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次の総理大臣と、広州恒大がどうなんのかな

選挙というのは株式市場にとって歓迎すべきものであって、日本の場合は選挙というのは基本的に株高になる傾向が強い。

ビビりまくってあんまり儲けるのがヘタクソな私であっても、なんだかんだ稼げているくらい株高になっている。

ただ、その一方で中国の不動産バブルが弾けるような一つの前兆として、恒大集団(エヴァーグランデ)の債務問題が顕在化してきた。

以前より、いつかは来ると言われていたものが、ようやくここのタイミングで来たなという感じでもある。

日本のオリンピック前に都合よくコロナが出てきたり、総理大臣の総裁選で債務問題が出てきたり、なんかわざとやってんのかな?という感じにもなるが、債務問題は自力ではほぼ返済不可能だろうという見方が強い。

そうなると中国共産党の習近平氏が、恒大集団を救うのかどうかというご機嫌次第になってくる。

33兆円とも言われる負債総額の中で、社債の利払いから工事が途中で止まっているものの人件費とか経営コストまで含めると、果たしてどのレベルまで膨れ上がるんだろうかとも思ってしまう。

私達のような投資家としてはそんなことを気にしているが、サッカーファンとしては広州恒大がどうなんだろうな。というところである。

広州恒大というのは中国の広州にあるサッカーチームで、アジアの中でも強豪の立ち位置にある。そのチームを運営しているのが、名前の通り恒大ということになる。

高い契約金で移籍させて、訴えられるまで給料を支払わないというのは中国のお国柄ではあるが、昔に比べると中国リーグも徐々に強くなってきている。

個人的にはサッカーのようなスポンサーで成り立っているような商売で、国際的に広く繋がっているスポーツは、なんか協力し合って選手に負担が行かないようにして欲しい。

それはともかく、実際のところこれから恒大集団はどうなるんだろう。と疑問に思っている人が多い。

最近、中国は学習塾を運営している会社を根こそぎ排除したり、ゲーム会社を排除したり、強権ぶりがすごいことになっている。

不動産業界2位が恒大集団ということになっているが、そのインパクトはたとえ中国経済であっても看過できるものではないと思う。

とりあえず多くの投資家は、中国共産党が助けるんじゃないかという感じで見ている。なので、今の所株価もそんなに暴落していない。

暴落したのは1日くらいで、翌日には急上昇したし、下げ幅もブレクジットなどの時に比べれば全然大したことないじゃんという感じである。

いざ、破産が伝われば、それはもう暴落するだろうが、そのXデーがいつになるのか誰もわからない。そもそも中国に破産という概念があるのかよくわからない。法律もコロコロ変わってしまいそうである。

中国の不動産業界1位と3位の業績を比べて見ても、確かに恒大がダントツで資金繰りが悪いのだが、恒大が破産したら、他の企業にも影響が波及しそうではあるし、その影響を回避出来るほど資金繰り良いなーという感じでもない。

日本企業というのは、成長しないとか言われているが、やはりバブルの傷跡が消えていないので、教習所の仮免くらい安全運転で経営している。それもあって100年以上続いている企業がダントツに世界で見ても多いんだと思う。

そんなに思い切り中国に投資している人がいない限り、恒大が破産したとしても、それだけではリスクは限定的のように思える。

ただ、恒大が破産したことで、習近平氏がゴリゴリに改革を進めたり、法律をいろいろ変えたり、外資の規制を強めたりすると、普段の私達の生活にも影響があるかもしれない。

恒大がどうのこうの言っているが、個人的には韓国で元朝鮮女子勤労挺身隊員らが差し押さえた三菱重工の資産の売却命令が下ったというのが結構衝撃だった。

法律の詳しいことは知らないが、商標権と特許権とあるので、三菱重工のような日本の軍事機器をゴリゴリに作っている企業の特許権とかが勝手に売られたりしたら、それってどういう事なんだろうな。と思ったりしてしまう。

何についての特許権なのか、そもそも現金化ってどのようにするのかあまりよくわからないが、戦時中の恨みを現代で償わせるということも現実に起こり得るんだなと思うと、私の親やその前の世代が犯した罪を今の子供が償わないといけないんだろうか。

北朝鮮もバンバン花火のようにロケットを打ち上げているし、アジアがカオス状態になってきている感じはある。

そういうごちゃごちゃをまとめるとなると、次の総理大臣はかなり重荷かもしれない。私個人としては、誰が良いとかではなく誰がなっても、国民から文句言われて、最初に言ってたことを達成できなくて辞めちゃうのかな。と思ってしまうのだが、どうなんだろうか。

この時期は世界各国で大統領選挙や国家元首の選挙が行われている。

そういう全体的なお祭りムードもあって、株価も上がり調子なのかもしれない。日本の場合は総裁選の後に衆議院の総選挙が待っている。解散するか解散なしで総選挙するのかわからないが、いずれにしても選挙は投資家にとって歓迎すべきことになっている。

ネットの模様を見ていると、誰々しか相応しくないとか、○○以外あり得ないとか、そういうことが平気で書かれているが、会って話したことがない人間を信用できるかどうか見定めるというのは難しい。

もちろん政策を見て、それで正しいとか自分の考えに合っていると決めてそれで選ぶしかないわけだが、コロナのようなことがあれば何もかも変わってしまったり、簡単な仕事ではないだろう。

お笑い芸人が貧乏暮らしから急に売れっ子になると、1年くらい全く休みがなく移動中に寝るということが当たり前になる。

若かったらそれでも何とかなるかもしれないが、総理大臣になったとしたら毎日がそんな生活で、自分で辞めない限りずっとその生活が次の選挙まで続くと考えるとゾッとする。しかも60代とか70代のお祖父ちゃんお婆ちゃんがその生活スタイルになるわけである。

自分の両親がそんな極度のプレッシャーに毎日晒されて、毎日毎日移動中に寝るような生活になったとしたら、間違いなく数ヶ月で病気になるか精神崩壊して気がおかしくなるだろう。

それだけタフな仕事であるし、国民に知らせるべきことは知らせて、言ってはいけないことは墓場まで持っていかないといけない。ある意味、総理大臣を辞めた後もその後遺症は残るかもしれない。

どうやら1人で過半数を取ることは無いとの予想が出ているので、決選投票になるようなムードが漂っている。

一応、誰が総理大臣になったら、どのような業界の株価が上がるとの思惑も出ているが、果たしてどうなるんだろうか。全体的に良い影響は出ると思う。

選挙は興味がないという人が多いらしいが、自分はなんかワクワクするので、一種のお祭りのようなムードになる。理想としては、アメリカの大統領選くらい日本が盛り上がったら面白いと思うが、同時にその時の日本は平和じゃなくなっているかもしれないという危機感もある。

日本の近隣国との関係や、日本国内の問題がどうなっていくんだろうか。

正直、コロナウイルスは個人的にどうでもよくなっている感覚がある。

なんというか、ここまで政府がいろいろ対策をしたら、もうこれ以上対策のしようがないというか、個々で気をつける割合を増やしていくしか無いと思う。

あるいは、治療薬や医療の技術進歩に委ねることになるんだろうか。この期間にコロナじゃないのに救急車が呼べなかったり、病院で予定されていたがんや内臓系の手術が延期になったり、そういうトラブルに見舞われた人がもっと少なってほしい。

とりあえず11月ごろまで選挙ムードは続くようなので、海外のごちゃごちゃしたニュースを日本に持ってきて株価を下げないでほしいなぁというのが、投資家の本音で間違いない。







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