ヴィーガン系女子

最近SNSやInstagramのモデルの影響なのかヴィーガンという言葉か日本にも一般的になってきた。

えっ?ヴィーガンってなんすか?っていう人はもう少し世間の勉強をしたほうが良いかもしれない。

簡単に言えばベジタリアンみたいなもんだが、ベジタリアンよりもレベル高めで動物性タンパク質だったり動物由来のものを避けた食事をしている人のことを一般的にヴィーガンと呼ぶ。

正直、私個人的には面倒なのでベジタリアンでもヴィーガンでも、とりあえず意図はなんとなく伝わるので、細かい分類は各々で調節してもらって好きなように名乗ったら良いと思う。

簡単に具体例を挙げさせてもらえばベジタリアンは名前の通り菜食主義者となって、動物の肉とか魚とか食べませんよ。ということだと思う。

ヴィーガンというのは動物由来のものなので、上記に加えて乳製品とか玉子、ゼラチン(豚由来の成分のもの)は食べませんよ。ということらしい。

日本ではあまり目にする機会はないが、海外では普通にいる。そもそもヴィーガン用の食品というのがスーパーで数多く売られているし、道路とかに「動物を食うな!」みたいな落書きなども、ぼちぼち目にする機会がある。

なんでそんな修行僧みたいなタスクを自分に課すのか、という一番多い理由は彼らは動物が好きだ、ということらしい。

とりあえず動物が好きなので、人間に食われるために動物を生産するのはどうなん?という意識が強いらしい。

2つ目の理由としては、「環境保護」という観点が強いらしい。

これは聞いたことがあるかもしれないが、牛のゲップにメタンがすごい含まれているので、温室効果ガスを構成する原因になるというものだ。

それに付け加えて、牛などの畜産をする際、地球上の土地を開墾するのに、結構な土地使ってるから自然なくなっちゃうし、キレイな水とかもすごい使うよね?という理由もある。

最近だと環境活動家のグレタさんが国連でブチギレたのが称賛されていた。ただ、それは環境活動に対する賞賛ではなく、「まだ学生なのに大人に混じって物怖じせずに意見を発表してすごいなぁ」という感じだったと思う。

それに対してトランプがツイッターでブチギレたりして、あの人は女子供から徹底して潰しに行くところが、危機管理能力MAXで政治家の鑑だなとも思ったりする。

環境問題というのは昔から言われていたことだと思う。地球温暖化でツバルが海に沈むとか、最近では海のプラスチックごみの問題だったり、レジ袋有料化なども環境保護の問題から意識が変わってきていると思う。

小売業としては、今までコストだったものが、一気に1枚3円くらいで売れる商品になるのだからウハウハだろうが、コレを機に日本でもヨーロッパのようにプラスチック製品の淘汰が始まるのか注目していきたい。

ヴィーガンの話で言えば、芸能人にもまぁまぁ肉を食べない人がいる。ただ、その多くは親の教育方針によるものだったり、好き嫌いだったと思う。小籔千豊さんとかカトパンとかも確か基本的に肉を食べない生活をしていると前に言っていた気がする。

そんな中、日本ではむしろ、大食いブームや激辛ブームだったり、一人焼肉とか熟成肉とか肉の進化が進んでいる。日本の消費量も上がっているし、中国での消費量も増えているので、取引価格がどんどん上がっているらしい。

そういう意味では、日本国民は環境配慮の意識は低いと思う。発展途上国の、それをやらないと貧困から抜けられなくなる人が一杯いるんだよ。という理由ならまだしも、日本だとそのような言い訳はできないので、普通に国民の意識だと思う。日本の伝家の宝刀である無関心の現れだと思う。

かくいう私も意識は高い方ではない。水もおそらく無駄にジャバジャバ使っているし、プラスチック製品を買い控えることもない。なるべくスーパーの袋はもらわないようにはしているが、環境というよりむしろ節約の為である。

コロナでもなんとなく認識した事ではあるが、やってもやんなくても良いことを日本で広めるには、周りから見られる目を利用することが一番だと思う。

コロナに感染してもないのに、マスクしていないと冷ややかな目を浴びるのであれば、みんなマスクをする。そういうムードを環境配慮においてもやれば一発だと思う。

「えっ、あいつプラスチック製品買ってんじゃん……」とか「牛肉買ってんじゃん。」みたいなムードになれば、若い年代であればすぐ広まると思う。

要はファッション感覚で苦労なく良い行動になる、というのが一番流行りやすいと思うので、環境配慮とかより「みんなやってるからやる」に落とし込むのが早いと思う。

ただ、日本において、なんとなく初めにこういう事を始める人というは、真面目でダサい目で見られがちではある。

そこでヴィーガン系女子とかテキトーな言葉をメディアが作り始めるのが、みんなやってるよ感を出すファーストステップな気がする。

ナントカ女子戦国時代のワードバトルが激化する昨今で、自分が取り上げたいパワーワードとしては「筋トレ女子」だと思う。

筋トレというのは昔は女子から敬遠されるモノであったし、とりあえず、女性+汗というのは、不潔感を連想させるので避けるべきもので、スタイルの為に食事療法はあっても、20代くらいの女性が鍛えるというのはあまり一般的じゃなかった気がする。

ところが近年のトレーニングジムの乱立から、モデルがめっちゃ鍛えているInstagramが増えたことにより、外圧に弱い日本人の意識は変わったと思う。

その恩恵を絶大に受けた我々のようなモテない人間には、Instagramはもはや脱法エロの採掘現場と化し、女性の意識とともに男性のライフスタイルも変わったのである。

どうでもいいが、あのマッチングアプリの偽アカウント写真にしろ、インスタの謎の量産型不二子ちゃん達にしろ、写真の人物は本当に地球上に存在しているのだろうか。だとしたら我々は旅に出る必要があるのかもしれない。

時を戻そう

とりあえず何かを流行らせるにはムードや価値観を変える必要があるということだと思う。

ダサいと思われていたものが、実はダサくないんだよ。とか。

芸人って浮気しそうと思われがちだけども、実際は売れない時代から支えてくれた奥さんのことを一途に愛している人が多いよ。とか

波平ってハゲって思いがちだけども、実はハゲてないんだよ。とか

そういうムードの変わり方というのはあると思う。

筋肉ムキムキ女子というのは、男ならまだしも女なのに何してんの?と言われがちだったが、今は腹筋割れてるくらい何とも無い気がする。

男性目線からすると、ぽっちゃりならそれはそれでいいし、バッキバキならそれはそれでいいという感じだと思うし、個人の好みだと思う。

むしろそういう男性目線中心の見られ方から離れて、シンプルに女性本人が健康的で美尻でいいスタイルになりたいという意識に変わったのかもしれない。(もしかすると全然違うかもしれない。)

女性の社会進出により、これからはモテる女性じゃなく、強い女性だ、という意識の現れが影響しているのかもしれない。(もしかすると考えすぎかもしれない。)

男性が必要以上に筋肉ムキムキだと、あいつバカなんじゃねぇかと、ナメられていた時代じゃなくなりつつあるのかもしれない。

なんにせよ、WHOが世界的に運動不足を懸念していることもあり、やはり男性より女性は世界的に見ても運動不足だと言われがちのなか、筋トレ女子の出現は普通に健康にも日本全体にもいい影響があると思う。

体を鍛えて健康になるという意識は自然と食事療法へ向かうし、最近ではカロリーだけでなく、タンパク質の含有量をチェックする傾向があるので、現状ではササミのサラダチキンがバクバク食べられているが、これからタンパク質→動物性 or 植物性→ヴィーガンという流れになるかもしれない。

これまで散々語ってきた私は別にヴィーガンでも何でも無い。めちゃくちゃ肉が好きだが魚のほうが好きだ。

個人的には、一日中ほぼ家の中に居て運動する機会がないので、食事面での健康にはめちゃくちゃ気を使っている。

絶対に1日のなかで納豆とキムチとヨーグルトは食べるし、風呂場でなるべくスクワットをするようにしている。

やはり一日中座ってパソコンをイジっていると内臓が潰れている気分になる。内臓も運動不足なのか、めちゃくちゃBenが臭くなってくる。

自分がヴィーガンになるかどうかについて語らせてもらえば多分ならないと思う。理由としては、日本で野菜だけの生活だと、コストがかなりかかるということと、牛乳がめちゃくちゃ好きだからだ。

環境保護には私は関心があるが、動物保護の観点からすると、なぜ動物は可哀想だから食わないのに、なんで植物は食うんだ?という所が引っかかる。

別に植物も我々と同じ生き物だ。人参を一本引っこ抜いて食べるのは、豚一匹殺すのと変わらないと思っている。

そのくせ何であれだけ海岸にワカメが打上げられてるのに、欧米人はワカメ食わねぇんだ。とキレそうになる。

鳴き声をあげたり、騒いだりする見た目が残酷というなら、安楽死ならいいのか、虫は良いのかとか、サンゴやクラゲは動物だけど食うのかとか、何にせよ問題を深く考察することが問題解決へ向かう近道に違いない。

私が究極的に動物を思いやってヴィーガンになるとすれば、おそらく水かお茶しか飲まずに生きる生活になる。

そんな生活になれば、私の煩悩は全て失われ、悟りが開けそうである。




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