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小室さんの報道から見る日本の結婚と周り

眞子さまが婚約を発表してから、もう3年以上経ったのかと思うと、なんだか複雑な気分ではある。

個人的には結婚はどこの誰が誰としようと自由であると思う。多くの人に祝福されたらそれは幸せだろうし、祝福されない結婚という形も世の中には意外と多いのかもしれない。

自分はまだ結婚していないので、若くして結婚しようと踏み切るのはすごいと思うが、木村花さんやその母親等に対するネットの誹謗中傷で書類送検される人が出てきたなかで、小室さんに対する誹謗中傷やデマによる名誉毀損などの人を取り上げたら、軽く100人くらい超えるんじゃないかと思ったりする。

社会で皇族に対する誹謗中傷というのがどういう捉え方をされるのかわからないが、小室さんが発表された文書を読んだ限りでは、小室さんは親が結婚で結構揉めたのに、よく自分もまた制約が多そうな人と結婚を決意したなぁと感心する。

過去記事でも小室さんと眞子さまの結婚については書かせてもらったが、20代で年収が300~400万という報道で、皇族と結婚するには安すぎるとか、親が怪しいとか、眞子さまが貰えるお金目当てなんじゃないかとか、溢れている。

マスコミの情報が本当の情報かわからないし、この前の小室さんの出された書類が全て本当だとしたら、私がマスコミから感じた印象とは随分異なるなぁというのが正直なところではある。

まず『借金』という言葉をマスコミが多用していたが、具体的に金融機関や個人から借入れをした事実はなさそうである。

noteのTBSで全文公開されているので、興味がある方はしっかり読んでみてはどうだろうか。

結構読むのにしんどいが、小室さんが言いたいことはなんとなくわかる。私がその内容についていろいろ言うと、キリトリになってしまうので、各々読んで個人で心に留めておいてもらいたい。

テレビを見ていると、小室さんの文書に対してコメンテーターやアナウンサーが「こういう事じゃなくて行動で示してほしい。」とかわけのわからないことを言われていたが、もうなんかマスコミって誇大報道みたいなことを全然謝らないんだなとも思ったりする。

税金泥棒とかカネ目当てと言われるのも可哀想だが、1億くらいで税金泥棒と言われるなら、アベノマスクだったり、給付金配るための紙の書類を処理するために雇った派遣の労働力とかは税金の無駄以外の何でも無いと思ったりする。

小室さんもまさか母親と元婚約者のトラブルで、自分も巻き込まれるなんて夢にも思わなかったかもしれない。私は結婚していないので、よくあることなのかわからないが、日本ではよくあることなんだろうか。

結婚と言うと、親との付き合いが密になる。それは日本だけではなく他の諸外国でもあることだと思う。

だからなんとなく私は海外の人と結婚したり、日本人と結婚しても海外移住したほうが身軽で家族のしがらみなく過ごせるんじゃないかとか勝手に考えてしまう。

子どもを育てるときに親の手助けがあったほうが当然ながら楽だし子どもも喜ぶかもしれない。

菅総理がデジタル庁に続いて『子ども庁』の設立を検討しているとこの前報道されていた。

子どもに関することだけでなく、子育てなど幅広く改善できるように縦割り行政に横串を入れるというものらしい。

これからの子どもの立場を考えると、ほんとうの意味で豊かな教育を提供するべきだろうし、老人介護のための子どもの量産という考え方は本当に辞めてほしいと思う。

結婚することが必ずしも子どもを持つことに繋がるわけではないが、漠然と結婚するつもりでいる私としては、乗り越えるべきハードルが高いし、そこまで苦労して結婚したとしても、本当に人生楽しくなるのか確信が持てない気もする。

そもそもなんで多くの人が自分とは関係のない人の結婚に反対するんだろうか。

これだけ政治に関心がない国民が、人の結婚においては余計なお世話を焼いている気もするが、金の問題がなかったらみんな認めてたんだろうか。

ただ、問題が発覚した当時より国民の熱も冷めているような印象もあるし、もともとそんな関心がない人が多かったのに、虚像で多くの人が騒いでいるように見えていたのかもしれない。

なんというか、こういうのを見ていると、有名人になってあまり良いことはないなぁと思う。

良いようにネタにされるというか、目立ちたがり屋の人は良いかもしれないが、普通に買い物に行ったり普通に過ごしている行動さえ監視されているような気分になると全く生きた心地がしないと思う。

そういうのに慣れるもんなのかもしれないが、自分だったら半額のパンを買っているのを人に監視されていたり、立ち読みしているのを見られていたりしたら本当に反吐が出そうな気分である。

そういう意味でも小室さんはアメリカに飛び立ったのは良い判断だったかもしれない。

海外で暮らすことについて、日本を捨てた裏切り者のような表現をする人もいる。なんというか、日本の似たような教育を受けてきて、こうも人の考えは多種多様になるのかと思ったりするが、人と自分が違うことに一喜一憂したり妬んだり引きずり降ろしたりするのは時間の無駄以外にない。

確かに人の立場というのはある。

例えば総理大臣が独身だったとして、結婚相手を見つけました。ということになり、出てきた人がものすごい教養がない、どうしようもない遊び人のような人だったとしたら、国の先行きが不安になったりするのは理解できる。

ただ、自分と関係のない人とは放っといてあげるのがいいだろう。

なんとなく結婚相手というのは釣り合っていないといけないという先入観みたいなものもある。収入であったり学歴であったり、なんか同レベルじゃないとオカシイという見方もある。

私の大学の時のゼミの先生は飲みに行ったときに、奥さんと結婚するときに家族から反対されたと言っていた。

先生は東大でエリート銀行マンだったが、奥さんは高卒で一般職という立場だった。

昔の日本企業なので、大企業であれば一般職は男性社員の結婚相手のために美人が選ばれて採用されるような時代であっただろうが、やはり高卒ということで反対されたらしい。

先生の時代に大卒の女性はいただろうが、まだそんなみんなが大学に行くという時代でもなかったと思う。

先生の家族からしたら、もっと良い人と結婚できるのに勿体ないと思ったのかもしれない。

それでも先生は結婚して仲良さそうだったし、普通に息子さん達も有名大学に通ってるようなことを言っていたので、やはり本人たちが良いと思えばそれなりに大丈夫なんだとは思う。

あと先生の言葉で覚えているのは、仕事で優秀な人や地位の高い人は、家庭環境が崩壊している人が多いというようなことを言っていた。

ワーク・ライフ・バランスと簡単に言うものの、実際のところ役職的に上になるほど、かなり難しいということだろう。

アマゾンのジェブベゾスも離婚しているし、アリババのジャックマーもなにかのインタビューで社長になって、プライベートの時間が無くなって家族と会えなくなったのは本当に残念というようなことを語っている。

もちろん極端な人の例ではあるが、世間への影響力が強い仕事をやっている立場の人達にとって結婚というのは重荷になるのかもしれない。

お医者さんなんかと結婚する人も少なからずそれに近い状態になるだろうし、世間が勝手に思っているお金持ちと結婚して悠々自適みたいな生活とはかけ離れているのかもしれない。

それだけ金を稼いでも結局離婚したり、家族が幸せじゃなくなるなら、人生は豊かになるんだろうか。

仕事をしている父親だけ孤立して金の供給源になるだけで、家族の生活実態も知らずに、ただ歳を重ねるだけの人生になる気がする。

小室さんと眞子さまは結婚したら多分、時の人みたいな感じで忘れ去られるだろうし、佳子さまが結婚するときに痛い目を見るのかもしれない。

そう考えると、立場の上の人というのは結婚で犠牲にするものが多い気がする。これは社会のせいなのか、本人たちの努力で乗り切れるのかわからないが、結婚する人が減っている原因の1つにはなっているかもしれない。




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