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私は私が3人ほしい。 七緒栞菜

 私は私が3人ほしい。

 ひとりは、新しいことを学ぶ私。
興味の対象が多くある。圧倒的に好きなことがいまいちわからないからこそ、いろんな分野になんとなく興味がある。だから、とりあえずいろんなことを知ろうとする。そんな知りたがりの私を、思いきり解き放ちたいという欲がある。

 もうひとりは、今やらなければならないことを遂行する私。
アクセサリーを作ること、読書会を企画すること、きゅうりをもぐこと(!)、塾講師としてはたらくこと。不足のない生活を送るのに必要なお金を得られるくらいのはたらきをしなければならない。(もちろん何事も楽しんでいる。)

 最後のひとりは、未来のことを考える私。
こんなことがしたいとか、こういう未来を作っていきたいとか、そういう思いがあるからこそ、それについて、ゆっくりたっぷりじっくり思いを馳せたい。豊かに思い描いて、それが鮮明になればなるほど、じわりじわりと現実として立ち上がってくるものなのではないだろうか。

 本当は私が3人必要なのではなくて、頭の中の仕分けスキルや時間配分スキルが足りないだけなのはわかっている。手だけでできる仕事と、頭を使わないとできない仕事。やりたいことと、やらなくてはいけないこと。自己コントロールをちゃんとして、充実感のある疲れを感じられる毎日を過ごしたい。

 締めくくったつもりだったのに、読み終えたらなんだか違うぞと思ったから追記する。未来のことは考えるのではなく、未来に向けて行動したうえでフィードバックをかけるべきなのだと思う。ちゃきちゃきやりたい。ちゃきちゃきやって、良ければそのまま、だめなら考えて、またちゃきちゃきやりたい。いろんなことが、いつか全部つながるから。全部大切に、毎日大切に。


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