【詩】こわい
こわい
こわい
息を止める寸前みたいに生きてたら
社会とかいう周回軌道上に乗っかっちゃって
うまく笑えてる?
上手にできてる?
そまることに慣れてしまうのは
悲しさだって
叫ぶことさえできない檻の中
それっぽいことをそれっぽくやって寝る
それっぽいことをそれっぽくやって死ぬ
意思のない怪物みたいだよ
こわい
こわい
そんなふうに生きるのがこわい
でも、こわいじゃなくて怖いを知ったとき
きっと大人になれるんだよ
私はまだ子どものままなんだ
それもなんだか悲しいんだ
まだこわいんだ
画像:自作
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