断酒6日目

アルコール依存症の人がお酒をやめると禁断症状が起こると言われるが、私ももれなくその症状と付き合っている真っ最中。
まずは早朝覚醒。もともと眠りは浅い方なんだけど、朝3時頃から15分、30分おきに目が覚める。病院で処方された睡眠薬を寝る前に飲むのだがあまり効きめがなく、量をもう１錠増やしてもあまり変わらない。午前中は眠気とだるさがとにかく辛い。仕事の日はミスをしないようにいつも以上に神経を使い精神的にひどく疲弊する。
次に顕著なのが食欲の増加。お腹が苦しくなるまで食べ続けてしまう。脳はアルコールを求めているのに食事をしても期待していたものが体に入ってこないから、まだかまだかと食べ物を口に運び続ける。摂食障害があるので、満腹中枢の感覚は鈍い方だ。断酒すると痩せるかもと僅かに期待していたのだが、当分は胃薬が手放せない。
ここまではよく聞く話なのだが、１つ珍しかったのは（幻聴、幻覚ならぬ）幻臭？を経験した。昨日何気ない瞬間に鼻から脳に抜けるように、はっきりとシャルドネのワインの香りを感じた。もちろん周りにワインはない。あまりにも突然でそれでいて鮮明で、ハッと驚いた。樽で軽く熟成させたふくよかさがありながら、パインなど完熟した風味を想像させる。私が愛していたシャルドネワイン。あぁ〜もうこれは脳の反撃としか思えない。

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