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EV化=環境配慮なのか

自動車を持っていない自分にはEVだろうがFCVだろうが、ガソリンでもなんでも良いと思うが、2020年でいきなりEV化の流れが強まってきた。

カーボンニュートラルを掲げて、工場とかでCO2を出しすぎないようにしようという世界的なルールが統一されている感はある。

EVを頑張っていこうという潮流は3年前くらいにもあった。だが、本格的にEVにシフトしようというのは欧州と中国という感じだった。

中国とヨーロッパはズブズブの関係なので、中国がEVを作り始めたら自然とヨーロッパ全体もそうなるし、ヨーロッパがそうなれば、いずれアフリカもそうなると思う。

多くの国が2030年~2035年あたりでガソリン車の新車販売を禁止とする法律を制定するとの事で、日本はどうするの?と思われていたなか、日本政府もそのムードに乗っかる感じになってきている。

じゃあこれからEVにがっつり切り替えていくのかというと、実際そうでも無さそうな感じはある。

たまたま家での仕事を終えてYoutube探索をしていると、テレ東のニュースチャンネルで豊田章男社長の動画を放送していた。

そこには、各国首脳がEVに切り替えて、ガソリン車の新車販売を禁止する潮流への危機感を話していた。

結論を言えば、ガソリン車を全部EVに切り替えた場合、電力使用量ハンパじゃなく増えるよ。

ということだった。

私も正直そこは具体的にどうなんだろうな。と考えていた。

私達の世代は小さい頃から地球温暖化という言葉を気が狂うくらい聞かされてきた。

ツバルという島が海面上昇で沈むとか、北極の氷溶けてタテゴトアザラシの赤ちゃんがモロモロの氷から落ちて死んでしまうとか、マングローブが干からびるとか、いろいろ聞かされてきた。

ただ、実際のところ地球温暖化が本当に進んでいるのか、それが温室効果ガスによるものなのか、今でも有識者の間では意見がまとまっていない。

体感的には局地的豪雨とか、夏がめっちゃ暑いとか、そんなんが多いが、恐竜が氷河期で絶滅したなどの話もあるように(真偽は知らないが)、これがCO2のせいなのか何のせいかよくわからない感じはある。

キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹 杉山大志さんが書かれた、『地球温暖化ファクトシート』のような意見もある。

どっちが正しいとか、そういう議論をすると永遠に結論が出ないので、とりあえず安牌を狙いに行くような、森林伐採が進んで砂漠になるよりは、多少森があったほうが生きやすいだろう。というような誰でもわかるところから埋めていくのが良いと思う。

森の食べるものが無くなったら、クマが街に降りてきてしまうように、大量の鳥だったり、バッタだったり、他の虫でも動物でも、共生と言うように、全体的にバランス良くするのが良いことは間違いない。

地球温暖化に限らず、全体的な人間の生活の悪い点や良い点を見直して、地球全体のデザインとして、どういう状態が私達が過ごしやすい理想の地球なのかが定まっていない事が問題ではある。

もちろんそれは国ごとに文化も違うし、経済規模も違う。土地の特徴も違えば住む人間の考え方も違う。

そういう人たちが話し合って1つのアイデアに向かっていくというのは非常に難しい。でもそれをやらなければ、永遠に達成できない。

そこで冒頭のEVの話に戻れば、EVになったら本当に地球温暖化とか無くなって、環境にいい人間の生活になるんか?ということの議論が足りてない感じはある。

牛のゲップが地球温暖化に関係しているという説もある。だとしたら、EV化の次は食用の牛の生産が禁止になるかもしれない。

スーパーのビニール袋も確かに地球環境には悪いが、じゃあみんなでエコバック持とうと言っても、エコバックを作る方がビニール袋の何十倍、何百倍の油を使うことになる。

なんとなく私達が考える、こうした方が良いんだろうというのは、環境ビジネスを先導する企業に搾取される可能性もある。

コンビニがビニール袋をやめるなら、紙袋を用意すればいいじゃないか。という意見は普通にあっていいと思う。

ただ、それをやらないのはコストがかかるからである。

コンビニでビニール袋有料にするなら、モスバーガーみたいな無料の紙袋用意すればいいじゃん。と思うが、多分やらないだろう。

今までコストであったビニール袋が突如、利益を生む商品になったのだからこんなウマい話はない。

コンビニやスーパーの食品の廃棄ロスの方が地球温暖化よりよっぽど原因が明確だし、すぐに解決できる問題であると思う。

ただ、それをやらないのは儲けが減るからであって、結局のところ、本気で環境のことを考えている人間が地球にどれくらいいるのか。という話になってくる。

SDGsなんてくくりで話題になっているが、やはりすべての資源を大切に使うべきだし、石油も水も空気も森も全てを総合してバランス良く整えるべきだと思う。

中国はEVに舵を切っているが、サンマとかイワシとか水産資源の乱獲が酷いし、EVするならサンマも養殖したほうが良いだろう。

禁忌を犯してクローン技術の研究をしているなら、乱獲している魚をクローンで増やしまくって、自分達で地産地消してもらったほうが良いかもしれない。

関係ないが、ゲノム編集されたトマトがもう日本で認められたらしい。これはGABAが従来のトマトより数倍増えているらしいが、病気に強い品種を作ったりもできるらしい。

そのようなテクノロジーを活用して、これからは環境問題の解決させるかもしれない。

やはり、金儲けをやめられない人間がいる以上、テクノロジーで代用するしかない。土に帰るプラスチックであったり、スーパーコンピューターやAIなどを活用して、本当に地球温暖化の原因を解明できるようにしたり、資源を増やすなどの方法など様々なアプローチができると思う。

ちなみに私は車の免許は持っているけど、全く車の運転をしないし、したくないので車には全く興味がない。

5000万のランボルギーニと500万の地方の空き家だったら、0:100で地方の空き家を選ぶ。もちろん転売できるならランボルギーニを選ぶが、新車のまま走行距離0kmで転売して、バルミューダの株と古民家を買うと思う。

ただ、そんな自分でもちょっと欲しいなと感じるのがトヨタのMIRAIだったりする。

EVではなく燃料電池自動車なのでFCVと呼ぶらしいが、なぜかわからないがMIRAIは走るほど周りの空気がキレイになるらしい。

そしてMIRAIから出てくるのは水だけで、なぜかわからないが、その水も飲めるらしい。

もし災害などに遭ってもMIRAIがあれば、それをバッテリーとして電気を取れるらしいし、もちろん車の中で快適に過ごせる。

走っている時もブンブンうるさくなくて、ほぼ無音らしい。

水素だと事故ったとき大爆発するんじゃないかという話もあるが、実際はそんなことなくて安全性ももちろん考えられている。

EVよりも現状としては航続距離が長いといわれており、850キロなのでプリウスなどと比べると短いが、正直そんな1日で乗らない。東京から大阪くらいまで走れれば十分だと思う。

冬の季節だと雪で事故って通行止めされて、車中泊になる地域もあるだろう。

そういったときに現状の技術のままEVに置き換わったとしたら、ほぼ全員凍死するかもしれない。

もちろんこれから先の技術がどうなるかわからない。EVの技術が完璧になるかもしれないし、EVでもFCVでもない別の技術が生まれるかもしれない。

先端技術が環境問題を解決する一因になるのであれば、私達もその技術を学ばなければいけない。

真実にたどり着くために、いろいろ試行錯誤していくべきだろう。

本当に環境問題を解決できる方法なのか、環境ビジネスによる金儲けの為の洗脳なのか見極めなければいけない。

デマ情報に惑わされてはいけないというのは、コロナでも環境でもそうだと思う。

EVが環境のためという名目で増えたとしても、環境のために大規模投資をするなら、本当に想定した効果が望めるのかしっかり検証するべきではあると思う。

その目的を達成するために失うものがあるなら、どれくらいの犠牲なのかもチェックしておかなければいけない。

個人的に気にしているのは、全国に充電スタンドを建てるとしても、日本は地震や洪水など自然災害が多いので、車がいざというときに機能しないと困るだろうし、スタンド自体の耐久性も高める必要があると思う。

車が必須になる地域というのは田舎の方であるし、地方までしっかりガソリン車を廃止していくのか、そこらへんの細かい所の検討も必要であると思う。

とはいえ、新しい電池や再生可能エネルギーの技術などが発展していくのは間違いなく良いことであると思う。






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