「共感革命 社交する人類の進化と未来」山極壽一博士。「人間は生物です」と言われたら、違和感感じます?
私はこのnoteを書き始めて、自分がすぐに「人間は生物だ!」と言ってしまうのに気づきました。
いや、私には「人間は生物」というのは当たり前で、科学的に正しくて、生物だから同じ人間といえども、多様。
そして、今の社会の様々な問題を少しでも良い方向に向けるには、「生物としての人間」をもう一度見直し、その特性を考えるということが、とても大切だと強く思うようになりました。
山極壽一博士。
もうかなり昔になりますよね。
NHKで山極氏がゴリラと相対しているドキュメンタリー。
ゴリラの山極氏に対する行動や様子を、とても興味を持って見た記憶があります。いつもお話がとても面白い!
山極壽一博士のこの本は、類人猿の研究から人間の持つ本来の特性から、人間に適した社会のコミュニティの再構築を提言されているのだと思います。
読みながら、
「やっぱり人間は、生物だ。
『生物としての特性』にもう少し忠実になりたい」と思いました。
生物の人間として、気持ちよく生活できる環境、場所とはどういうものなのか。
もう待ったなしで、真剣に考えないといけないと思うのに・・・。
世界はそうならない・・・。
やるせない。
インターネット上のコミュニティも、一つの大切な場所になることには間違いないでしょう。
外出が不自由な私には、とても大切な場所です。
しかし、ネット上が居心地がいい人ばかりではなく、また「生身の物理的な身体」は、その土地でのリアルな繋がり無しでは、生きていけないという当然の法則。
ただ、この本の中で、人間の脳がリアルに仲間として共感しあえる人数が150人程度とあります。
今の社会に、この人数を当てはめたコミュニティをどのように再構築すればいいのでしょうか。
そういう方向に導く、社会的施策とはどういうものなのでしょうか。
そんな話し合いを真剣にして、進めていく時期だと思うのですが・・・。
この本の「NHKスペシャル」がありました。
(NHKオンデマンド)
伊藤穰一氏との「まち」についての対談。
とてもいいお話です。
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