもつ)
▷ 腸壁を健康に保つ
▷ エンドトキシン(内毒素)を減らす
▷ 腸の運動性をよくする
▷ インスリンの反応をよくする
▷ 神経細胞の死を防ぐ
▷ ミトコンドリアの働きをよくする
▷ エンドトキシンによる神経の炎症を抑える
▷ 体全体の炎症を抑える

などなど。

なんだか難しい話になってきましたね〜。

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イヌリンの働き(やさしい編)

イメージとしてですが

イヌリンを食べた腸内細菌は排泄物(短鎖脂肪酸)を出します。

その排泄物は

壁の修復や居住環境を整えるのに使われすごく住み心地の良い環境を作り出します。

腸内はよい住人が増え、とっても住みやすいハッピーなバクテリアのパラダイス。笑

そしてその影響は腸内に収まらず、社会(体)全体をハッピーにします。

なんだか素晴らしい環境(心と体)が出来上がったイメージがわきましたか?

こんなにすごいイヌリン、とらないと〜ってなりませんか?

おならの一つや二つ全然OKですよね 笑

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イヌリンの働き・まとめ

✅ 消化器系を健康に保つ
✅ 善玉菌を増やして、腸内環境をよくする
✅ 腸内が健康になることで、免疫・消化・健康全般に良い影響を与える
✅ 便秘の解消
✅ 血糖値を整える(2型糖尿病にも効果的)
✅ マグネシウムとカルシウムなどミネラルの吸収をよくする(骨粗鬆予防にも!)

その他に効果があるかもと言われるのが

✅ LDLコレステロールや中性脂肪
✅ 結腸癌
✅ 炎症性腸疾患

まだ証拠が確定していませんが、これからの研究に期待がかかります。

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イヌリンを多く含む食品や食物繊維を取るときの注意点

食物繊維の量を一気に増やすと

腹部の膨張感やおならが出やすくなったりします。

少しずつ量を増やすと、体もなれるので大丈夫です。

難消化性オリゴ糖(イヌリンを含む)に繊細な人(一部のIBS患者)は注意が必要です。

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最後に

今日は、「おなら」

じゃなくて

食物繊維「イヌリン」のお話でした。

しばらくしていなかった腸と消化の話、また書いていきたいと思います。

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