あいみょんの音楽について23歳女フリーターが語るただの感想
あいみょん。彼女のことを知ったのは2年くらい前。
私は彼女の良さを全然理解できず、「名前からして聞く耳をもたない」といった偏見と食わず嫌いを発揮させていただけなんだけど、某花の名前の歌をきいてもなかなかピンとこなくて、「?????」となっていた。ずっと。
ひょんなことから(自分で行動を起こしたからひょんなことではないし、そもそもひょんってなんだ)俳優育成スクールみたいなところに受かり、通うようになったのですが(3回くらいでもう行かなくなった)
そこのプロデューサーみたいなひとが、私とは全然関係ないところであいみょんの話をしていて。「彼女、キマすよ(時代に)」「愛を伝えたいんだとか、すごくいいですよ。ミュージックビデオも」と喋っていて。あいみょんの名前もその音楽も知っていた私は、「なんでだろう」という思いがずっとあった。シンガーソングライターだから?でも私にとってどこのシンガーソングライターもどんぐりで、見る目ないなこの人たち、と思ったりもして(誰目線)、それもあって「この見る目ない人たちとはそぐわないな」となんとなくフェードアウトしていったんだっけな。
私の見る目が変わったのは去年の年末。
「あなたの両腕を切り落として
私の腰に巻きつけたら
あなたはもう二度と他の女を抱けないわ」
冒頭から、メロディーと歌詞におもわずふり向かずにいられなかったんだけど、それはこの歌を歌い始めた子がわたしの好きな女の先輩だったから、ということでもあったけれど、私は一気にその「貴方解剖純恋歌〜死ね〜」にハマった。
わかりやすい過激な表現ってだけで、もっとコワイ歌詞なんかいっぱいある。ユーミンの「真珠のピアス」なんて、自分じゃない他の女と結婚する男の部屋に自分のピアス片方おいてくわ、と歌ってるし、某ジブリに使われているあの曲だってバスルームにルージュの伝言残して義母に会いにいってるっていうんだから、末恐ろしいことこの上ない。
だからこのあいみょんの「貴方解剖純恋歌」はよくある恋愛ソングだ。だけど、そのストレートさが心地いい。サビの部分よりAメロの方が盛り上がる。大塚愛の「黒毛和牛上塩タン焼き680円」ばりのど直球さである。かわいい。女はかわいいという表現そのものだ。
恋する女はかわいい。これは平成だ。恋する女はコワイ。これは昭和。じゃあ令和は?令和………………
令和の恋愛観ってなんだろうね。
楽しくて気が狂う恋しかしたくないんですけど、どうですか、恋愛、向いてますかね。
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