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マネフォとfreeeと弥生

こんにちわ!伊藤会計事務所の池田です。
弊社では現在、マネーフォワード、freee、弥生会計の3つの会計ソフトを利用しています。
シェアだと、弥生5割、マネフォ3割、freee2割くらいです。
新規開業の方で、弊社のご提案どおりに初期設計をお任せ頂ける顧問先には、ほぼマネフォかfreeeを提案していますが、既存の記帳代行先や自計化先については、無理してクラウドに切り替えるよりは、STREAMEDや早業を使って上手く自動化しながら、弥生のまま運用をしています。
弥生会計のデータ取り込みサービスも進化してきているので、今後が楽しみです。
もちろん、クラウドに切り替えて月次決算を早期化できた事例もあります。
事務所の考え方として、この3つのソフトはどれも一長一短特徴があるので、顧問先に合わせて最適なソフトを提案する、というスタンスをとっています。
この記事では、弊社なりの会計ソフトの選び方をご紹介していきます。
かなり長くなりますが、お時間ある方は最後まで読んでみて下さい。

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クラウドか、弥生か、

まず最初に検討するのは、クラウド(マネフォ、freee)でやるか、弥生でやるかです。
これは入力のもとになる紙証憑のボリュームで判断しています。
紙が多いのか、電子(ネットバンクや連携サービスから引き込んだ明細、エクセルで作った現金出納帳など)が多いのかで判断します。
肌感覚的には7割くらい電子化された証憑があるとクラウドで進めたほうが効率的になるようです。

紙の情報を電子化する文字起こしサービス(STREAMED,invox,freeeのデータ化サービス)もありますが、scanする手間とコストがかかってしまいます。
できるだけ、直接クラウド会計にデータを取り込める明細を多く作れるように、業務フローを構築していくことが大事です。

税理士事務所(自計化顧問先)のクラウド会計を用いた業務効率化は、クラウド会計の操作テクニックを磨く事ではなく、紙のデータをいかに電子化するかにつきると思います。クラウド会計は運用がうまくいけばいくほど、データを触る時間は減っていくので、操作方法を勉強するよりはクラウド会計と相性が良いサービス(請求書・経費精算・給与計算などなど)を提案して、導入できるようになったほうが建設的だと思います。

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マネフォか、freeeか

クラウドでやることを決めたのなら、マネフォかfreeeかの選択です。
比較検討される事の多い2社ですが、見た目は似ていても、中身は全く別のソフトで、例えるならコーラとコーヒーくらい違いがあります。
間違って手を付けると、とても嫌な思いをします、、、

弊社では、マネフォは会計ソフト、freeeは経理ソフトと認識しています。
会計は請求書や領収書などの証憑を転記して試算表を仕上げる工程
経理はその上流の請求書等の発行、入金管理、支払業務、経費精算などの工程と定義しています。この様に、得意分野(作業領域)が全く異なるソフトなので、選択を誤ると痛い思いをします。
特に上流の経理部分を全く考慮せずにfreeeを使い始めると、まさにコーラと思ってコーヒーを飲んでしまった。コレじゃない感満載の残念な体験が待っています。
弊社では業務フローをどの程度それぞれのクラウド会計にフィットさせることができるか、という判断基準で、マネフォとfreeeを使い分けています。

家計簿アプリからスタートしたマネーフォワード

マネーフォワードは元々家計簿アプリからスタートした会社です。個人向けネットバンクやクレカの利用情報から全自動で家計簿を作成するとても便利なアプリです。特にクレカのポイント管理ができる機能が秀逸です。
自動連携機能の素晴らしさを知るいいキッカケになるので、マネフォの家計簿アプリは是非試してみて下さい。
ちなみに弊社では従業員にマネフォの家計簿アプリのプレミアムプランをプレゼントしてます。

家計簿アプリで培ったAPI連携のシステムを活かして、ビジネス向けに開発されたのが、マネーフォワードクラウド会計です。
仕組みとして、既存の会計ソフトの仕組みはそのままに、仕訳を切るために必要な情報(明細)をAPI連携で外部からどんどん取り組んで処理していくという構成になっています。
税理士事務所が一般的にイメージするクラウド会計とはこの様なイメージではないでしょうか。
そのため、一番のメリットは税理士事務所(弥生で自計化していた顧問先)にとって使いやすく、導入の際の初期設計も簡単だということです。良くも悪くもシンプルな設計になっているので、既存の業務フローそのままにマネフォに置き換えるだけでクラウド会計のいい部分を享受する事ができます。弥生からのデータ移行もストレスフリーです。
極端な話、初期設計をきちんとすれば覚える事は、自動仕訳ルールの作り方(部分一致・複合仕訳ルール)だけでいいとさえ思っています。

簡単!便利!使いやすい!これがマネーフォワードクラウド会計です。
マネフォの半分は税理士事務所への優しさで構成されている!
といっても過言ではないでしょう。いつもありがとうございます。債務管理機能、早くなんとかしてね。

クラウドERPのfreee

ERPとは、企業活動で必要な経営資源や情報を一元的に管理し、限られた資源を効率的に活用しようという考え方
「Enterprise Resources Planning(企業資源計画)」の略語です。

なんの話が始まったんだと思ってしまいますが、これfreeeの話なんです。
ERPを上手に説明できる自信はないので、リンク先を読んで頂きたいのですが、freeeは日々の経理業務をfreee上で行うことによって真価を発揮する仕組みになっているとご理解頂ければと思います。

freeeの場合、僕たちが仕訳と認識している要素は取引という概念で運用されています。これが良くも悪くも曲者で、freeeが使いにくいと感じる理由は大体コイツのせいです。
ここらへんは智原先生が別記事で上手に解説してくれるはずなので、智原先生にお任せします。智原先生よろしくおねがいします。

僕たちが使い慣れている会計ソフトとはちょっと雰囲気が違うfreeeですが、上手く使うと今までの会計ソフトにはなかった新しい体験が待っています。
特におすすめしたいのが、入金(支払)消込機能と銀行振込の機能です。

freeeの消込はとても秀逸で、入金支払(仕訳)を処理するときに、売掛金(買掛金)の中から、この入金(支払)だよね?と候補を上げてきます。賢い。
手数料の誤差であれば、ワンクリックで調整もしてくれます。超賢い。
これは仕訳ではなく、取引で管理しているからこそのfreeeのお家芸です。

次に銀行振込機能です。
使い方としては、請求書が届いたらfreeeに取引を入力します。
振り込む時は、freee上でこれとこれって感じで選んで、振込用データを作成し、指定のネットバンクから振り込むことができるのです。払ったか払ってないかもfreeeが覚えといてくれます。ヤバい。
ジャパンネット銀行をご利用の場合、freee上で振込までできちゃいます。超ヤバい。
イメージとして、仕訳を切ると、振込までできちゃう。
これが銀行振込機能です。この機能中毒性があるらしく、一度使うともうfreeeのこと以外考えられなくなるそうです。超アブナイ。

ただ、上記の様な便利機能を使いこなすには、日々の経理業務をfreee上で行う必要があるため、初期設計の難易度はかなり高いです。
既存の業務フローの中にはいろんな理由でどうしても変えれないという部分もあると思います。
業務の一気通貫性が高く、ハマると爆発的に効率化するのがfreeeですが、
がっつり載せてしまわないと、ただただ使いにくいソフトになってしまうのもfreeeです。
会計領域を今まで担当していた税理士事務所が、請求書の発行やら支払いの方法を提案するのは、かなり心理的ハードルも高いと思います。
ですが、ここをクリアしないと、真の意味でのfreeeを使った業務効率化にはなりません。

freeeが苦手な時は智原先生が使ってるfreeeと僕が触ってるfreeeは完全に別物だと思ってました。(CHIHARAプランはどこで買えるんだ?)
最初は凄い無愛想だけど、仲良くなると急に良い子に見えてくる、
この二面性こそがfreeeだと思います。

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さいごに、

機能面での話をここまでしてきていうことじゃないかも知れませんが、最終的に迷ったら、もう自分の好みで選んじゃってもいいのかなと思います。
家計簿が好きだからマネフォ、twitterに情報が多いからfreeeでもいいです。
大事なのは最初に定めたサクセスまで、きっちりやりきることです。
どんな選択をしても、導入初期の生産性は落ちます。
業務生産性を上げるための業務が増える。意味分かんないです。
でも、その時にいやいや使っているソフトよりは自分が気に入ったソフトを使っていた方が乗り越えられる可能性が高くなると思いますので、
この記事が皆様にとって推しの会計ソフトを見つけるヒントになれば幸いです。

あーーー
freeeみたいに便利機能満載で
マネフォみたいに導入が簡単で
なんかあっても弥生みたいにさくさく仕訳が修正できる
そんな会計ソフトがあったらいいな!!!!!

拙い長文を最後までお読み頂きありがとうございました。
(多分3ヶ月後くらいにこの記事書き直してます)

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