day78 魔女の修業は始まったばかり
ジンバブエに来て78日目。80日以上経っているかと思ったので意外。
今日もどうやら、ここ数日続いている女性特有の月経前症候群(PMS)というやつ。朝からなんども目眩があって、気分を上げにくい。外から聞こえる、キリスト教のポップな合唱にもなんだかイラついている私。ジンバブエに来てからストレスのせいかPMSの症状が酷くなっている。
今日はなるべく自分に楽をさせてあげよう。
近所のフローレスさんちに洗濯機を使わせてもらいにいく。
(いつも手洗いで洗濯している。溜めると結構大変。。)
PMSの時にやるといいことをネットで調べる。ストレッチもいいし、映画を見て泣くというのもいいらしい。
スタジオジブリの「魔女の宅急便」を見ることに。
そしたら、「青年海外協力隊」と「魔女の修業」は
いろんな要素がダダかぶり。号泣。
協力隊の人は活動中立ち止まったら
「魔女の宅急便」を見るといいかも。
書き出すとキリがないけど、一部リストしてみると、こんな感じ。
・新しい街へ一人で行く
→協力隊は、僻地で一人で活動する人も多い。
・修業を終えた魔女は、特技を使って街や人に貢献していた
(キキは自分に自信がなくて、他の先輩魔女が羨ましい気持ち)
→協力隊は、自分にやれることで、途上国へ貢献する
・新しい街へ着いたワクワクした気持ち
→私はワクワクした
・街の人々の表面上のWelcome(なんとなく歓迎されてない感じに気づく)
→最初は嬉しいけど、文化の違いとか社交辞令に感じることも
途上国では、中国人に間違われたり、他の蔑称で呼ばれることが多々ある。
もう結構最初のシーンで号泣。「あーこうだったなあー」と。
・辛い中で、自分を助けてくれる心優しい人、場所に出会う
→いろんな人がいるけど、こういう人や場所があると救われる
・汚い部屋を提供され、生活を整えていく
→私の部屋、カビくさかったり、虫の死骸や糞とかいろいろあった
・生活って物入りねえーって気づく
→慣れないスーパーで買うものいろいろ。高く感じたり。
・猫のジジは窓から目が合った白猫にそっぽ向かれ、第一印象最悪→最終的に付き合う
→途上国でのいろんなカルチャーショックもこうやって受け入れていけるのかも。
・step1.人の役に立つ小さな成功体験をする(赤ちゃんのおしゃぶり配達)
step2.自分の役割を見つけて実践する(宅急便を始める)
step3.差し出したものが自分にかえってくる喜び
(初めての報酬、黒猫のぬいぐるみ配達)
→キキは、グーチョキパン店で住まわせてもらって翌日すぐに「魔女の宅急便」というアイデアを形にしている、すごい行動力。
途上国で、一体何が人々の役に立つのか?これは活動していかないとわからないこと。
私はまだstep1をもう少しいろいろ体験したいところ。
・トンボ君に、「魔女だから」って珍しさで近寄られてることに苛立つ、どうやって心を開いたらいいかわからない
→珍しさで「写真を撮ろう」とか握手とか挨拶とかされるけど、一体どうやって人を信じていいのかわからない
・配達以外にも、自分で仕事を見つけてやり始める”なんでも屋”
配達先でニシンのパイを焼くために、長らく使っていなかったらしい薪のストーブを使って焼くのを提案して実践する
→協力隊は、要請内容と違うことを求められる場合もしばしば。なんでも屋です。
・同じ体験を通じて心がつながる瞬間が訪れる(キキとトンボが自転車でこける)
→異文化理解の面白さって、こういう瞬間だと思う
そう、私は修業に来ているのだ。
自信をなくしたら美しい海(私の場合は山)を見て。
私もキキとジジみたいに、しばらくパンケーキ食べようかな。
まとめ
「青年海外協力隊」と「魔女の修業」は
いろんな要素が似ている。
人生に通じるヒントがいろいろある。
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