【詩】calm
街角に月が上る
なんてことない日々の隙間から
ふと君の名を口にする
夜話しのつづき
君にだけ使えた言葉
もう忘れてしまった声
叶わなかった夢を
君は寂しさと呼んで
何一つ言えない僕の横で
そっと撫子に水をやった
とけた雪の消える朝
旧り行く全てに
終わりを告げた君のこと
ここに花束
僕の心は凪いだまま
無情な秒針だけが音を立てる
画像 : お借りしました
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街角に月が上る
なんてことない日々の隙間から
ふと君の名を口にする
夜話しのつづき
君にだけ使えた言葉
もう忘れてしまった声
叶わなかった夢を
君は寂しさと呼んで
何一つ言えない僕の横で
そっと撫子に水をやった
とけた雪の消える朝
旧り行く全てに
終わりを告げた君のこと
ここに花束
僕の心は凪いだまま
無情な秒針だけが音を立てる
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