【詩】Just be with me.
なだらかに凪ぐ
そして分かる
君は自分を蝋燭だと、
はじまりもおわりも
選べないとこぼす
透きとおった肌
おとといの呟き
空の上の光になりたい
雨のベールはきれいだ
君のこぼした涙も
含まれているのだろうか
ビニールの傘で受けとめる
所在なげに舞う
ぶっきらぼうな天使
空はすぐそこだよ
しゅんとした僕に囁く
息のつづかない可惜夜
僕はまだ、
ここで君と今を知りたい
ただ僕のそばにいて
空の上にある遠い輝きを
たった一瞬の僕らより
うつくしいなんて云わないで
はじまりとおわりを
選べないことで出会えた僕らに
泥む日の燦めきにふれて
画像:お借りしました
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