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SEX12か条。 カルチャーショックは、訳のわからない方向へ。

青年海外協力隊でジンバブエに来ている。
グラフィックデザインを教える予定。

昨日、カルチャーショックを受けて、私のストレス耐性のメーターは振り切ってしまった、、と思われた。

昨日起こったこと。

一日で、12枚のポスターを作れと言われたこと
ポスターに載せる文章原稿の手書きが汚すぎて読めない!
書き直してもらってもやっぱり読めない!
「これで読める?」と音読させられたが、肛門とかアナルセックスとか、
とにかくセックス12カ条!
ポスターの美的感覚が皆無。縦に伸びてでも字をデカく!
くそ忙しいのに、別のポスターも作れと言われたこと
プリンターとつながっているPC4台全てが、ソフトウェアのライセンス切れ(全て違法ダウンロードのため)で使えない。
そして、私のPCとプリンターのドライバーの相性が悪いのか、私のPCからも印刷できない。
データをPDFにして、アクロバットリーダーから読み込んで印刷するも
プリンター詰まりまくり祭り。。
データ移動の際は、ウィルスプロテクト効果のあるUSBを使っているため、スイッチのON/OFFがだんだんどっちかわからなくなりパニくる。
(アフリカのPCはウィルス感染してるものが多いと聞いているため)
そして、PCが電源が減ってきてスリープ状態に。アダプターを差すも接触が悪すぎて、充電モードにならない。。。

と、いろんなことが重なり、私はもう訳がわからなくなってしまい。

ざっくりと「なんでこんなにたくさんのポスターを私一人でやらなくちゃいけないの!」と叫ぶしかなかったのである。

同僚たちは、笑った。それにも腹が立った。

時おり、Japaneseと言っているのが聞こえたけど残念ながら私の語学力ではなんと言っているか聞き取れなかった。わからない自分にも腹が立った。
「なんでCorelDRAW(デザインソフトウェア)の日本版は、こっちのPCで開けないんだろうね」とでも言っていたのだろうか?
「日本人はキレやすいねえ」とでも言っていたのだろうか?

そして翌日の今日。

やっぱりどうにもこうにも印刷ができなかった。
同僚は、「使えなくなった違法のソフトウェアをもう一回ダウンロードし直そう」と言ったが、ポスター納品まであと2時間だったから、
私は思いっきり「12 posters!!」と叫んだ。「そんなの時間がかかる。ポスター12枚やぞ!」

そして私の提案で急遽始まった、
手書きのポスター作り。笑。

マジックを持って行ったけど、「ブラシがいい〜」と言って、紫の絵の具で描き始める同僚。赤字は、「これ使っていい?」とちゃっかり私のマジックでカリグラフィーっぽく描いた。

私の手書きを見て「Nicer! Faster!」(めちゃいい、印刷よりこれのが早いし!)※急いで描いたらスペルが間違っている。availabe→available


「日本だとこういう看板描く人は、高給取りか?」
「俺、カリグラフィーやってたから今度教えてやるよ」

なんだよ、この共同作業の和気藹々とした感じ。
調子狂う。そう思いながら、セックス12か条を書く。

ポスターで使った12か条の内容は、「コンドームをつけよう」とか、「アナルセックスは安全じゃ無い」「使ったコンドームを公共の場に捨てるな」とか、そんな次元だ。
なぜかというと、ジンバブエでは男性の10人に1人はHIV感染者と言われているぐらいHIVが蔓延している。私は53人の生徒を持つから、単純に計算してそのうちの5人は感染しているということになる。

それを教員養成校のスポーツイベントのポスターに貼らなくてはいけないなんて、相当である。多分どこかのNGOからの提供でコンドームを無料で配るんだと思う。「ああ自分はこういう国にいるんだ」って体感した。

でも私のイライラはいつのまにか治り、
手書きのおかげで作業は1時間で終わった。共同作業とは、不思議なものだ。
まだまだ現地の同僚たちと圧倒的に「共同作業」という体験が足りないのかもしれない。

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ぜひジンバブエのヴィクトリアの滝に遊びにきてください!
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アフリカのジンバブエでグラフィックデザインの先生(2019-2021)。 ジンバブエ断続的停電、断水の日々。

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