【詩】一輪草
さざめく心を陽の光に晒した
縋りついている
記憶に生かされている
僕はまだ君のせいで生きている
残ったものを何に喩えよう
託された祝日を愛のありさまを
表したいのだ
思わず君が息を吹きかえすほどに
この唄の意味さえ
風は蝕んでゆく
葉が朽ちてゆく
その夜に一輪草が芽生える
はじまりは花筵
おわりは春の星
忘れることのない日々のかけら
僕のランゲージは
君のくれた本当で満たされている
異なる詩々の中に
同じ色を見つけたのなら
それは僕が見ていた君の姿だ
画像:個人撮影
一輪草の花言葉 追憶
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